ジャガイモ「もちいも」つくり

 数年前、絵描きの叔父から春先、5個、小さな種芋を送ってもらいました。
母の田舎である愛知県の山奥の津具村で昔から作っているジャガイモの一種らしいです。

 サトイモと違い、普通、ジャガイモは前年収穫したものを保存して、種芋にするとウィルス病に
犯されていて、うまく育ちません。
一度試しにやってみましたが、すべてウィルス病にかかって、豆のように小さな芋しか収穫できませんでした
したがって、必ず、北海道などで種芋用に作られた種芋を購入して育てるのが一般的です。

 ところがこの「もちいも」は野生に近いせいか自家保存した芋が種芋として毎年利用できるそうです。
叔父がすでに20年以上、毎年、自家保存して育てている貴重な芋の種です。
ウィルスフリーのジャガイモです。
もらった種芋は3cmほどのしなびたような大きさで、切らずにそのまま植えるように教えられました。
あとはキタアカリと同じようにマルチ高畝栽培です。

  

その「もちいも」も初めて収穫しました。普通のジャガイモと違い、写真のように根の量がとても多く、
色は表面が少し赤く、形はメークインのように細長い。母に電話で聞くと「赤いも」とも呼ばれているらしいのですが
「赤いも」と「もちいも」がはたして同じものか?よくわかりません。
どなたか教えてください。

ゆでて、串に刺し、炭火などで焼いて味噌田楽にするとおいしいそうです。
「もちいも」という名前から想像すると、お餅のように煮ても形がくづれないメークインに似ているのかも?


どなたかこの芋について、由来とかご存知のかた、おしえてください。

「もちいも」づくり 2009

瓜うり様からの情報

・・・ところで「もちいも」の件ですが久しぶりにいろいろ検索してみたところヤフーで「赤イモ」で検索してみると2番目に「二度イモ」というサイトがありました
津具村のとなりの山梨県の南端の村で古くから作られている
「赤いも」「白いも」という連作障害のないジャガイモが紹介されています。
 
おそらくもみじ村長の栽培したのはこの系統ではないでしょうか
ただこのイモは他所で栽培するとイモが大きくならないといわれていますのでそちらで栽培して大きくそだった「もちいも」は貴重かもしれませんね
来年は是非栽培されて種芋を確保されてはどうですか
・・・・・


もちいも種入手

2008年の暮れ、数十年もの間、もちいもを作りその種芋を守っている叔父に連絡し、送ってもらいました。
まだ、昨年初夏に収穫したもちいもの種芋です。貴重な種芋。是非、今度はハネの村でも守りたいです。

 

これがもちいもの種芋。大きさは7,8cmと小さく、
6月ごろ収穫して冷暗所に保存して半年。しなびてあちこちしわがあります。(12月末現在)
これから売り出す普通のジャガイモとは様子が違いますね。

ところどころ芽がでており、
植えるときは芽を欠き取り、切らずに丸のまま植えるとのこと。
これで夏には味噌田楽をと期待がふくらみます。