Valderhaug (1991) A 15-year clinical evaluation of fixed prosthodontics.
Acta Odontol Scand. 49: 35-40.
翻訳 宮下裕志(JDPIC研究会)
要約:この研究の目的は15年間における固定性の補綴物の失敗に関して調査することと、その期間の後残存しているそれらのブリッジの質を評価することであった。
この対象となったグループはオスロ大学歯学部で1967-1968年に学生により作られた102の患者さんのうち108のブリッジである。
全てのブリッジは加熱重合レジン前装でタイプ3の鋳造金属が用いられている。
患者さんの平均年齢は研究開始時に48歳であった。
もともとのグループは102人でその内88人は5年後に、71人は10年後に、55人は15年後に臨床検査に訪れている。343の支台歯のうち25%は根管充填がされポストコアで補綴されていた。
15年間の観察期間において26のブリッジが失敗の為に喪失あるいは再製することとなった。
平均残存期間は10.5年であった。失敗率は5年間で4%、10年間で12%、15年間で32%であった。
15年後の補綴物の臨床的質の評価法として改良CDA評価法が用いられた。
評価された項目に関して、それぞれ5%から14%の割合で、"許容できない"と記録された項目があった。
キーワード
補綴治療
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