11/5 Minneapolis, Portland
8時起床、Mattさんと朝食を食べに出かけました。寒いですが気持ちいい、この辺は大学のキャンパスが沢山あって学生達が自転車で走り回っています。Mattさんお勧めのカフェへ。9時前に店内に入るとお客さんは我々だけ、開店まで少し時間があるようです。Mattさんに説明してもらいながらメニューを検討、昨夜あまり食べていないのでここはがつんと食べておきたいところ。僕は辛いのが大丈夫な人にはお勧めというCajun's Breakfastというのにしました。野菜や豆や米を炒めたのに卵とそれとチーズものかっていたような気がしますが今となっては定かではありません、美味しかったですが1/3程残してギブアップ、今回は食べきれると思ったんですが。ここにきてやっと気付いたのですが(遅すぎ)どの料理も一つのプレートに全部が乗っているので食べすすむうちに混ざってしまってどの部分もほとんど同じ味になってしまうので途中で飽きてしまうんですね。ご飯とおかずはやはり別々がいいです。しばらくしてSALAMANDERのギタリスト氏も合流、ツアーの周り方について色々話しました。Mattさんのアパートに戻りタクシーを呼んでもらって空港へ。Denvor経由でPortlandに到着。Siwa RecordsのAlanさんが出迎えてくれました。Alanさんとはメールでは2年以上やりとりしているものの会うのは初めて、とても背の高いがっしりした方です。ここ何年かはPortlandを離れ田舎に住んでいるということで久々の都会での運転、しかもレンタカーなので勝手が分からないようでいきなりワイパーが動き出したりして最初はひやひやものでした、その空気を察してか"Don't be afraid."と繰り返し言っていて面白かったです。だんだん都会のドライブにも慣れてきたところでAlanさんの友人Erikaさんの家に到着、以前も志村さんはまさにこの家に(その時は別の友達が住んでいた)泊めてもらったことがあるそうです。キッチンからはすごくいい匂いが漂っていましたが残念ながらその料理は彼氏用とのこと…、僕らはスーパーに買い出しに。サンドイッチコーナーがあったのでカウンターでヴェジバーガーというのを頼んだのですが何だか要領を得ない様子、色々言っています。で分かったのがここはオーダーシートがあってそれにどの野菜を入れるのか、チーズの種類、パンの種類、パンは焼くのか生のままか、マスタード、ケチャップの有無、などを記入の上氏名を書いて申請し名前を呼ばれるのを待つというシステムで、ただ単に「ハンバーガーひとつ。」などと言っても駄目なのでした。Alanさんの助言もあり何とか申請は受理され商品を受け取ることができ、帰宅してAlanさんおごりのビールと一緒に食べました。Alanさんによると今日は23時過ぎに好きな時間に行って演奏すればよいとのこと。また出演予定だったFaustのギタリスト氏はキャンセルになったようで残念。この時点で19時頃でまだまだ時間があるので仮眠したりCDを聴いたり。22時頃になってさすがにもう暇なのでそろそろクラブに行かないかとAlanさんに言ってみたのですが"Don't hurry."と言ってビールを飲んでいます。まあ今日はそういうノリなのだなと納得してAlanさんに任せることにしました。23時30分になってようやくクラブに向かいました。そこは看板も出ていないシークレットクラブのような所、店の前には10代と思しき男女がたむろしています。狭い店内も若者たちで満員、そこらじゅうグラスは割れるは酒はこぼれるはの混沌ぶり、確かにこれでは居場所もありません、Alanさんナイス判断。なんとか奥の席を確保、ここは食べ物もタダということなのでAlanさんにおまかせで注文、出て来たのはエチオピア料理、野菜、豆、肉の煮たのを生地に巻いて食べるのですがすごく美味しかった、できればもっと落ち着いた状況で食べたかったところ。そうこうするうちに他のバンドの演奏は終わった模様。DJが曲をかけているのでいつでも好きな時に演奏始めて下さいと言われるも、もうとっとと始めてしまおうということでセッティング。おそらくここにいるほとんどの人は今日誰のライブがあるとかそんなことに全く興味がなく、週末なので(金曜日でした)みんなで騒ぐぜ、って感じで来てるだけでしょう。昨日に引き続いてなかなか面白いシチュエーションと言えます。しかも今日は若い女の子も沢山いるので俄然張り切って演奏開始。ロックっぽい曲ではすごく盛り上がるのですが静かな即興っぽい曲になると途端に引いてしまいます。まあこっちもお構いなくいつもどうりやるだけです。演奏が終わるとお客さんは2/3位に減っていました、まあこんなこともあるでしょう。物販などもできるような雰囲気ではなかったので早々に退散、店の騒ぎはあの後も続いたのでしょうか。家に戻ってあらためてお疲れ様のビール。Alanさんは相当のビール好き。彼お勧めのIndian Pale Ale(通称I.P.A.)がすごく美味しいうえにアルコール度数がビールにしては高く6.9%と強力。明日は時間に余裕があるからというのと、もう家に居ていつでも寝れるという安心感で僕は飲みまくり、Alanさんに「どこにそんなに入るんだ」と笑われる始末。それでもまだまだ調子に乗って飲みまくり、最終的に志村さんに飲み過ぎとたしなめられました…。少しへこんで就寝。時差もあって長かった一日も終了。

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