11/19
7時起床、バス、電車を乗り継ぎオヘア空港へ。空港まで送ってくれたSteveさんと22日にフィラデルフィアで会おう(この日もPlastic Crime Waveと対バン)と挨拶しチェックイン。お腹がすいたので飲食コーナーのような所へ。僕はソーセージマフィンとコーヒーを注文、しかしここでは1人前が2個らしくとても一人では食べきれないので1個志村さんにゆずりました。2時間ほどのフライトでボストンに到着、空港にはKateさんが車で迎えに来てくれました。KateさんはMajor Starsの一員として来日したことがあり、みみのことのライブにも来てくれたことがあるのでメンバー全員顔見知り(今度出たCD"Miminokoto/Live"の最後の曲に入っている叫び声は彼女)。彼女は大のベースボール好きで今シーズン惜しくもヤンキースに敗れたレッドソックスの大ファン。いかに悔しかったかを車中で熱く語ってくれました。KateさんとWayneさん(彼もMajor Stars)の住む一軒家へ。でっかい犬と猫たちが迎えてくれました。Kateさんは日本語をよく知っていて特に「きちがい」という言葉がお気に入りらしく犬が騒いだりすると「きちがいドッグ」とか言ってて面白かったです。(他にも「チョー待った?」とか「ちょっと難しいねー」とか言ってた)。世間話などして(コサカイさん結婚&赤ちゃん誕生にはすごく驚いてた、赤ちゃんを"Noise Baby"と命名)食事に行きました。Kateさんにメニューを説明してもらい、僕はチキンサンドとサラダ、志村さんはサラダとなにやら豆のスープ、西村さんはハンバーガーとビールを注文。すごく美味しかったですがやはり量が多く、少し残してしまいました。で、その店のウエイターさんが仙台で英語を教えていたとのことで日本語が上手く色々話かけてきて多分彼の得意ネタであろう「日本人の英語のまね」を披露。多分仙台では大受けだったのでしょう、くやしいけど僕もちょっと笑ってしまいました。その後、楽器屋とWayneさんの経営するレコード店に寄りました。どちらも日本より全然安く色々買いたかったけど荷物もあるのでレコード数枚で我慢。家に戻りWayneさんとKateさんはリハに、僕らはしばらく仮眠しました。車で本日の会場Midway Cafeへ。まだ1部(僕らは2部)のヘビメタバンドのライブ中だったのでとなりのパブへ。すると声をかけて来た人がいてなんと日本でブルームダスターズとセッションしたことのあるGreg Kellyさんで、今日のライブにも出演するとのこと。本当びっくりしました。ライブはそのGregさんとHoword Stelzerさんによるノイズデュオthe Great Danesから。犬のお面を被りワンワンワンと登場、演奏はまるでインキャパでした。後で聞くとやはりファンとのこと。次はWayne Rogers Unit。トリプルギターでMajor Starsに比べよりヘビーなハードロックでかっこよかったです。曲は最近Drag Cityから出たWayneさんのソロCD収録曲とのこと。そして最後がみみのこと。平日の深夜でお客さんの入りも少々寂しかったですが、Wayneさんに借りたアンプが最高で気持ちよくギターが弾けました。ライブ終了後はダンキンドーナッツでベーグルを買い、家で食べて寝ました。

11/20
7時30分起床、昨夜はかなり遅かったのでちょっときつかったです。荷物をまとめてKateさんの車でグレイハウンドバスのターミナルまで送っていただきました。9時45分に到着、10時発のバスでチケットも買ってなかったので少々あせりましたが何とか間に合いました。バスに乗ろうとしたその時Kateさんが走ってきてコーヒーとベーグルを差し入れしてくれました、ありがとう。バスに乗り込むとわりと空いているし座席もゆったりしていたのでこれなら4時間30分の旅も安心、ニューヨークへ向かいました。そのバスの運転手がまるでビデオでみたライトニンホプキンスみたいなしゃべり方をする黒人のおじいさんでとてもいかしてました。DylanやGarciaなどMDで聴きながら景色を眺めたり、ナンシー関を読んだりしているとニューヨーク市内に入りました。が、ここからがすごい渋滞で参りました。数十分遅れでターミナルに到着、ブッキングしてくれたDaveさんが出迎えてくれました。彼はMatador Recordのスタッフで日本のコーネリアスやギターウルフもリリースしているらしいです。Daveさんと地下鉄でニュージャージーのラジオ曲WFMUへ。WFMUにはみみのことやLSDマーチ、UP-TIGHT、MANDOGなどをよくかけてくれているDJのRobさんがいて彼の番組のスタジオライブの録音です。Robさんとは何度もメールのやり取りはしていますが会うのは初めて、物腰の柔らかい紳士的な人でした。録音はまさにスタジオライブでヘッドフォンをするでなくボーカルもモニターから出してやるというみみのことのレコーディングと同じスタイルだったので非常にやりやすかったです。ベースアンプがかなりへたっていたので西村さんは少し気の毒でしたが…。でもそのため全体に音量を押さえて演奏したのでライブとは違った面が出て結果的に面白い演奏となりました。Robさんはじめスタッフの皆も喜んでくれました。その後Robさんの奥さんGeeさんが差し入れてくれたビールを飲んで一休みし局内を案内してもらい、マンハッタンにあるRobさんのアパートへ。Robさんのレコードコレクションは相当なもので、特に日本物の充実ぶりは半端ではなかったです。友川さん、非常階段、タイガース、カップスのボックスセットやピナコテカのLP数種、高田渡などのフォークや勿論PSF関連まであげたらきりがありません。夕食にはタイ料理の出前をとっていただきました。メニューにはタイカレーもあってカレー好きの僕としてはかなりひかれたのですがビールも飲みたいので豚肉のいためものとサラダにしました。僕はカレーもビールも大好きですがカレーとビールという組み合わせはどうも苦手なのです。西村さん、志村さんはそれぞれチャーハンみたいなものを注文、どれもとても美味しかったですがやはり量が多く、またも残してしまいました。レコードを色々聴かせてもらい、「今のアメリカので何かお勧めは?」という僕のリクエストでかけてくれたのが"tuck tuck tuck"、これが暗くて沈んでいて儚くて最高の弾き語り、興奮してどこに売ってるのか聞くとOther Musicには絶対あるとのことで明日そこに行って入手することを決意(日本に戻ってみるとどうやら日本でも手にはいるらしいです)。さて明日は移動がないのでゆっくり眠れるぞ、ということで就寝。

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