「自立にむけて」

  

                                         

ふれあいの記 99年のU

(1999年8月〜1999年11月)

                                              

 

8月2日 日曜日

  滋賀・オルゴール館

 今日は家族旅行の1日目。

 車で1時間と一寸とで、目的地に着きました。

 1階は、特に変わったオルゴールはなかったのですが、2階に行

きましたら、信じられない物がオルゴールになって販売されていま

した。小金色にされたダンプカーやパワーショベルなどありました。

パワーショベルは、ネジを回すとショベルが動いて音色が流れれて、

何か不気味を感じました。

 福井ワシントンホテルに着いたら、近くで夏祭が開催されていた

ので、ブラッと行って見ました。何かの祭だったみたいですが、僕

の目線は無造作に出された素足と、浴衣姿の女性たち。

ホテルで食べた晩ご飯は、久しぶりの中華料理でした。

 

8月2日 月曜日

  氷の妖精

 今日は、メインの水族館です。

 最初は、イルカのショーを見ました。

 その後、館内に入って魚たちを見ましたが最初の水槽は、手すりがなくすぐそこには

魚が泳いでいて、小さそうに思っていた魚が以外と大きいのだなと思いました。

 階段をヨイショヨイショと上りましたら、「発光する魚たち」が企画されていまして、

何とその中に深海に住むコウモリダコの姿が。こんなの光るのかよと思いました。

 次に、お土産やさんに行きましたら、クリオネが展示してありました。前に行った水

族館にもクリオネはいたのですが、実物のクリオネは見る事ができず写真で我慢しまし

た。でも今回は見えたのです。白い羽をヨパタパタ動かして、メチャかわいかったです。

 掲示してあった文をお父さんに読んでもらったら、ギリシャ神話の海の妖精・クレイ

オから来ているそうです。

 最後にクリオネをもう1度見てから、越前海岸の近くにある水芭蕉を見てから帰りま

した。絵に描いたような越前海岸を見ながら。

 

8月6日 金曜日

  サマースクールの事は横に置いといて、顎を引かないと両手が死ぬ

 今日のサマースクールは僕の予想どおり男子学生でした。沈黙の時間がチクタク流れ

ました。

 サマースクールが終わり、希望が丘の訓練に行きました。2ヶ月ぶりのTM先生の訓

練でした。

僕の手を揺ら揺ら動かされて「右手の手首と左手の肩が固くなっているね。」と言われ

ました。たしかに、右手が硬直しつつある事は僕も何となくさっしていました。でも、

まさか左手までも硬直しつつあるとは、、、ハッキリ言って驚きでした。

 この両手をどうにかしないと、年を食う事に両手の自由が奪われて行く。まさに、

これが老化現象なのかも。

 両手が硬直してしまっては、マラソンもできないしお嫁さんも抱き締めれないし、息

子か娘も抱いてあげる事すらできないかもしれない。こんな事は何も分からない未来の

話。

 

8月10日 火曜日

  上は大人、下は子供

 今日の2時過ぎに、県立病院に行きました。

 お母さんが「今日は込んでるよ。」と診察券を入れて戻って来た時に言っていまし

た。も、診察室の前にはそれほどの人はみえませんでした。

 生暖かい風を頬に受け、看護婦さんに呼ばれるのを待っていましたら、耳鼻科の受け

付けの人に「レントゲンに行ってください。」と言われ、「気分転換ができたね。」

と2人で話していました。

 今度は、診察室に入り診察を受けました。診察の途中にお母さんに部長先生から話が

あり、レントゲン写真を見ながら説明されていたみたいでしたが、部長先生の影となり

まして見えませんでした。

また、診察が始まりまして「声帯の辺りは、広くて大人なんだけど、その下が狭くて子

供なんだよ。」「でもチューブでどうのこうの。」と言われました。

 夏風邪をひいた事を話したので検菌をされてしまいました。

 

8月12日 木曜日

  お母さんを苛立ててしまいました

 今日の朝、目覚めたら喉が唸っていました。

 睡眠中にどこかに隠れていた痰が喉の辺りまで出てきて唸らせるのです。

 お母さんは、昨日の夜「明日の朝は、ゆっくりできるね。」と言っていたのですが、

痰が悪さして喉が唸って唸って、息を吸うのにも吐くのにも「ゼーガーゼーガー。」

と、出したくなくても出てしまうのです。

 僕のうるさい声を聞いて、半分ヒスを興しそうなお母さんが起きて来たのですが、

僕はその時、目覚めの運動の最中だったから、お母さんはしかたなしに起きて、僕の事

を色々とやってくれました。

 昨日、TD先生が他の作業所の事について、お母さんと話してみえましたが、ポップ

コーンは、遊びが主みたいな所ですが、在学中の高等部1年生の時に、地域実習で行っ

た作業所は、自立に向けての所で、今ではそこで働いている人たちに独立を勧めている、

超エリート軍団の人たちが働く作業所を僕は知っています。

 

