種からパンジー、ビオラを育てる

 2006年 「ハネの村」流、パンジー、ビオラ作りをご紹介します。

発芽のころの拡大写真。
けし粒のような小さな種から白い根と発芽しているのがわかりますか?

            

今年は、パンジーはモルフォ、エンビー、デルフトの3袋、
ビオラはフルーナパープル、フルーナラベンダマジック、フルーナアプリコットシェード、ソルベオレンジYTT
の4袋の種を購入し、育てています。いづれも「サカタのタネ」から取り寄せました。

 プランターで種からパンジーを育てる方法です。
今年で10年以上、基本的には同じような方法でやっていますが、
まだまだ失敗もあります。
特に欲を出して早く花を咲かせようとしたり、早く大きくしようとすると失敗するような気がします。

毎年、いろいろチャレンジしています。
それも楽しいです!
他の花や野菜を、種から育てる場合とも共通点が多いですね。

 

上の写真は(9月14日撮影)
@まずパンジーの種を購入します。(7月から8月)

・購入した種は冷蔵庫の野菜室に1週間ほど入れておくと発芽率が良いと聞いています。 
8月末のまだ暑いとき、冷蔵庫で一度冷やして秋になったと勘違いするのでしょうか?

・数種類の種を選びます。
高くても1袋200〜300円ぐらいですので、安物でなく、
新しい品種
で多花性で丈夫な種類の種を、
私は毎年6種類、6袋ほど「サカタの種」のカタログ通信販売で購入しています。
 
A8月最後の週から9月初旬、遅くてもお彼岸の日(9/23)までに種を蒔きます。
・9月になって少し涼しくなった頃のほうがぐんと育てやすいですよ。
東京近辺では9月9日ごろが、素人でもうまく育てられる最適時期のような気がします。
昨年は早く咲かせようといつもより早い8/25に蒔いたけれど、
せっかく芽が出ても、病気や害虫で半分はダメにしました。

種を蒔く土は必ずバーミキュライトか赤玉土のように肥料分、雑菌がまったく
無い
ものを購入
して使用します。

・パンジーは好光性の種ですので、蒔いた種には土はかけません
種が土の上に見えていて構いません。
・必ず名札をつけておくことも大切です。

・水をかけて新聞紙で蓋をして日陰の涼しいところに置きます。
発砲スチロールなどの箱に入れておくと暑さを防ぎ、発芽率が向上するようです。
水は下から吸わせるか、霧吹きで毎日湿気を与えます。
乾かすと発芽しても枯れてしまいます。

・早くて1週間、遅くても2週間で芽が出てきます。

         


バーミキュライトの土の上の種から根が出ています。
発芽している種もあります。
このくらいになったら新聞紙を取って構いません。


B1W後、少しでも発芽したら新聞紙を取る。(上の写真は播種後、1w後の9月16日撮影)
新聞紙を取り忘れているとモヤシのように徒長してしまうので毎日よく観察してください。

・発芽が2,3割の種に見られた頃、大体1週間ぐらいで新聞紙を取り除き、
発砲スチロールにいれたまま軒下で徐々に光に慣れさせます。
霧吹きで毎日、水分を与えてください。残りの種からも発芽します。

・この頃はまだ残暑もあり、雨には当てないでください。
酸性雨の水圧と病気、害虫で腐ってしまいますよ。

・以前、薄い液体肥料を下から吸わせると成長が早いと思いやってみましたが
失敗しました。植え替え前は水だけが安全です。


           


・水をかけて新聞紙で蓋をして日陰の涼しいところに置く。
発砲スチロールなどの箱に入れておくと暑さを防ぎ、発芽率が向上するようです。



以下は2004年度の様子です。
          
右上の写真の右端の黒い土は、花壇の土のため、種が腐ってまったく発芽しませんでした。

C第1回目の植え替え:
9/22
植え替え直前の苗の様子です。
しっかりとした2枚葉がそろえば植え替えです。


       


