5月3日 足摺沖ジギング 去年の連休は凄かった。 足摺沖の活性が上がったブリの群れがガンガンジグにバイトしてきた。 私の不徳のいたすところで、ビッグなヤツをキャッチすることはできなかったけれど、 間違いなく高い確率で10kgUPを手にできるゲームだった。 足摺沖ではこの春の青物フィーバーが恒例となっているそうだ。 今年もまた、あのゲームを味わいたくて足摺に向かうコトになった。 なのに今年は、5月に入っても依然として沈黙が続いている。 いったいどうなっているのだろうか・・・。 前日のハードな仕事を終え(←もうヘロヘロ)、その日の夜に岡山を出発した。 去年は連休の中日に無謀にも昼間に移動したが、 見事な大渋滞に巻き込まれた苦い経験がある。(汗) 途中の猛烈な睡魔(怖)と格闘しながら、どうにか港に到着し1時間ばかり仮眠をとった。 いつもなら興奮のため寝付けないのだが、疲労のためぐっすりと眠れた。(笑) 携帯のアラーム音で目を覚まし、パンを頬張り、道具を積み込む準備をする。 防波堤の外では波の音がものすごい。 そんな中、3時過ぎに出船となった。 海に出ると、思ったほど波がないので安心して、六の瀬まで眠りについた。 ポイントに到着し、ジグを落とす。 潮はやや二枚潮のようだが、さほど早い方ではないようだ。 底はあまり動いていない。(-_-) 水深120m前後で200gでギリギリ底が取れるが、 やや効率が悪いので300gにチェンジする。(う〜ん・・・守備範囲オーバー・・・笑) 何度かやっているうちに、新居浜の稲井氏にバイト! 420gをガンガンしゃくっていたロッド(※注)が曲がっている!! ※注 聞くところによると、 このロッドは対六の瀬カンパチ用にスパルタスに特注した 13oz用スペシャルロッド(プロト)だそうで、異常なほどのパワーを秘めている。 420gのジグをティップでチョンチョンとシャクることができるロッドだ。 魚が徐々に浮いてきた。 ナイスサイズのようだったが、ファイトの途中に他の方のフックが絡み、 残念ながらフックアウト・・・。 それなのに、その人は絡んだコトに一言も触れず残念がった。 (そんな心の広さを見習いたいモンである。) しかし、しばらくしてまたもやその方にバイトが!!!(凄) どうやらこのロッド、タダモノではないようだ。 そして、そのロッドで420gをガツガツしゃくる稲井氏もまたタダモノではない!!(笑) 今度はさっきよりもかなりのビッグバイトだ!! ゴンゴンと頭を振ったのか、ロッドを揺すった後の強烈なファイトだ。 ロッドが大きく曲がり、ステラ20000PGからPE7号が引き出されている!! 瀬周りで釣っているため、「走られる=根ズレ」となるポイントだ。 思わずアングラーがスプールを手でつかんだ! ・・・その瞬間、ロッドはテンションを失った・・・・・・。 回収してチェックすると、高切れを起こしてしまったようだった。 PE7号が高切れ??? ・・・もしかすると、 最初のファイト中に絡んだ他のアングラーのフックで ラインに傷が入っていたのかもしれない・・・。(←私の見解) これは悔やんでも悔やみきれないだろう・・・。 しかし、稲井氏は「次は8号を巻いてきます!!」と爽やかに言った。 (なんて前向きな人なんだろう・・・) おそらくビッグなカンパチだったに違いない・・・。 その一部始終を隣で見ていた私は思った。 ・・・私の手にはおえません・・・<(_ _)> (←笑) 六のデカンパは、どうも私には無理のような気がしてきた・・・。(←筋金入りの軟弱モノ) その後、ポツポツと単発なヒットがあり、小振りなカンパチと底モノが船中に上がった。 デカイバイトはそれっきりだった・・・。 私はというと、お昼前にやっと4kgくらいのハガツオを1本とったのみだった。(-_-) 時間は過ぎ、港に向かう時間がやってきた・・・。 横になって寝ていた私の耳になにやら声が聞こえて、目が覚めた。 外に出てみると、あたり一面に海鳥が飛んでいる。 その下ではナブラが起きているではないか!! デカいブリのナブラだそうだ。 慌ててタックルを握りしめ、キャストを始める。 ・・・が、あろうことかポッパーもペンシルもミノーも持ってきていない。(>_<) 手持ちの中で一番小さいジグ(100g)に頼るしかない。 水面を早引きしたり、ジャークしたりするがまったく反応がない。 結局ノーバイトで終わった・・・。(涙) 船中1本のメジロがとれただけだった。 その方はミノーを投げていた。 小さめで飛ばなくて苦労していたが、魚は反応したのだ。 教訓・・・「 ポッパーは 投げないときでも 持っていけ 」 あいかわらず、懲りない性格に自分でもあきれてしまう。(泣) でもね、いろいろ持っていくの面倒なんですもの・・・。(T_T) 本当にイイ天気の1日だった。 陸に上がり、車を走らせて、夕方からアオリイカを狙いに某漁港に立った。 2時間ほどがんばったが、アオリは姿を見せず、チビなヤリイカが遊んでくれた。 カンパチ・ブリ → ハガツオ アオリイカ → ヤリイカ と、今回の足摺の旅は「ゲドーな結果」に終わった。 しかし、釣り自体は非常に楽しかったのでカンベンしてやることにして、 連休の渋滞の中、高知を後にした。 ※ これを書いている現在(5/9)足摺ブリ爆釣のニュースが飛び込んできた。 いよいよビッグゲームの幕開けか?! 次回は5/18が足摺ジギング予定である。 スーパーなゲームになることを期待したい!! |