8月13日 金曜日

  いきがいを持って

 今日は、理学療法を受けにテーション病院に行きました。

 バルーンと言う大きなボールに乗ってバランスを捕ったり、そこから立ったりして

訓練をしました。

 その後、AK先生の診察を受けました。「もうそろそろ診察を受けた方がいいね。」

と、お母さんが言ったので診察してもらいました。

 その時に、固くなって行く体について相談しました。「障害者は早く老化するって

心配しているのですけど。」とお母さんが話したら、「いき甲斐を持って生活してい

れば大丈夫。」と言ってくれましたので気が楽に、。老化と言う重たすぎた鎖から開

放された気分で、すごく楽になりました。

 ベットで運動やって、杖で歩いて、散歩して、運動やって、杉の子園に出勤して、

疲れた体をいたわるために運動やって、夜にダンベル運度をやって、寝る前にベット

でまた運動をやって睡眠。こんなんで、普通に老化できるのかな??。

 

8月14日 土曜日

  猛禽類を背に

 最近、お母さんや弟がパソコンを使ってオリジナルのTシャツを作っていました。

 僕が知らないうちに、2着3着作っていて、僕のは1着も作ってもらえず、僕の心に

は不満の煙が立ちこめ、作ってもらえない苛立ちが渦を巻いていました。勿論、僕の

顔も俄かに曇る日が度々ありました。

 でも、弟が苦労して苦労して作ってくれました。

 最初は、カワセミが飛んでいる所を注文したのですが、弟が色々と資料を持ってきて

くれましたが、猛禽類の所に載っていた鷲を2羽、スキャナーでパソコンに取り込んで

もらって、下が空いていたので、英語を入れてもらってプリントようの紙に印刷しても

らって、後はお母さんにTシャツと紙と付けるためアイロンを使って、完成。

 鷲の絵は、前ではなく後ろに。僕は、猫背だから背中の方が良いかな、と思いまして

 どこかに売ってそうで売っていないTシャツができました。かなり苦労して作ってく

れたので、お礼に千円を弟にわたしました。

 

8月15日 日曜日

  車椅子から独立かな?

 ここ2日3日と、杖で歩く距離を1番長くして歩いていました。

 老化防止にと母屋の食堂まで杖で行くために、玄関から車椅子の出入り口までを

「ガチャン、とぼとぼ。」と歩いていました。

 今日もいつもどうり玄関に車椅子を置いて歩いていたら、お母さんが「お父さんと

お母さんがいる時は、車椅子じゃなくって、キャスター付きの椅子で、すごしたら。」

と言われたので、今はキャスター付きの椅子で日記を書いています。

 1つ欠点は、お尻が痛くなってくるのです。長時間ではなく短時間で痛くなってくる

ので、ほんとに困ってしまう限りです。

 

8月20日 金曜日

  親指と人差指で摘めるかな?

 今日の9時前にテーション病院へ作業療法を受けに行きました。

 最初のうちは、いつもと変らぬ事をやってもらいました。

 次に机の前に行きまして、KD先生が僕の右手を持って「親指と人差指をつけてみ

て。」と言われたのです。一瞬これは困ったぞと思いました。だって僕の右手は親指

が内側に入ってしまうのです。この親指、2年半も入院していた時に、強制的に内側

に入れてしまった指なのです。

 車椅子の肘掛けに腕を乗せ、手首を下に垂らしていたのです。どうせ、動かない手

だから置いておけば、、、。自分の腕を自分の腕だと思わなかった時代があったので

す。ただ付いているだけだと思っていたから、親指は中へ中へ入り込んでしまったの

です。

 その親指と動きを忘れた人差指を使って何かを摘まもうなんて無理な話なんですけ

ど、ゆっくりとスローモウションのように動かせばなんとか摘まめるかなと言う所で

す。右手をよみがえらせてくれたのは、高等部1年生の担任だったMN先生と養護訓

練専門のKD先生の一言二言でした。

 

8月21日土曜日

  フラフラと歩いて

 今日の朝お母さんの介助で歩いていました。

 お母さんが、ふと手を放したのです。でも僕は倒れる事もなく歩いたのです。操り

人形のように右へ左へゆられるようにトボトボと歩きました。ちょいと昔は、歩く時

恐怖感が足と心を襲って何かに掴っていないと歩けない時もありました。たしかに、

杖なしでも歩けない事もないのですが、もし万が一、転んだ時に起上がれないので自

分の身をまもるため、いつも杖を片手に歩いています。

 

8月22日 日曜日

  散歩で色々とね

 昨日の朝は、雨が降っていたから散歩ができませんででしたが、今日は朝から晴れ

ていたので、散歩に行きました。

 お地蔵さんがまつってある社の前まで来て、もう少しより道して行こうかなと思っ

た時、横から「こんにちわ。」と言う声、僕はビックリして「おはようございます。」

 麦藁帽子をかぶったご老人でしたが、僕の目にはご老人の姿は入らなかったのです。

 帰って庭に入って、両手こぎに変えてブラブラとして、ふと考えたのです。道から

庭に入る所、少し斜めだけど両手こぎで登れるだろうか、と思って登ろうとしたので

すが、全然登れませんでした。こんな短くて急な坂でもないのに、全然登れませんで

した。ショックでした。

 