・プランタに腐葉土と庭の土を半分ずつ混ぜ、発酵油粕の玉の肥料を2握りほど混ぜます。

・強い肥料を混ぜると苗は枯れてしまいます。
以前、粉の肥料を混ぜて全て枯らしたことありました。

・苗は5〜6pおきに植え替えます。
普通の大きさのプランタで横10株、たて4株の合計40株ぐらい育てられます。
ここでも名札を忘れずに。

・徒長している苗でも大丈夫です。
葉から下の茎の部分も根と一緒に土の中に埋めます。

指で2cmほどの穴を開けてから苗を置き、周りの土を寄せ、
苗の周りのよく押し込み硬めに植えつけます。

プランタに植えつけ終わったら、オルトラン粒状、ダイアジノンなどの虫除けを
ぱらぱらと蒔き、霧状にして、やさしく水をたっぷりかけます。


           

植え替え直後の苗です。(9/22撮影)

            
  
・右上の写真はせっかく植え替えた苗が2週間後に1夜でナメクジに
半分近く食い荒らされてしまっいました。

新種の苗で期待していただけにがっかり。
10月中旬までは最低限の消毒
は必要ですね。

わずかに残った苗が右下に。
白い粉はオルトランという殺虫剤をあわてて散布したものです。
だが手遅れでした。回復せず。
左の写真は被害に会わなかったプランタ。

        

D第2回目の植え替え(上の写真は02年11月17日撮影)

・左の写真のように苗と苗とが重なるほど成長したら、2回目の植え替えをします。
右の写真は植え替え後。根に刺激が与えられるのと、のびのび根も伸ばせるためか、
植え替えると急に成長します

・土は1回目の植え替えのときと同じものをたくさん容易する。

・間隔は1個のプランタに5〜6株ずつ千鳥に。

・真冬の霜で苗が浮き上がらないよう、根元はぎゅっと押さえつけておいてください。

・水は植え替え後、たっぷり。後は表面の土が乾いたら、たっぷりと。

・一つのプランタには同種類の苗を植えます。
名札をつけておくと、プランタを並べ替えてデザインするとき便利です。

          

E真冬の寒さ対策(03/02/2撮影)

・12月中旬には霜除け、寒風よけに不織布のように光、空気、水は通すうすい布を掛けます。
園芸店で2m四方の大きさのものが、約300円ぐらいで安く売っています。

洗濯バサミで留めておくと世話をする時、取り外しが楽です。

・きちんと秋に根が張っていれば土が凍っても大丈夫です。
寒さ、風対策したほうが成長は良いですね


・下の2枚の写真は寒さ対策をしたプランタです。花をつけ始めました。
防寒対策せず、花壇に直接植えた苗(まだ花は咲かない)との違いは歴然です。

           

もうすぐ春。4月には満開になります。


             


写真はプランタでなく花壇に植えたものです。
霜柱で周りの土が持ち上がっていますが、パンジーは寒さには丈夫。
寒さ対策してないので成長は上のプランタのものより遅れていますが、春になればOKです。

F春、たくさん、長く花を咲かせるためには? (下の4枚は03/03/2撮影)

・2月中旬過ぎて、寒さ対策の不織布を取り外します。
花もだいぶ咲きそろってきました。
太陽の良くあたる場所においてあるプランターのパンジーは2分咲きぐらいになりました。

追肥:発酵油粕(中粒)を1つのプランターに1握りずつ1か月おきに与えます。

水遣り:表面の土が乾いたらたっぷりプランタの底穴から水が吹き出るぐらい与えます。
5月の日差しが強い日には朝晩1日2回はやります。
パンジーは水が好き
です。

・色あせた花、花の変周辺がしおれてきたら、
花ガラをこまめに摘む
と次々に新しい花が咲きます。
そのままにして種をつけると株が弱ります。

アブラムシ対策:最低限の消毒は必要です。
4月からオルトランで毎月1〜2回ほど消毒します。

         


上の写真は今年初めて育てたサカタのタネの「モルフォという名の新種。
全米でもっとも権威ある花のコンテストであるオールアメリカセレクション(AAS全米審査会)で2002年受賞。
欧州での同種のコンテストであるフロロセレクト(FS)では金賞を受賞。

パンジー「モルフォ」は、アマゾン川流域に生息するモルフォ蝶のイメージを持つ、
まるで自ら光を発する夜光虫のようなブルーとイエローの淡い
グラデーションが特徴のニュータイプパンジー・・・ とか。   
満開時、どんな花になるか楽しみだなー。

         

毎年育てている「ビオレットステラ」。 
これは5分咲き。

サカタのタネのビオラ 「ブルースワール」。これも今回初めて育てました。
クリームに紫の縁どり。
初夏まで花壇を彩りますとか。

<今回はここまで、次回に続く>