みみのこと初のUSツアー無事終了しました。7日間でライブを6回、ラジオに1本出演してきました。

11/17
昼過ぎに新宿駅に集合、成田エキスプレスで空港に向かいました。空港に到着し荷物を預け出国手続きもすましまだ時間があったので軽く食事をとり、いよいよ飛行機に乗り込みました。本を読んだり飲んだり食べたり音楽を聴いたりうとうとしたりしてサンフランシスコ国際空港に到着。入国審査もすぐ終わり(他2名は色々と聞かれたそうですが…)その日滞在させていただく予定の家に電話、しかし留守。1時間ほど待ったのですがやはり留守。とりあえずライブ前に少しは休みたいし時間もたっていくばかりなのでと住所を頼りにタクシーで家に向かいましが案の定留守。しかもそこは商店街のど真ん中。大荷物を抱えた日本人の我々は好奇の目にさらされることとなりました。しかたなくドーナッツ屋に入り今後どうするかを相談。クラブが開くまでには時間がありすぎるし、その知り合いは帰ってきそうもないのでホテルを探そうということに。運良く西村さんが持参していたガイドブックに割と安めのホテルが載っていて、場所も近そうだったのでそこに歩いて向かいました。途中にも安そうなホテルがあったので志村さんが様子を伺いに行った所「犯罪者が逃げ込むようなホテル」だったとのことであきらめ、目的のAIDA HOTELに着きました。料金はベッド2つの部屋に3人で1人$25。これ以上歩くのも嫌だし何より休みたいしでそこに泊まることに決めました。部屋で地図を見ると今日ライブをするクラブにも歩いていける距離でよかったよかったとなり仮眠。楽器と必要な荷物を持ってクラブに向かいました。途中、中華のファーストフードのような店で食事。僕は焼そばと豚肉と野菜を炒めたようなものを食べました。焼きそばは給食を思いだすような味でちょっと失敗。クラブはHemlock Tavernという名前で手前が大きなカウンターの飲み屋になっていてその奥に別室という感じでライブスペース、キャパは4、50人といった所でしょうか。しばらくするとブッキングしてくれたMason Jones氏がやって来ました。今回のツアーではCDを事前に預かっていただいたり、CDのレビューを書いていただいたりと大変お世話になりました。子供が生まれたばかりとのことで嬉しそうに写真を見せてくれました。共演のSubarachnoid Spaceも到着し機材のセッティングをしサウンドチェック。PAの方もとても親切で初のアメリカライブの緊張もほぐれました。ライブはみみのことが1番手。お客さんは20人ちょっととやや寂しかったですが若い女の子(可愛かった!)からおっさん、いかにも音楽マニアな人まで色々で面白かったです。Subarachnoid Spaceは紅一点Melynda嬢を中心とするインストサイケバンド。自分の演奏も終わったのでビールを飲みながら楽しみました。それにしてもビールの種類がたくさんあるのには驚きました。終演後PA氏から「Japanese Jimi Hendrix」と声をかけられ冗談にしても嬉しかったです。ホテルに戻りシャワーを浴びてすぐ寝ました。

11/18
早朝6時30分に起床、荷物をまとめてシャトルバスで空港に向かいました。約4時間(だったと思う)のフライトでシカゴに到着、あいにくの雨。空港にはその日の対バンでブッキングもしてくれたPlastic Crime WaveのSteveさんが迎えに来てくれていました。昨日のこともあったのですごく安心しました。Steveさんとは以前日本に来た時対バンしたことがあり、その日以来の再会。すごく面白くて一緒にいるだけで笑ってしまうような人です。電車で彼のアパートに向かいました。途中彼の働くレコード屋へ。あまり時間がなくゆっくり見られませんでしたがかなりマニアックな品揃えで、ラリーズをはじめ日本物もかなりありました。僕らが持参していたCDも買い取ってくれて感謝。Steveさんのアパートはまさに狂っていて大笑い、レコードやらビデオやら大きな熊のぬいぐるみ(電気で動く!)やらポスターやらが溢れかえっていました。ライブをするEmpty Bottleはアパートから30秒位の所で、大きめのスペースです。そこで田畑さんお勧めの「ホームメイドハンバーガー」を食べました。とてもおいしかったですがなにしろすごいボリュームでつけあわせのポテトは食べ切れませんでした。そしてライブ、1番目はSpires That in the Sunset Rise女の子4人組でチェロやバンジョーも入った変わった編成です。あえていうとシャッグスみたいな感じでしょうか、とにかくすごくよかったです。志村さんも大絶賛していました。2番目はSteveさん率いるPlastic Crime Wave Sound。Steveさんのギター、ボーカルにフロアタムとスネアとシンバルだけのドラム、アナログシンセ、ベース、そして女の子がサイドギターです。サイドギターの女の子はキティーちゃんが大好きらしく、エフェクターをいれるケースやらバッグ、そしてギターもキティーちゃんのZO-3ギターを持ってました(SteveさんがHello Kitty Guitar from Japanと紹介)。サイケガレージパンクでみんな衣装も決まっていてかっこよかったです。そしてトリがみみのこと。前2バンドでお客さんもあったまっていて最初から大盛り上がり。シカゴにちなんでブルースと呼んでいる曲(正式タイトルは「ここから」)も演奏しました。「きかせて」の途中で志村さんがドラムを破壊、スネアは客席まで飛んで行きました。ドラムをセットし直し2曲演奏して終了。アンコールもいただきましたがギターの弦も切れていたので演奏はせず。終演後はそこでビールなど飲みながらお客さんと話したりして楽しかったです。Steveさんのアパートに戻ってメンバー友人集まってのちょっとしたパーティー、僕はレンジを借りて持って来た五目ごはんを食べて寝ました。

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