8月27日 金曜日

  僕から、名刺の仕事を取り上げないで

 今日の午後、9月から杉の子園に入所するTSさんがお母さんとみえました。

 木工関係の仕事をしてみえたそうですが、何らかの事情でやめられ杉の子園にみえ

たそうです。木工関係の仕事をしてみえたそうだから、コンピューター関係はあまり

詳しくはないと思いますが、もしTSさんが「パソコンをやりたい。」と言われても、

できたら断ってください。

 TSさんは声や口調を聞いて教えれば、僕が今必死になってやっている名刺の住所

入力なんか僕より早く正確にやられると思います。

 でも名刺の住所入力は、僕に任された仕事何ですよね。危機を感じてしまいました。

僕の大事な仕事を奪われるのではないかと。

 

8月29日 日曜日

  咳が止まらなくとも、ムシャリムシャリ

 今日の朝食は、僕の大好きなホットドックでした。

 「いただきます。」と手をあわせ食べ始めました。

 最初のうちは、おいしく食べていたのですが、突然咳が出始めたのです。これは駄目

だ、と思ってコーヒーを流し込みました。いったんは、咳も止まりホットドックを口に

入れ、ムシャリムシャリ。

 しかし、また咳が。口の中にはホットドックが。咳がほんの少し止まった所で、ム

シャリムシャリ。でも、また咳が出てきて苦しい思いを。

 せっかく食べたホットドックをもどしそうになった事が2度3度ありました。

 でも、おいしいおいしいホットドックをもどすわけにはいかん、と思っていたらお母

さんが、服のボタンをとってくれました。そしたら、咳が自然と止まってきて、ホット

ドックをムシャリムシャリと食べました。

 

8月30日 月曜日

  NBさんのおかけで、右手が、、

 今日はNBさんに大事な事を教えてもらいました。

 TD先生が僕の組紐を見て「模様がいびつだね。」と言うような口調で言われたの

です。

 「ねじる時、片方の紐をおさえてやってみたら。」とNBさんに言われたのです。

僕はその時、両手を使ってねじってみては、と思ったのです。そしたら、おもしろい

ように右手で紐が掴めるのです。

 僕は、NBさんの一言で右手が予想以上に動いてくれたのです。

 1から6までの平八つ組みの動きが、両手でできるようになりました。

 3の動きの時、1番手前の紐と重なったりしたら、誰かの手をかりなければ駄目で

すが。でも、右手を使うと背中に猫が何百匹。このあたりは、お見逃しを。

 右手がこれほど動くとは、NBさんに感謝感謝。

 

9月2日 木曜日

  ORさんに叱られおこられ

 今日の午前中は1人で名刺の住所入力をしていました。

 最初のうちは順調に入力していました。カード登録をするまでは、、、。でも、この

次にやった行動がまずかったのです。もう1枚ある事を忘れ、新規カードにしてしまっ

て、2枚目をどうやって入力するか分からなくなってしまったのです。

 それで、ORさんに助けを求めたのです。文字配列の所をマウスで教えて「ここのど

こかをさわれば、出てくるはずです。」そこは僕が1度もマウスでさわった事のない

未知の世界でした。「そんな所を探せ。」なんて、むちゃでした。

 「もう1度やり直したら。」とORさん。終わってもいいけど、またつくかな、前に

もこのような事があって、つかなかった事があったから。でも終わらないから困った。

 でも僕は終わり方を知っていたのです。僕が平気な顔してパソコンを終わって見ると、

「知ってるじゃない。」と叱られ、「しっかりしてよ。」と、肩をたたかれしまいまし

た。

 次の人は、住所が書いてある紙がはり付けてあるボードが倒れ、助けを求めたのです

が、誰も聞いてくれていなくて、ボードが倒れマウスが動き、パソコンの中は、グチャ

グチャ。手の付けようがなくなってしまったのは、この時からです。

 

9月4日 土曜日

  クイズ番組大好き

 昨日の8時ぐらいから「高校生対抗クイズ大会」と言う番組を放送していました。

 なぜクイズ番組が好きかと言いますと、頭の体操になるからです。ほとんど知らない

問題ばかりなのですが、時々僕の知っていそうな問題が出てきます。でも答えがわかっ

ているのだけど、口にはなかなか出てこない時があるのです。

 ピピーと作動するのが早い時と遅い時とありますが、解答者より早く答えれたら、も

うけ物と僕は思って楽しんでいます。

 土曜日の8時から「動物奇想天外」、9時から「世界不思議発見」。

 日曜日の2時から「アタック25」、7時20分から「クイズ日本人の質問」。

 たまにですが、水曜日の8時から「ためしてがってん」。

 「BSジュニア喉自慢」が放送されていない時は、7時50分から「マジカル頭脳パ

ワー」。クイズ番組で色々と教えてもらっています。

 

9月5日 日曜日

  墨に塗られた21世紀を書いて

 最近自然破壊だ、環境ホルモンだ、地球温暖化だと騒がれています。

 僕もこの地球の変わりを肌で感じテレビで見た南極の変化を、これは、どう考えても

おかしすぎると感じ、詩を書きました。

 環境ホルモンの関係で、男になりたくともなれないワニ、南アメリカ。

 日本に来航する輸送船の底に塗ってある赤い塗料がアワビを女から男に変えている。

 車の廃棄ガスが地球温暖化の種。

 極地の氷が溶けてしまったら人間社会は大打撃。

 人類の子孫繁栄が止まる時代が、すぐそこに。

 こんな事を詩に書きました。

 戦争中の教科書で、米の事を書いた所を墨で塗ってありましたので、それを頂いて

「墨で塗られた21世紀」と言う題の詩を書きました。

 

