自己満足メルヘンにお付き合いいただきありがとうございました///

やっぱりSD界というのは、インターネットが普及してファンサイトがたくさん出来たからこそ、広がった世界だと思うのです。という訳で、ネットバーチャルなまんがを描いてみました。
2001冬コミに無料配布したSDファンブックに載せたものです。
(その折にはご協力くださった「グラウコピス」嬢の裏花火さん(グラウモデルの漫画を寄稿!)、「一姫」嬢のゆきみさん(一姫モデルの小説を寄稿!)、ありがとうございましたvv)

このまんがで起きていることは、すべてネットの中の世界ということで。
「塔」というのは、おなじみの方もいらっしゃると思いますが、本家サイトのことです。
(塔の形状を模したつくりなのです。SDサイト部分は6階にあたります)

SDのファンサイトの中で、さまざまな笑顔や憂い顔を見せ、時にオーナーさんにより人格の解説まで添えられた人形たち。その生き生きとした姿を見ていると、彼女たちはふだんはオーナーさんにしか分からないだろうさまざまな感情を第三者にも分かるかたちに、0と1の信号で表現しているようで、となるとインターネットの中こそがSDの生き生きとした魂の世界のようなふしぎな幻想を感じます。

元々、ホームページそのものが、管理人さんのあたまの中に、ちょくせつお邪魔しているようなものだと思うのですけれど///
という訳で、硝子姫や灯鬼、オウムの執事は、管理人のあたまの中のバーチャルワールド、ホームページサーバのなかで、生き生きとした日々を送っているわけです(笑)。

ところで、このまんがを描いた頃には硝子は全パーツがそろっていなかったのですが、現在はご存知のとおりすべての体を手に入れました。
ふしぎなことに、やっぱりヘッドだけ、や、ヘッド+上半身、そして全身とでは、ぜんぜん受ける印象もフェイスの表情も違いました。硝子がこのまんがのようにパーツだけだった頃は、「はかない」「うつろな」とよくご感想をいただきましたが、今はそういうことは無いと思います。かなり高慢な印象をいだかせる意思の強い風貌になったのではと思います。

この辺をいわゆる「少女性」となぞえらえて考えるととても面白いですね///
この世の秘密のすべてを知ってしまったら、きっと少女が喪くしてしまうものなのです。とか、つぶやいてみたり。

そんなまんがでした。とか言って、あんまりふかくは考えてはおりませんので、つっこまないでくださいね///

しかし、お人形を描くのってむずかしかった…です…///まんま少女漫画絵にしてしまうと、プランツドールになってしまうし。各フェイスの特徴をもっと強く打ち出したかったな、「のの」フェイスは意外とむずかしいです。次はもっとかわいくかわいくなるようにがんばろう。
GWの有明イベントにも、またSD(のキャラを持ってきた)まんがを描けたらいいなと思っています。