Ramfjord et al. (1987) 4 modalities of periodontal treatment compared over 5years.
Journal of Clinical Periodontology 14, 445.
翻訳 宮下裕志(JDPIC研究会)
要約:この研究の目的は5年にわたる臨床研究により、
4つの異なる歯周病治療の方法(ポケット除去あるいは減少を目的とした手術、
modified Widman flap手術、歯肉縁下キュレタージそしてスケーリングルートプレー
ニング)を用いることにより90人を治療した後の結果、を評価することであった。
治療方法は4分の1顎毎の歯牙に対して、ランダムに適用された。
患者には3か月毎にPTCとOHIが実施された。
ポケットの深さとアタッチメントレベルは1年に1回測定された。
72人の患者に対し5年間に渡る観察を終えた。
ポケットの深さとアッタッチメントレベルの患者平均、および2mm以上と3mm以上の
アッタッチメント喪失があった部位の度数分布が比較された。
ポケットの深さが1-3mmの部位では、スケーリングルートプレーニングによる治療と
歯肉縁下キュレタージによる治療の方が、ポケット除去やmodified Widman flap手術
よりも
アタッチメントの喪失が少ないことが顕著であった。
ポケットの深さが4-6mmの部位では、スケーリングルートプレーニングと歯肉縁下キ
ュレタージによる治療の方が、ポケット除去手術よりも良い付着が得られた。
ポケットの深さが7-12mmの部位では、さまざまな治療方法後の結果に統計学的な有為
差は認められなかった。
キーワード
歯周病治療
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