9月11日 土曜日

  初めて足をほぐしてもらいました、お父さんに

 昨夜の8時頃、加納の祖母から1本の電話。

 「祖父があぶない。」と言うような電話でした。

 お母さんは加納の家に昨夜から行っています。

 今日、朝食の後にお父さんがパソコンの前に座ったので「お父さん、足ほぐして。」

と、頼みました。お母さんが前に「お父さんがパソコンをやる前に、足ほぐして、て

頼みゃア。」と言っていたので、パソコンをやる前に頼みました。

 お父さんは、お母さんが僕の足をどうやってほぐしているのか全然知らないので、僕

が簡単に教えながらほぐしてもらいました。

 さすが、お父さんだと思いました。お母さんに比べて、力の入れ具合がお母さんに比

べて良く効いたような気がします。当然ですけど、お父さんだから。

 

9月18日 土曜日

  家では、前をむいて食べています

 昨日の昼食の時、TD先生が僕を見て「O君、前をむいて食べたら。彼女と一緒に食

べている時、下向いて食べていたら恥ずかしいよ。」と言われました。たしかに下をむ

いて食べていました。

 でも家では違ったのです。机に肘をつき食べていました。作業療法の先生に言われて

やり始めたのですが、杉の子園では最近やってません。月曜日からは、気を付けたいと

思います。

 

9月22日 水曜日

  初めて校長室に侵入

 今日、杉の子園が終わってから、その足で糸貫中学校へ行きました。

 僕は7年前に土曜日と月曜日の午前中だけですが、体操着で登校していました。その

時にみえた先生は、誰もみえませんでした。

 行きましたら、なんと校長室へ通されました。

 そこで、杉の子園の商品を机に並べて「杉の子園では、押し花名刺と組紐を作ってい

ます。」と言うような事をお母さんやSKさんが話していました。

 「組紐は1カ月ぐらいで出来ます。」とお母さんが言った時、僕は両手を出して 

「こんな手ですので。」と先生方に見せたりしました。

 SKさんの口車にのせられて、キーホルダーを買われてゆく先生方が多数みえまし

た。名刺の方は、先生方が名刺を作ってもらおうと、名前や住所やクリップアートの

絵の指定などを書いた紙を何十枚と用意していてくれていました。「ごちゃごちゃし

ている所は、消してもらってけっこうですから。」と言われる先生もみえました。

 弟がサッカー部でお世話になった先生も、バスケットボール部の顧問の先生も名刺

の注文にきてくれました。こんなに、名刺の注文がくるなんて嬉しい悲鳴をあげるだ

けです。

「無理をしないように。」と隣に座っている先生に言われました。

 頑張らなくては、と思いました。

 

9月26日 日曜日

  猫がいるかのような背中

 最近、悩んできはじめました。猫背の事、何をやるにしても手がまえに出て、それと

同時に背中に猫が「ゴロニャアゴ。」と背中にどっしりくるのです。それに、歩行訓練

の時どうしても猫背になってしまうのですが、腰を前に出せば少しは直るみたいでした。

 座っている時は、お腹を前に出し手を後ろか体の横に置けば、少しは直るかなと思い

ましたが、長時間この姿勢を続けるのが1番難しいのです。

 下請けの仕事も、組紐も、名刺の住所入力も。こんなんでは儲かりませんね、TD

先生。

 

9月27日 月曜日

  初めての挑戦

 今日は散歩の距離を長くして走りました。つい最近見つけた散歩のコース。

 急な坂道を登る。この坂道は、何度か登り制覇したのですが、坂道を登った先は元気

な頃も障害者になってからも、1度足りとも足を踏み入れた事のない道でした。

 その前に車がよく通る道を横断しなければなりません。右見て左見て、横断しまし

た。向かう先には小さな森。あの辺りまで、行ってみるかと思って走りだしました。

 でも、どれだけ走っても森は近くなってきません。しかし風景は絶景でした。

 田園風景に、ヒガン花の赤、絵に書いたような山々の緑。

 やっと森の前まできたと思ったら、橋があって降りる時ガタンときました。

 この時、初めて知りました。行き止まりだと思っていたこの道、右折の道があった

のです。

この道を進めば、僕が遠い昔、行っていた西保育所があるんだ。

 

10月1日 金曜日

  いかにして、服を着るか

 今日は、久しぶりに岐阜中央病院に行きました。

 先週は喉の具合が最悪で、やむをえず休んでしまいました。

 今日は初めて服の袖に腕をとおしました。足の上に後ろ向きに服をおき、右手を先

に入れて、袖に腕をとおし、後から左手をとおし、両手を上げて頭をとおし、まくれ

た服を左手で下げて終わり。ズボンは、麻痺の強い右足を左足の上に乗せ、ズボンを

引く。かかとまで出たら左足を入れる。

 服は両手をとをしてしまえば着きれると言う事は前に発見していましたが、両手を

袖にとおす事が難しき問題だったのです。

 

