狗 根 国



場所

狗根国本国は、畿内地方にあることがはっきりしています。畿内は、現在の大阪府・奈良県・京都府の一部・兵庫県の一部あたりの地域のことを指します。 昔の地名だと、摂津国・河内国・和泉国・大和国・山城国の5国の総称でした。
 ゲーム版によれば、狗根国本国の首都は山都(やまと)だといっています。ということは、大和・・・奈良県あたりが、狗根国の本拠地だと思って間違いないはず。
 さらに狗根国という名になる前の設定段階では、邪魔吐という国名だったようですしね。

 ついでに首都にある城は、勢多城(せたじょう)。現在でのそれらしい地名「誓多林」は奈良県奈良市にあります。


支配地域

 狗根国の本国が奈良のあたりで、九洲も支配していたということは、本国以西の全ての本州地域は狗根国の支配下だと思っていいでしょう。
 四国・・・火魅子世界では泗国地域は、帖佐が討伐に赴いている最中なので、完全な支配とはいえないでしょうが。

 以西が支配下なら、以東も支配下にあってもおかしくないわけですが、そっちの範囲は不明。なんであれ、狗根国が広大な支配地域をもっているのは確かです。九洲は10巻で耶麻台国側と天目側に奪われましたが、その程度でヘロヘロになる国ではないってことですね。
 魔界の力を得た超人や魔人、魔獣や古代遺産を使役する強大な軍事力を保持しています。


体制

 狗根国の頂点に立つのは、代々の大王(おおきみ)。正体は一切不明。
 魔界の力を手に入れた、蛇渇のようなある意味「化け物」といってもいい人物さえ、素直に従っているのですから、多分火魅子のような、強大な力を持っているんじゃないかと思われますけどね。
 次が東太子(ひつぎのみこ)、つまり第一王位継承者。以下、王子、王女達がいるようです。紫香楽もその中の1人でした。

 職の優劣は、よく分からないのですけど・・・ゲームに一度だけ出てきた、大将軍と呼ばれる人物(達?)や、左道士総監、紫香楽のような地方を統括する長官などが、最高位近くにあたるのでは。王族がそれらの地位をほとんど兼ねているのでしょう。
 で、大将軍の下の地位には上将軍というのがいます。東山や回青がそうです。
 さらに下に、左道士監の蛇渇や枇杷島艦長・平八郎、四天王の天目や帖佐。彼らは同程度の地位みたいです。上将軍あたりからは、魔界の泉の力で超人的な力を得たものや、非常に有能な者が占めて多くいるようですね。
 で、その下に普通の人間である国司や留守、将軍(常慶のような)などが続きます。
 今のところ分かっているのはこの程度だと思います。

 狗根国の上下関係は厳しく、出自や身分によって大体の地位が決まってしまうようです。実力があろうと、下のものが上にいくのは容易ではない。逆に実力がなくても、身分さえ高ければ高位につくので紫香楽みたいなのが出てくると。賄賂も横行するため、多李敷と志野の一座のような事件も起きるんですね。もっとも、無能ばかりに全てを任せるのではなく、要所要所には有能な者を配置し、破綻しないようにする配慮はあるようですけどね。手柄を立てれば上に行くチャンスはあるようで、天目がそのいい例でしょう。


信仰 

 狗根国が信仰するのは、水に関係する神であろうとは分かりますが、名前は不明。魔界を象徴する黒き泉を受け入れたのも、これが土壌にあったから?
 死人を操る術なども得意としていますし、暗黒神信仰と言い換えてもいいかも。
 聖獣は黒いネズミ。陰陽五行でいうところの水気の干支にあたり、黒も水気の色だからとか。
 戦旗の紋章は、ムカデ。よりにもよって、なんであんな気持ち悪いものを紋章にしたのか、理解に苦しみますが(^^;
 ムカデは足が多く、いくつもの支流に別れて流れる川を連想させるという説があるので、これから来ているのでしょうか。

 火を信仰する国、耶麻台国と狗根国はとことん相性が悪いですから・・・狗根国が支配するようになって、その神を押し付けられた耶麻台国の民は、不満たらたら当然ですね。
 左道士は普段各地を回り、それらの信仰を押し付ける役目を負っていました。同時に不満分子を探し出し潰すという役目や、戦争時に召喚されこの地に残ってしまった魔獣の掃討の役目も兼任していましたけどね。


征西都督府 

 九洲を統括する狗根国の出先機関。
 長官は紫香楽でした。紫香楽自身は無能なお飾りでしたが、補佐役の帖佐が有能だったため、それなりに治まってはいたようです。耶麻台国の残党や野党の集まりなどが反乱を起こしても、すぐに叩き潰されていたのは、帖佐の活躍が大きいとか。
 また、天界の扉を探すため、耶麻台国の元高官などを探し出し情報を集める役割を、天目は任されていました。

 都督府は政務殿と宮殿と王宮で成り立っていたようですね。
 政務殿は通常の政務を司る場所で、陰陽五行の四神にちなんだ、玄武殿、朱雀殿、青龍殿、白虎殿で出来ていました。水気の神・玄武の名がついた所が最重要だったのは、いうまでもない。
 宮殿は祭祀を司るところで、北斗宮と南斗宮でできています。水気の方位・北の宮には魔界との次元回廊、黒き泉が湧き出ていました。
 王宮は居住区。紫香楽の居住する紫香楽之宮などがあったようです。