七転び八起き
(その3)


ソイを手にして、ニッコリ笑ってます!
しかし、心の中は???(笑)



             10月12日 山陰・島根半島沖ジギング 


「どうしたの?タックルが足りないの?」

驚愕の事実に青ざめる私(前頁参照)に声をかける人物がいた。

その人物は,今回偶然同じ船に乗り合わせていた和田さんだった。
和田さんは岡山のルアーゲーム(バス・トラウト・ソルトなど多岐に渡る)を
常に切り開き,開拓してきた方で,私にとって大先輩なのである。
いつでも真剣に魚とまっこう勝負する,バリバリのルアーマンである。

「よかったら,僕のを使ってよ。」

彼は笑顔でそう言った・・・
・・・なんて優しい人なんだ〜〜〜(涙)

   実はこの後,タックルに不具合が生じてしまい,
   さらに和田さんはもう1本の自分のロッドを貸してくれた。
   自分は,残るベイトタックルのみでの釣りを強いられる状況にも,
   「いやあ。最近はベイトタックルが好きでこればっかりなんです。」
   と嫌な顔一つ見せない。
   「どうぞ,使ってください。」と笑顔でロッドを渡してくださった。(涙)

   ホンマにありがとうございました。<(_ _)>

   ↑このとき,取材グループの中の方が見ず知らずの私たちにタックル(ソルティガ)を
   貸して下さいました。さすがに,面識が無いので恐縮してお返ししました。
   みなさん,イイ方ばかりで胸がいっぱいです!!

「ワシのも使やあエエで。」
マーボもそう言ってくれる。

絶体絶命の大ピンチを,たまたま同船していた岡山アングラー2人が救ってくれたのだ。
和田さん!マーボ!ありがとう〜〜〜!!!(T_T)
猛烈に感謝してます。m(_ _)m

「釣りは段取り8分」
昔の人はよく言ったものだ。
これから,この言葉は忘れまい・・・


さて,おかげで大ピンチから抜けだし,無事ジギングを開始するコトになった。

今回私が用意したロッドは,
 MCワークスのオオマサスペシャル565HSとソルティガヒラマサ63S である。
2本のうちライトな63Sをまたこさんに託し,80〜150gをシャクってもらうことにした。
もう1本のオオマサスペシャルは,名前の通りオオマサに照準を合わせたロッドである。
つまり・・・強い。
そう,今日の私は1日ストロングスタイルで通すことに決まった。(汗)
200g前後でシャクリ続けるのだ!!(修行じゃ〜・笑)

ちょうど,楽しみにしていた初めて使うジグ(キラージグ170gとアイルメタル200g)に
ピッタリのタックルである。(要は気の持ちようである。笑)

せっかくだから,この2本のジグと1日お付き合いするコトにした。

昨日は潮が動かなかったらしく,
潮の動くところを大きく移動しながら探す作戦だそうだ。
何回か移動すると,ヒラマサがポロポロと船中で当たり始めた。

始めに和田さんがかけた。
余裕のファイトで1本目のヒラマサをゲット!
さすがなのである。(感心)

和田さんが2本目を取った後,
それまで訳あって(笑)システムを組むのに忙しかった私にも
待望のヒラマサがヒット!!
無事ランディングし,一息つくことができた。
小マサだったので,写真はすぐには撮らなかった。
後ほどもっとイイのを釣る予定だったのだ。(笑)

ミヨシの方は・・・!!
取材グループは次々にヒットさせているではないか!!(凄)
見ていると,スゴイシャクリっぷりだ!
ソルティガブロスの吉田さんなんか肘を中心に120度くらいはジャークしている。
しかも素早く,リズミカルに,軽々と!!!

肝心のまたこさんはというと・・・がんばっている。(笑)
お兄さんたちも,がんばっている。
誰一人,休む者はいない。(感心〜)
マーボも・・・がんばっている。
みんな!がんばれ〜!!(自分も含む)

何度か移動するウチに,ペンペンシイラの群れに出くわした。
思わずジグを落とすのをためらってしまう私・・・。(←シイラが苦手)
でも,ジギング初体験のお兄さんたちは違った。
やっと出会った獲物と楽しそうにファイトを繰り返している。
なんだか,自分が忘れてしまった気持ちに触れたような気がした。
(だって,血まみれになって暴れるんだもの・・・)

そんなシイラ騒ぎの中,黙々としゃくっていたマーボがヒラマサを釣った
シイラの嵐の中で,である!
分からないモンである。

ここで,またこさんもシイラを釣り,とりあえずみんな丸ボーズは逃れた。
後は,本命のヒラマサを待つだけだ。
「このままペンペンだけで終わりたくない〜!」
そうつぶやくまたこさんの気持ちが痛いほど分かる。
なにしろ千葉からきているんだから。
なんとか初ヒラマサを手にさせてあげたい。

とはいえ,私自身も最初の1本の後はといえば・・・
バイトがあってもフックアップしなかったり,掛かりが浅く途中でバレたり,
底でかけたので間違いないと思ってあげてくるとシイラちゃんだったり・・・

と,恥ずかしながら,またこさんに教えてあげる立場では無い・・・(汗)

その間も,ミヨシの方々はコンスタントに誰かしら釣っている。
やはり,ヒラマサはテクニックの差が出るものだ。

しかし,1度だけチャンスはあった。
左舷トモの和田さん,マーボと続けてヒット!
その前の私とまたこさんは期待に胸をふくらませシャクったのだが,
2人を飛ばして,お兄さんにヒット!!
めでたくトリプルヒット&お兄さん初ヒラマサとなった。

その後,ヒラマサのアタリが遠のき,あきらめかけていたとき,
またこさんにヒット!!

大事に上げてきたのが,上の写真のソイだった。
久しぶりの魚に喜ぶまたこさんの顔が微笑ましい。
でも,お兄さんはヒラマサだっただけに複雑か???(笑)

残念ながら,その後はヒラマサには恵まれず,
ツバスサイズの仔マグロ(笑)やシオがパラパラと当たったのみに終わった。

結果,船中18人でヒラマサ24本となった。

帰りの船中でソルティガブロスの吉田さんから,
大きくジャークするシャクリ方のコツを教えてもらった上,
「明日も釣りますから!」と,またこさんとお兄さんの友達に1本ずつヒラマサまで頂いた。


今回の釣りは,手を差し伸べてくださった方々無しには成り立たなかった。
釣り場でのトラブルをいろいろと耳にするが,
ソルトの世界は,まだまだ捨てたもんじゃありません!!
この場を借りて,改めてお礼を言いたいと思います。
お世話になった方々,本当にありがとうございました!!<(_ _)>

また,遠方から来てくださったまたこさんにはいろいろとご心配をおかけしました。
これに懲りず,またご一緒させてくださいね!(^^)/



結局,私はかろうじて1本のみ。
小マサ(60cmくらい)でした。


これじゃ,OMASAの前に「K」が付いて
コマサスペシャルです・・・(涙)





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