10月2日 土曜日

  散歩の準備運動でスタスタと歩けたような

 昨日お母さんがパッと手を放した時、僕は知らないうちに歩いていました。

 僕は散歩に行く前は必ず杖を使って歩いているのですが、昨日のような事があった

ので、僕は歩けるとわかってしまったので、直線コースの所だけ杖を持ち上げ歩きま

した。スタスタと歩き、心の中で1,2,3,4と数えて歩きました。

 杖なしで歩いていて、1つ発見した事があります。それは、足の血の巡りがよくな

ってきたような気がしたのです。杖をついて歩いていた時には全く感じなかった事が、

杖を上げて歩くと足が生きているのだなと思いました。

 

10月3日 日曜日

  散歩の力が出せなかったが

 今日は、待ちに待った長良川ふれあいマラソン大会の日でした。

 関養護学校でともに授業した友達に久しぶりに会っていろいろと話をしました。

 2キロコースのスタートの合図を聞き走り出しました。

 最初のうちは、ゴミを散らかしたように出て行くのでトボトボ

ぐらいで出発しましたが。

 もうそろそろ散歩で考え出した走り方にかえてみるか、と思い

やってみたのですが、緊張なのか心が慌てているのかわかりま

せんでしたが、できずじまい。

 グングン行ったので散歩の帰り道に、必ずやっている両手こぎ

にチャレンジしてみたのですが、これは全然車椅子を動かせませ

んでした。この時の右手は完全に棒状態で、何の役にも立ちませ

んでした。

 しかたなく在学中や今現在と同じこぎ方で1キロ以上走りました。もう最後のほう

は、左手の腕力だけで走りぬけました。

 「頑張って。」「もう少しだよ、頑張って。」と言って、手をたたいて応援してく

れる人が何人かみえました。それで、ゴールして何位か聞いたら、63位でした。去

年より悪い成績でした。

 それより、もっと重大な事が。元、関養護学校の長距離のエースが、かなり苦しん

だようでした。競技用の車椅子、レーサーは、30kmhぐらいスピードが出るそうで

すが、コースに転がる石などをふむとパンクするみたいで、僕が誇りに思っていた先

輩がゴールした後、泣き崩れていました。悔し泣きです。

 

10月5日 火曜日

  心崩れし帰り道

 県立病院の帰り道に、車のラジオで、「嘘だろ。」と思うニュースが僕の耳に飛び込

んできました。それはなんと「speed」解散のニュースです。

 ああ、もう「speed」の4人の少女たちの笑顔が見れないのだな、と残念に思い

ました。

 「speed」が歌う曲は、僕の高校時代の恋愛と失恋と、おもしろいように一致す

るのです。それに、僕が高校に入学した年に、「speed」はデビューしたので、

遠い所にいる妹たちのように見ていたし、歌う曲も全曲好きだったし、「マイグラデー

ション」や「ア、ライブ」などなど心にしみ込む歌ばかりでした。

 

10月9日 土曜日

  半袖の上に、長袖を

 今日は、朝食がおそく、散歩に出る時間もおそくなったのです。

 10月と言っても、今日はギラギラ太陽が照り付ける暑い日でした。

 さらにチョッキを着て、その上いつもより遠くまで行ったので汗がダラダラ。

 これでは風邪をひいてしまうなと思い、服を着る練習に使っている半袖の服を取り、

着れるように向きなどをそろえ、長袖をぬいで半袖を着ようとしたのですが、なかなか

きれず。

やっと着れて今度半長袖。長袖も半袖と同じようにして、着ればよいのですが、右手が

なかなか服の中に入らなくてあせりました。服を色々と動かして、左手を先に入れまし

た。

 作業療法の先生に「必ず右手から入れるように。」言われましたが、しかたがなかっ

たのです。

 昼食を済ませた後、組紐を少しやって運動をやっていたら、もう暑くて暑くて蒸し

地獄でした。でも汗をかいたら着がえれる事がわかりました。

 

10月10日 日曜日

  お礼のクラクション

 今日も、雨が降っていないので散歩に行きました。

 急斜面をヨイショヨイショと登って右見て左見て、道を横断して散歩をしていると、

道の横に小さな小さな花が、かれんに咲いていました。赤い花で、こんな花押し花には

できないものかと思いながら進みました。

 しばらく行くと、またまた小さな花が咲いていました。今度は、青い小さな花。これ

も押し花にはできないかな、と思いながら折り返して進みました。

 独り言を言いながら進んで進んで、最初に見ていた赤い花を見ていた時、なんと後ろ

から車がきていたのです。これはまずい、と思って車椅子を道の横にのけたら、クラク

ションを1回鳴らして僕の前か消えました。前にも車と接触して道をあけた事は、何度

もありましたが、クラクションでお礼をされた事は1度もなく、今日が初めてでした。

 

