秋の到来



コロッケサイズが湧いてます。



                  8月28日 日本海エギング

大好きな秋イカのシーズンがやってきた。
気温はまだまだ夏(この日は33度まで上がった。)だが,
海の中はゆっくりと秋に移り変わっているようだ。

今回は鳥取県東部〜兵庫県西部を探ってみることにした。
天気予報の波高0.5mの声に思わず顔がにやける。
昨年はいつも波や風に悩まされてくやしい思いをしたことを思い出す。

目で見ながら釣るのと,想像しながら釣るのでは楽しさは雲泥の差だ。
見えるからイカ釣りが楽しいのである。
なにしろ相手の反応が丸見えなのである。
夜釣りは良く釣れるかもしれないが,見えないのがイケナイ。(笑)
まあ,このヘンは好みの問題なので,ナイト好きの方許してね〜!(謝)


10時(遅!)に日本海に着くと,見事な凪っぷり!
波は風のさざ波程度か?(大げさ)
しかし,時折雨が激しく降ったりやんだりの天気である。
暑いのでちょうどイイが,湿気がスゴイ。

最初に寄った漁港に車を止めると,ネーチャンが出てきて駐車料1000円くれと言う。
隣に砂浜があり,海水浴の駐車場になっているらしい。
「港の外ならエエか?」と聞くと外なら金はエエらしい。(笑)
少し歩かないといけないが,仕方ない。歩く。(貧)

堤防にはポツポツとイカが浮かんでいて,格好の遊び相手になってくれた。
釣っているウチにスレてくるので細かく移動する。

平日なので他の釣り人はほとんどいない。
じいちゃん3人組がアジ釣りにやってきた。
今年はアジが少ないとぼやいていた。

砂地のポイントで底を取っていると,コウイカとイイダコも抱いてきた。
のんびりとした時間が流れていく。

港内のめぼしいポイントを探り終え,別の漁港に移動する。

次の漁港にもイカはたっぷり湧いていた。
彼らは無邪気にエギに寄ってきてその動きをジッと観察する。
その仕草がたまらなく可笑しい。
猫をじゃれつかす,あの感覚である。
ルアーゲーム本来の,釣果優先ではない楽しさがそこにはある。

おりゃ!そりゃ!これならど〜だ!とりゃ!
なかなか抱いてこない相手に向かって,意味不明の独り言を発する。(笑)

一定の距離を取り付いてくるヤツ。
寄ってきては離れ,離れては接近するヤツ。
ちょっと触ってはさささっと逃げるヤツ。
勇気を出してグワッシと抱きつくヤツ。
それを遠目に観察してるヤツ。

ホントに個性があっておもしろい。
時間が経つのをついつい忘れてしまった。


 釣っていて思ったことがひとつ。
 群れの中の1つを釣ると吐いた墨で他のイカにプレッシャーがかかる。
 すると,その群れのイカは突然つき合いが悪くなるのだ。
 さっきまでの情熱は一気に冷めたがごとく,遊んでくれなくなる。(悲)
 上手な人は群れから1つずつ誘い出して,離れたところで抱かせるらしい。
 なんだか,詐欺師か誘拐犯の臭いがするが(笑)数を釣るには有効な手段だろう。

そんな,なかなか抱かない渋いヤツらと遊ぶとなおさら時間が経つのも早い。
時計を見るともう16時が近い。
もっと早めに切り上げて帰宅する予定だったが,ついつい遊びすぎてしまった。
まだまだ遊んでくれそうなイカたちがいそうだけれど,帰路につくことにする・・・。





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