"Experimentations of Light"
三宅道子は、『光の媒体』としての魅力をガラスという素材に見いだしながら、あらゆるガラスの可能性を探求している作家である。
プラハでの初個展、「雑居ビル」"Experimentations of Light"は窓をテーマに普段その存在や奥行きを意識させ、外壁との調和がとれた空間を作り出すというものである。一つ一つの立方体を一つの部屋に見立ててその外壁にあう窓を組み合わせていくという手法を通して、素材と素材、物と物、見る人と物との関係を浮かび上がらせていく。