10月14日 木曜日

  喉自慢だったら、カーンだな

 今日は、ライオンズクラブのご招待で、福井県の今庄へ3つの作業所の人たちと行き

ました。もちのき作業所と、三つ葉作業所と、杉の子園と、総勢55名ぐらいで行きま

した。

  いよいよ、カラオケのゴングがなり、皆さん自

 慢の喉をふるえさせていました。僕は、皆さんの

 歌を聞いて、自分で採点していました。「BSジ

 ュニア喉自慢」で採点して半分ぐらいは、あって

 いましたから。

 と、人の聞いていたら、僕の手にマイクガ回って

 きました。「Kちゃん、わからなくなったら教え

 てね。」と頼んで、歌い始めました。

 神田川の1番で「小さな石鹸カタカタなった。」この歌詞が、どこに入るのかわか

らなかったのです。でも、隣のK子さんが一緒に歌ってくれていたので、セーフでし

た。

 もう回ってこないだろうと思っていたら、マイクが僕の手にきたからサー大変。TD

先生が「藤井ふみやのトゥルーラブ、歌やぁ。」と言ったので歌いました。

 歌詞が見えないから、知っている所だけ歌ったれ、と思って歌っていたら、IMさん

の一釘。

「Kちゃんに代わったら。」でも、僕は歌いとうしました。上手く、歌えない人もみえ

ませんでしたか。それなのに・・・・。

 確か、三つ葉さんのNさん、めちゃ上手でしたね。K子さんに負けず劣らずの歌唱力

と思いました。

 

10月16日 土曜日

  ゲームにのめり込んだら、やめられんわ

 昨日、日記も終わってやる事がなかったので、パソコンのゲームでひさしぶりに遊び ました。

 いつもはオセロゲームだけで、ひまつぶしで遊んでいるのですが、昨日は、色々な

ゲームをたちあげて遊びました。

 1番あつくなったのが、ブロックゲーム。このゲームは、昔弟が遊んでいたゲーム

で、やり方もだいたいわかっているのでゲーム開始。上に、ブロックがあって下から 

してゆくゲームなのですが、崩すマリが落ちたらゲームオーバー。マリをはじく横棒

があるのですが、マリの動きをみながら、横棒を矢印キーを使ってやるのですが、画

面を見ながら矢印キーを動かすのが意外と難しくて心がメラメラともえていました。

 TD先生のお子さんの気持ちが、よくわかりました。

 

10月17日 日曜日

  初めてシャツに腕をとうしました

 「今日は、寒いからシャツ着やぁ。」と言って、お母さんはおしいれからシャツを

引っ張り出してきました。風邪でもひいたら杉の子園も行けないし、僕がつらい思い

をしないといけないし、散歩も行けないし、各運動も中止になってしまうから、お母

さんがシャツを着せてくれました。

 TD先生に1つ。僕の体は悲しい事に外気温と同じように、これから冬に近づくに

つれて手足が冷たくなって行きます。もちろん、冷たくなったら体が固くなってゆき

ます。

 

10月21日 木曜日

  初めて書いた、水墨画

 今日の午前中は水墨画を初めて書きました。

 筆は小学校の2年生の頃まで習字をやっていましたし、高校生の頃も少しですが、

筆を持って字を書いていましたので、そんなに抵抗はありませんでしたが、習字と違

う所は字を書くために使っていた筆を、絵を書く道具として使った事です。

 僕は赤とんぼを書いたのですが、KM先生が赤とんぼを見本で書いてくれた時、

「目を書いて、お腹を書いて、尻尾を書いて。」と言いながら、教えてくれたのです

が、1つだけ違うな、と思いながら聞いていました。

 たしか節足動物のとんぼはお腹とは言わず胸と言うはずです。

 そんな事は、おいといて、赤とんぼ。目玉を書いて、胸をお腹を書いて、尻尾を書

いて、筆遣いと練習を3回やって、いよいよ本番の色紙に筆を入れる。

 そしたら、最初の目玉で失敗。次の失敗は、尻尾を長く書きすぎた事。この2点ぐ

らいかな。

 後の竹、草は何とか書けましたかな。しかし筆先を使って描く事ができませんでし

た。筆先を使う事ができず、筆尻しか使う事ができませんでした。こんなんでは、、

大×。

 

 

10月23日 土曜日

  パソコンで遊んでしまいました

 今日は、KTさんに手紙を書かなければと思っていたのですが、クリップアートの

絵がどこにでもはり付けれる事がわかったので、ミラ日記、ミラ詩、ミラ漢字、ミラ

手紙、ミラメモ帳、この5つのパーツの頭に、クリップアートの写真から、僕の気に

いった写真を色々とはり付けました。

 

10月26日 火曜日

  押し花

 あんなに、大きい面に押し花をしたのは、初めてでした。

 現場実習の時、押し花ハガキで少しやったぐらいでした。でも今日やったのは、か

なり大きかったです。

 でも真中に僕が書いた鈴蘭の詩を載せたので押し花を入れる面が

少なくなりました。連鎖している花を2本、1番最初に並べました。

 高1の美術の授業で、あのような花を教材として使ったので懐か

しく感じ、最初に使わせてもらいました。ピンクの花は何となく上

の方が寂しいかなと思いまして、2つ入れさせてもらいました。

すすきをモチーフにした押し花は、ON先生の案です。詩の上に、

線が入ってしまったのが、ちょっと残念でした。

 

