8/5 Los Angels,Chicago
 午前5時過ぎ起床、皆はまだ眠っています。なるべく起こさないように気をつけてシャワーへ。夜中は水しか出ないと聞いていたので水シャワー覚悟でしたがなんと途中からお湯に変わりラッキー。ゆっくりとシャワーを浴びて部屋に戻ると志村さんが起きていました。昨晩はほとんど眠れなかったとのこと。ツアー初日で体は疲れているのに、へんにあたまがさえわたる、ことがよくあるそうです。皆も起きて約束の6時30分にタクシーも迎えに来てくれ、空港に向けて出発、無事到着、チェックインしたまでは良かったのですが、セキュリティーチェックが長蛇の列で一向に進みません。周囲もざわついています。途中から便の早い順で案内され無事間に合ったのですが、結局何も食べれずじまい。割と余裕を持って出たのに…。機内では有料の朝食が売られていましたが何となく悔しいので買わず、クッキーとジュースのみで4時間のフライトをしのぎました。
 シカゴオヘア空港に到着、荷物受け取りに向かうと綺麗な女の人が話し掛けてきました。なんでも機内にいるときから僕ら4人をミュージシャンかなと思っていたけどギターを持って歩いているのを見てやっぱりそうだったんだと思ったということです。ミュージシャンに興味があるらしく色々話をして楽しかったけど分からない部分も多く残念。こういう時のためにも英語の勉強しないといけませんね。空腹を我慢して電車でDamen駅へ。到着するとさすがに我慢も限界、目に入ったNOODLE SHOPという店に飛び込みました。NOODLE SHOPというもののご飯ものも色々ありタイ料理屋のようです。道下君はなにやらチャーハン、志村さんはなにやら汁そばみたいなの、僕と金子さんはレッドカレーを注文しました。すると奥の席に座っていた女の子が我々の席にやってきました、今日はよくもてる日のようです。話が進んで分かったのは、彼女もバンドをやっていてツアーでシカゴに来ている、そのバンドはサイケな音楽をやっている、日本に知り合いがいて日本ツアーを計画中、で、今日のライブを観に行く予定なのでゲストにしてくれないか、ということでした。数分後、彼女は去り、注文の品がやって来ました。カレーはなかなか美味しく空腹も手伝ってその量にもかかわらず完食、ごちそうさまでした。
 タクシーに乗り少し遅れて会場のEmptty Bottleに到着。一応今晩が今回のツアーのメインでMILIIOM TANGUES FESTIVALと題して5日間行われるサイケフェスの2日目、昨日は河端さん+KINSKI、にせんねんもんだいなどが出演、他にもSIMON FINN、MICK FARREN(直前にキャンセルになった模様)など数十組が出演するということです。しばらくしてこのフェスティバルのオーガナイザーでもあるSTEVEさんがやって来ました、相変わらずテンション高いです。サウンドチェックスタート、僕は昨日の反省もあり色々セッティングを試してみました。んー内臓のファズのセッティングが難しい、でも今日のアンプとは相性が良さそうです。荷物をまとめて徒歩1分のSTEVEさんのアパートへ。初訪問の金子さんと道下君はポスター、レコード、CD、ガラクタなどであふれたその部屋の狂いっぷりにびっくりしていました。彼の部屋にはいつも友達が沢山出入りしていて今日も若者カップルと少し年をとった男の人がソファーに座っています。僕らもやあやあという感じで挨拶、紹介されたのですがSTEVEさんの言葉に一瞬耳を疑いました「こちらがSIMON FINN」。おおーと思いつつ顔を見ると確かに見覚えがあります。まだ気付いていない様子の道下君に「彼がSIMON FINNだよ」と教えるとすごい驚きようでした、道下君は大ファンなのです(勿論僕もファンですが)。ひとしきりサインをもらったり記念写真をとったりして少し落ち着いた様子。SIMON FINNさんには勝手にミステリアスなイメージをいだいていたのですがとても話好きの気さくな方で色々と面白い話を聞かせてくれました。そして昔発明したものだとピカピカと光るアクセサリーをプレゼントしてくれました(この商品、売り出した途端に中国人に真似され半分の値段で売られてしまい、全然儲からなかったとのこと)。是非日本でライブがやりたいと言っていました、実現してほしいです。そうやってくつろいでいる内にライブの時間が迫ってきたので物販の準備、今日は物販係のスタッフがいてくれるということで非常に助かります。ライブはJosephine Foster & The Supposedからスタート、女性ボーカルがとてもきれいな声でバンドの演奏も控えめながらカラフル、CD買えばよかったな。2番目はTarpis TulaでなんとギターはDAVID KEENAN氏、イギリスの音楽誌WIREに僕らの記事をよく書いてくれている方です、まさかこんな所で会うとは思いませんでした。あとサブステージではギター+ボイスのノイズデュオや魔女の格好をした女の子のパフォーマンスなどもありました。そしてLSDマーチの出番、お客さんは100人弱位でしょうか、すごく熱い反応でこちらも煽られテンションの高い演奏となり、暴れ度はこのツアーで一番。やっぱりロックはこうでなくっては。ステージを降りるとSIMON FINNさんが駆け寄ってきて抱き付かれ、なんとサインまで求められてしまいました、これは嬉しかったです。本日のメインライナーは金子+志村デュオ、金子さんはどこにいても金子さんなところが凄いと改めて感じました。そういえばこの店のカウンターに座って飲んでいる金子さんを見た時もそこだけが高円寺のモズライトに見えました。終演後はどんどんお客さんが話し掛けてきてくれビールもどんどんすすみ楽しい夜となりました。物販の売上も好調で、金子さんのLPやこの日届いたばかりのLSDマーチのLPもニューヨーク分を残して売り切れ、計算も商品管理も完璧にこなしてくれた物販スタッフに感謝。片付けを終えSTEVEさんの部屋に戻った頃から酔いと寝不足であまり記憶なし、寝袋にくるまって眠りました。

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