海は広いな


遠くから近づいてきたモノは・・・
初めて遭遇する生物でした。(^^;)


                  6月5日 大社沖ジギング 

また中止になった・・・。
今年はジギングに縁がない。
去年、イカに狂った(今年もだが)バチでも当たったのだろうか?(笑)
ジギングを計画するたびに、天候や仕事の都合でボツになった。
今回もまた、天候不良により室戸沖ジギングは中止となった。

しかし、gachapin氏が機転を利かしてくれたおかげで、ジグだけはシャクれるコトになった。
太平洋は4mの波浪予報だったが、日本海は1mと穏やかな予報だったからだ。
場所は島根県大社町
神々の集まる「出雲大社」のお膝元ある。
船宿の「小づちや」さんのお店は出雲大社のほぼ真ん前にあり、
出船前には、3人でお参りに行って来た。・・・釣れますように(−人−)

大社沖は以前からジギングが盛んな海域で、ブリ族の宝庫として有名である。
私はなぜか今回まで縁が無かったため、今回が初めてとなる場所だ。
ここでは、スパンカーを使用せずシーアンカー(海中パラシュート)での流し釣りが展開される。
更には、春イカシーズンには船からのエギングもできると聞いて、
イカ魂もかき立てられることになった。(←やっぱりイカか・・・笑)

当日は午後便しかとれなかったため、出雲そば(写真無)を食べてからの出撃となった。

港から船を出すと・・・風が強いようだ。
予報では微風ということだったが、やはりアテにはならない。(-_-)
朝イチにはマルゴ(ハマチ〜メジロ)やワカナ(ヤズ)がバタバタと食って
昼には食いが悪くなったそうなので、まずは岸沿いのイカから。(^^)/

しかし・・・。
強風で船が流されるため、とてもエギで底が取れない。(T_T)
4.5号シンカーチューンでかろうじて取れる程度だ。
とりあえずイカの反応が欲しいので、ジグを中オモリ代わりにして底を探る。(^^;)
これなら底は取れるのだが、まったく反応が無いため諦めて沖を目指した。

シーアンカー(写真無)は話通りまるっきり海中パラシュートの形態をしていて、
強風の中、我々の乗った船を懸命に引っ張り続けてくれた。
200gから徐々にサイズを落としながら、シャクリ方をいろいろ試すものの反応が無い。
他の2人も同じようで、時合い待ちのような状態だった。(ちょっとマズイ状況・・・)

ふと、沖の方の動くモノに気づいてみんなで目を凝らした。
「イルカ?いやもっと大きくない???」
「クジラ???潮吹いているもんな。」
「1頭だけじゃないな。何頭かいるぞ。」
「魚も釣れんし、ちょっと追いかけてみようや!」


暇つぶしにその黒い生物に近づいてみることにした。
見失ってはまた見つけて徐々に近づいていった。
かなり近くになり、船の横に浮上したソレには白と黒の模様がはっきりと見えた

「シャチじゃ!!」(驚)

そう、海の暴れん坊「シャチ」様だったのである。(上の写真じゃ分かりませんね。)

「こりゃしばらく釣りにならんわ。」(どうせさっきから釣りになってないが・・・笑)
ちょっぴり感動の一瞬だった。(^o^)

夕方近くになり、やや風が落ちてきた頃、一瞬だけワカナの食いが立った。(船中4本)写真無
スローなタダ巻きか軽いトゥイッチでしかヒットしなかった。
以下の釣果よりその状況を読みとってください。m(_ _)m

3本釣ったのは、PE3号タックルでジグ85gを使用した人。
1本釣ったのは、PE3号タックルでジグ115gを使用した人。
ボーズだったのは、PE4号タックルで150g以上しか用意していなかった人。

大きめなジグが全盛のこの時代でも、小さめなジグを持っていくことの大切さを
再認識させられるような結果だった。(^^;)

帰りがけに風の落ち着いた中で、もう一度イカに挑戦した。
岸沿いを丹念に攻めたが、3人揃ってノーバイト・・・。
船長曰く「イカは5月いっぱいですね。6月になるとこの辺では見ませんね。」だって。(T_T)

帰港後、近くの漁港でエギングを暗くなるまで3人で試みるが無反応・・・。
5月にはあれだけ人がいた波止なのに、ガラガラだった。
やはり時期が終わったのだろうか???
来年は絶対5月に来てやるぞ〜!!

今回、急遽楽しい釣りをセッティングしてくれたgachapin氏に感謝!(^^)/
シーアンカー出雲そばの写真を撮っておくべきだったと今頃にして思う・・・。
また今度・・・。(−人−)



黄昏のオン・ザ・テトラ
メチャメチャ釣れそうだったけど、イカは来ず。




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