10月30日 土曜日

  ブスブス、嫌だな

 昨日の作業療法の最後に、チョッキを着る着方を教えてもらったのです。それで今日

の朝、お母さんに「チョッキきてみやあ。」と言われて、下から袖に向かって両手をと

おしたまでは良かったのですが、頭がとおらない。そんな僕を見ていたお母さんは、

ブスブスとした顔で、ブスブスとした口調で「着れないのね。」と言った。

 そんなもの練習用の服がないとね。それに、日記を書く時間と、ダンベル運動をやる

時間と、どうしても見たいテレビとを考えると、服を着る時間がどうしても消えるので

す。それに練習用の服が見当たらないので、何もできません。

 

11月2日 火曜日

  福祉マップで、いい物見っけ

 今日の9時頃から、役場の2階の大会議室で、第2回福祉マップが開かれました。

「11月6・7に開かれる文化祭で、福祉マップから、障害を持った人や老人にふり

かかってくる障害を器具を使って体験してみよう。」と言うのです。

 ダンボールを手や足に巻き、どれだけ動きづらいかなどを体験しました。

 その中の1つに、砂袋を手に巻いて動くのがありました。それをお母さんに付けても

らって動き回りました。重たく感じるかなと思っていましたが、ほとんど重たく感じま

せんでした。毎日のダンベル運動のおかげかなと思ったりしました。

 その時、この砂袋1日付けていると力付くかなと思ったりしました。そうすれば、

マラソン大会の時は楽かな。

 

11月5日 金曜日

  つい、あくびが

 今日1番でUN先生のいけばなをやらせてもらいました。

 オアシスをかくす葉は、原始の森、アオルドランドをを思わせる葉なので、どちらか

と言うと好きです。

 あくびの件ですが、今日はUN先生によく見られました。でも、今日だけの事ではな

いのです。いつも僕はあくびをしています。今日は、ぐうぜんにもUN先生にあたって

しまったのです。

 学校にいる時も朝だろうと昼だろうと、下校の時刻が近づいても、あくびはでていま

した。「これでは、駄目だ。」とTD先生は言われるのでしょ。

 でも、でてしまうのです。あくび。

 

11月6日 土曜日

  ああ、恥ずかしかった、同じ福祉マップの仲間なのに

 今日は、午後から文化祭に行きました。

 僕は、作品の展示をしてある所を4周も見てしまいました。

 僕は毎年文化祭の作品展示を見て回っているのですが、絵画

の作品が上のほうに展示してあって、頭を持ち上げて見なけれ

ばなりません。絵画なので、じっくり見たいなと思うのです。

 去年は見たかったのですが、ほんの少し上に展示してあるだ

けで、そこの絵画は、素通りした覚えがあります。

 版画の作品が展示してある所で、セーラー服をきた子が、

「大平君、こんにちわ。」と頭を下げてあいさつしてきたのです。サアー困った。こん

なセーラー服をきた女の子の知り合いっていたっけ。もう、頭の中真っ白。

 誰だったけ、思いあたる所を整理したけど目の前にいる女子生徒が、全然出てこない。

サー、困った。こんな、かわいい子の名前を忘れるなんて。ああ、どうしよう、頭の中

を引っ掻き回しても出てこない。もう、最悪と思いながら、恥ずかしげに「どなたでし

た。」と聞いたのです。そしたら「SKです。明日の福祉マップ頑張ろうね。」

 SKさんの娘さんと顔を合わせ話をしているのです。

 福祉マップで、2度会っているはずですが、何せ僕は目が悪すぎる。福祉マップの時

は、僕とSKさん、席の距離がありすぎるから。

 

11月7日 日曜日

  売り子さん

 今日のお昼近くから、商工祭に行きました。

 コーヒーショップに入ってコーヒーを頂き、売り子さんの始まり。

 売り子さんは関養護学校の学校祭の職業バザーで3年間やったので、そんなに戸惑い

ませんでした。それに、学校だとクラスの友達や先輩や後輩、好きな女子生徒なんかも

くるから恥ずかしくて恥ずかしくて、大きな声で売り子はできませんでした。

 しかし、商工祭では知り合いや同級生は絶対いないので、大きな声を出して「いらっ

しゃい、いらっしゃい、ジュース100円、コーヒー200円です。」と何度も言っ

て、お客さんを呼び込みました。

 喉がかれるぐらい大きな声を出して言えれたのには、もう1つわけがありました。

それはSさんの存在が。だって髪を後ろにむすんで、めちゃかわゆかったから。それ

にSさんのちょっとしたお客様への優しさを僕は見てしまったのです。老人へ椅子を

出す姿を見たのです。

 

11月18日 木曜日

  大黒柱なのに

 今日の朝から、大人の男性が1人杉の子園に迷い込んでいました。

 その人は僕達の仕事風景を最初は見ていました。誰だろうな、と思いながら見てい

ました。

そしたらTD先生が「O君のパソコンをみてやってください。」と言ったのです。

 僕は、その人の名刺を作りました。「Mxx Mx」と入力しました。でもイーメ

ールの小文字を間違って入力してしまいました。何せ英語の基礎の授業は全くやって

いないので、こうゆうミスがでてくるのです。でも怒らず教えてくれました。

 MSさんから色々と吸収できるかもしれませんが、Sさんでもいいな。

 

