お知らせ
☆ It‘s about time.
☆ 隆昌院 枝垂れ桜の開花状況
4月9日 やっと満開です。
当ホーム・ページを立ち上げて早五年となりました。その間当ホーム・ページの更新は2回のみでいろいろなところからご指摘を受けておりましたがホームページ・ビルダーの勉強も中途半端で更新をサボッておりました。その間に時代はMLやらブログの時代になっておりました。ただ、通信もADSLや光通信への切り替えが進んだ結果、当サイトもアクセスへのストレスが減ったことから、多少のヒットを受け、いろいろなご相談を頂いております。
ただ一方で更新をサボっていた結果、本堂修復工事がまだ終わっていないと誤解されたりしたり、先代の住職の遷化の報をお伝えすることができませんでした。
また、寺報の印刷・送付コストを考えるならば、当山からの檀信徒他への情報伝達手段としてもっとインターネットを利用すべきものと考えに現状でも変わりはないことから今度少し小まめに更新を行っていきたいと思います。
☆ 本堂修復工事後の風景をお送りいたします。
☆ 春彼岸に寄せて 「永遠の命をもとめて」 ( 隆雄記 )
臓器移植の是非については医療倫理の問題や待機患者の優先順位等のテクニカルな問題など、未だ議論が尽くされていないところではあるが、ソルトレークシティー オリンピックの最中、二つの臓器移植の新聞記事が私の目に飛び込んで来た。
一つは、銃に撃たれた少年の肝臓の移植を受け、スノーボードのパラレル大回転で銅メダルを取った米国のクリス・クルーズ選手を取り扱った二月十七日の朝日新聞の記事、そしてもう一つは同じ朝日の十四日の小さな囲み記事であった。それは、一九九六年に亡くなった元スリランカ大統領・シャヤワルデネ氏の角膜の一部が群馬県の六十六歳の女性に移植されたというものであった。
特に二つ目の記事に驚かされずにはいられなかった。昨年九月に米国で起こった同時多発テロの後に何度となくシャヤワルデネ元大統領の名を立正大学の講義等で見聞きしていたからである。この元大統領こそは半世紀前の一九五一年のサンフランシスコ講和会議にセイロン代表として出席し、敗戦国の日本に対し賠償請求権の放棄を表明したその人であった。その表明の中で引用したのが原始仏教聖典の一つである『ダンマパダ』(『法句経』)の以下一節であった。「実にこの世において怨みに報ゆるに怨みを以てせば、ついに怨みのやむことなし。怨みをすててことやむ。これは永遠不変の法である。」(『ダンマパダ』中村 元訳)
もちろん、米国での同時多発テロのような非人道的行為を否定することはもちろんではあるが、そのテロに対する武力報復が、復讐以外の何物でもないことはパレスチナに和平がいつまで経っても来ないことが物語っている。
我々の日常生活にも同じようなことはいくらでもある。他人の怒りの言葉に対しては棘のある言葉を返さないと何か自分一人ばかにされた気持ちになってしまうし、鼻持ちならない他人の自慢話をじっと我慢して聞きつづけることもできない。「自分が」、「自分は」、という我執から解き放されないかぎり、我々の心の彼岸は遠い。
故シャヤワルデネ氏の生き様そしてその死に様は我々に一つの仏教徒としての生き方を示している。私たちは他人のために生きることにより理法としての仏の教えによる永遠の命を受けるができるのではないか。半年に一度やって来るお彼岸にただ六波羅密の言葉の意味を考えるばかりではなく、我執を捨て真に他人めに生きること実践したいと思う。先祖供養、近親者の霊に回向することは、他人のために生きることの第一歩である。
立教開宗七百五十年の正当年を迎えるにあたって真のお題目を考えることとしたい。 (2002年3月『隆昌』掲載)
☆ 個人の永代供養についてのご意見等ございましたらお聞かせ下さい。 昨年の五月にある檀家さんとのご縁で当山にも永代供養塔が建立されました。後継者のいらっしゃらない方々を対象としております。お気軽にご相談下さい。
☆ 来年4月を目途として「法華経の勉強会並びに写経会」を立ち上げたいと考えています。壇信徒以外の方の参加歓迎致します。
4月の第二土曜日より月一回 午後3時より午後5時まで
内容は、法華経本門の中心である「如来寿量品第十六」の書き下しと写経により法華経の理解の一如とする。
☆ 池上本門寺様からリンクして頂けることになりました。当ホームページも更新の頻度を高めるよう努力するつもりです。
なお、池上本門寺のホーム・ページにジャンプするには以下をクリックしてください。