平成11年2月13日の第12回運営委員会において、平成10年度助成活動審査が行われた。今年の申請は、ペンキ塗りボランティア隊と湯川商店街振興会の2チームのみ。すこしさびしい助成活動審査になった。選考会も対象を選ぶというよりも、対象チームへの疑問点や要望を述べ合うというものになった。
まずペンキ塗りボランティア隊は今回で6回目になって実績を重ねており、また地元高校生の参加なども評価されて、助成が決定した。とくにボランティア隊の参加者が増えたこともあり、作業中の安全確保が重要だという点から、足場代などをできるだけ確保してもらおうとの配慮から、助成金額を昨年より5万円アップの35万円を助成額とした。
湯川商店街振興会の活動への支援は昨年も議論になり、まちづくり活動そのものは評価するものの、基金の助成による活動具体的内容、結果が見えにくいという点から、選外になったという経緯があった。今年の応募内容については、テーマを絞り込んで、住民参加のワークショップによる福祉道路整備計画の提案という点への助成ということで、15万円の助成額が決まった。
●助成団体は以下の通り↓
申請者 | 代表者 | 助成希望テーマ | 希望金額 | 助成金額 |
ペンキ塗り ボランティア隊 |
耶雲 恵 | 下見板張り町家ペンキ塗りワークショップ | 35万円 | 35万円 |
湯川商店街 振興組合 |
池田 石男 | 市民参加ワークショップ・福祉道路整備計画の提案 | 15万円 | 15万円 |
平成9年度助成の西部地区群居ワークショップは、昨年具体的な活動が進まず、留年ということになったので、今年あらためて活動を進めるということであり、報告会には3チームが登場ということになる。函館でのコーポラティブ住宅づくりというパイオニア的な目標に取り組むチームだが、西部地区の元気づけのためにも、すこしでも実になる成果のでることを期待したい。
◎西部地区群居ワークショップの動き◎
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函館色彩まちづくり基金もスタートして6年目にはいった。すこしマンネリ気味の助成活動、減少気味の応募件数など、市民活動の中だるみ期に入っているのかもしれない。新鮮な人材も含め、新たな活動企画が求められる時代にはいっているのだろう。