11月21日 日曜日

  誰とも話さなかったけど

 6月のふれあい祭り以来の、関養護学校でした。

 誰とも話していない、と言っても先生とは色々と話をしました。

 「名刺の注文、またお願いできます。」とか色々とね。

 後、校舎に入ると1年生の時に国語を受け持ってもらったMT先生に会いました。

 そこで杉の子園の仕事の事を話したりしました。

 周りの先生の服装は、みんなみんな真っ黒くろくろすけなのです。森田先生に聞いて

みたら、「ステージ発表の時に、生徒を目立たせるためにね。」と言っていました。

 ぞろぞろと体育館に生徒の皆さんが流れるように動いていたので、僕もその流れに

混じって体育館に行きました。

 体育館に入ると、発光塗料が塗られた文字が目を引きました。毎年の事ですが。

 いよいよステージ発表のまくあけです。

 最初のステージ発表は、僕たちがいる時にはなかった3組合同の劇でした。

 次からの劇は、僕の在校生だった生徒達がでてきました。去年の1年1組だった生

徒と今年の1年1組の生徒達が古畑任三郎の劇を。

 1・2年を担任してもらった先生がいきなり死んでしまうのです。僕は、ステージで

演技している人たちの動きは、ほとんど分かりませんでしたが、犯人の演技はとても

上手かったです。声が、おち込んでゆくように、しまいには泣き崩れるというのでした

が、犯人役の子は拍手もんの名演技でした。

 次はYN先生のクラスの登場です。わらしべ長者の現代版でした。

 1本のわらで億万長者になった話でしたが、現代版で1人の社長の運だけで、その

会社は豊かだったが、海外に輸出していたわらしべが、災害で駄目になってしまう内

容でしたが、A組の2人の女子生徒がまさかのNG。こんなのありかよ。

 話はできなかったけど演技だけ。僕にとっては、少し寂しい学校祭りでした。色々と

話たかったのにな。

 

11月24日 水曜日

  まだまだですな

 今日、杉の子園を昼前に出て大垣のソフトピアジャパーンに行きました。

 そこで、大先輩のMG君と会いました。

 昼食をともにして情報交換みたいな事をしました。「年賀状印刷は何円でやってい

るかとか。」色々とね。

 食事が終わった後メディアステーションへ行きました。そこでインターネットのお

もしろさなどを聞きました。「最近のソフトを使えば、今まで読んでくれなかった所

を読んでくれるようになるよ。」と教えてくれました。

 まだインターネットなんかは何も手が出せない未知の世界のネットですが、帰りに

僕に言ったのです、お母さんが。「インターネットを使って、スピードの事がわかる

のよ。」

 でも、僕がインターネットを覚えた頃は、スピードは消滅していると思います。そん

なんだったら、星や古代文明なんかの事をインターネットで調べたいです。

 

 

11月27日 土曜日

  廊下の手すり全部制覇

 今日も、いつもどおり散歩して、杖を使って歩いて、手すりをつたって歩きました。

 いつもは洗面所の所で引き返していました。だって、反対がわは階段で、その隣に

手すりがあるのですが、その手すりは少し遠いから届くないとずっと思っていました。

でも、足を動かしたら届いたのです。よし、これで廊下は杖なしで歩けたぞ、と嬉しく

思いました。

 これは、右手を絶対使わないとできない事ですから。それに、お腹をひねるから、

少しはやせるかな。?

 

 

11月28日 日曜日

  今日は、寒くて

 今日、朝食を食べに行く時、風が冷たかったです。

 それに、今日はお父さんとお母さんが、岐阜市の方へ行ったので散歩はお休み。

 頬をつらぬきそうなほど、冷たい冷たい風。

 運動だけはやろうかなと思って、手すり伝いに運動をやる所に行って足首をグルグル

回していました。でも風が体の熱をグングン奪っていくのです。このまま運動をしつづ

けたら風邪をひいてしまう、と思ってすぐ家の中へ入りました。

 話しは変りますが、昨日の夜、脳に関係する番組がやっていました。

 僕は、それを見て色々な事を知り、パソコンに得た知識をできるだけ入力しました。

 脳の進化、脳の病気、脳に障害を受けた人の人格の違いなどなど、脳について、色々

と教わりました。

 

11月30日 火曜日

  タブキーの使い方

 今日、わざわざ僕にパソコンを教えにMS先生が着てくれました。

 名刺の住所入力で順番に送ってゆくのがタブキーなのですが、その使い方を実際に

操作をして僕に教えてくれました。1番の収穫は会社住所と自宅住所との変換です。

 僕は、ずうっとマウスを使ってしかできなかったのですが、MS先生が教えてくれ

ました。

 「会社住所、自宅住所。」とパソコンが言ったら、タブキーを押してエンターキー

を押すと、会社住所から自宅住所に変ったのです。僕にとっては、大発見。だって、

マウスを持ち長方形の枠まで持ってゆく手間が、ほんの短い時間ですが、手をキーボ

ードからはなさないでできる事は、かなり楽になったような気がします。

 

授産施設「杉の子園」での”働き”を中心とした毎日や、休日の散歩や家族一緒の生活の中で

色々あっての楽しい4ケ月でした。でもこれが”普通の生活”なんでしょうネー

さて、次の4ケ月は・・・・ 

 

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