遥か幻想の大地。誰もその存在を知りえない現代。九州ではない、それは九洲と呼ば
れていた。
 彼の地を治めていたのは火魅子と呼ばれる女王であった。国の名は耶麻台国、その名
は一度歴史から消えた。狗根国による侵略によってである。
 しかし、神の遣いと呼ばれた男が彼の国を救ったのだ。それは烈火の如く、僅か2年
という歳月で成し遂げた。
 九洲という大地が、再び耶麻台国という名を冠した後に彼の姿は消えていた。おそら
くは、神の下へと帰ったのだろう。そう誰もが思っていた。それは、耶牟原城が開放さ
れた後に現れた光の大柱がそう思わせざるを得なかった。
 そして、それは間違いではなかった。



火魅子伝〜恋解〜 離別、再び来る逢瀬の序曲

作・Ao-Liangさん




 AM6:31、目覚まし時計が鳴り響く部屋で彼は目が覚めた。身を起こして、頭を
掻きながら未だ鳴り止まないそれを手に取った。

 「ふぁあ〜、まだ寝れるじゃねぇか。寝よ寝よ」

 一旦は目を覚ましたが再び惰眠を貪り始めた。
 彼の名は九峪雅比古、近所の高校に通う至って普通の高校3年生である。いや、そう
であった。彼こそが神の遣いその人なのである。九州、いや、現代ではとてもそうは見
えない、どこにでもいる高校生にしか見えない。
 1時間後、惰眠から覚めた彼はあちこち痛んだ制服に着替えて、朝食を取りに階下へ
と向かった。
「おはよ、母さん。メシある?」
「おはよう、雅比古。珍しいわね、日魅子ちゃんならまだよ?」
「何言ってんの、俺だってたまにゃ起こされずに起きるよ」
「どうせまたバタバタして出て行くからと思って用意してないんだよねぇ、まぁいいわ
そこにある分食べてなさい。私の分は作り直すから」
「サンキュー母さん。じゃ、いっただっきまーす」


 彼が朝食を取り始めてすぐに九峪の家にチャイムの音が鳴り響いた。
 朝食の用意をしていた母親がスリッパの音を立てて、いつものお客さんを迎えに出た。

「おはよう、日魅子ちゃん」
「おはようございます、おばさん。アイツは?」
「いつも通り・・・と言いたいところだけど、今日は起きて朝ごはん食べてるわ」
「うそ、今日こそはエルボー一回で起こせるようにって練習してきたのにっ」
「ほどほどにね」
「あ、すいません。で、上がってもいいですか?」
「えぇ、どうぞ」
「おっ邪魔しま〜す」

 玄関の会話も気にせずに、食後のコーヒーを楽しんでいる九峪のところへ、日魅子が
現れる。
 日魅子、姫島日魅子と言い、考古学教授である姫島教授の孫で、本来なら彼女が九峪
の代わりに九洲へと飛ぶはずだった。九峪の代わりではなく、九峪が代わりなのだが。

「おはよ、九峪。ホントに起きてんじゃん」
「お前もかよ、俺だってたまにはお前に起こされなくても起きるっての」
「はいはい、そんなことはどうでもいいから。学校行こうよ、あんまりゆっくりしてる
とまた走ることになるよ」
「だな、行くか」

 簡単な朝の挨拶だけで、九峪は鞄を取りに部屋へと上がっていった。日魅子の方は既
に玄関へ向かった。
 部屋に鞄を取りに来た九峪だったが、鞄の脇に置かれていた銀の腕輪だった。それを
見つめながら物憂げになりそうな九峪に、階下から呼ぶ声が聞こえてくる。

「なにやってんのー!遅刻するでしょー!」
「ヤベッ」

 無造作に手に持った腕輪をポケットに投げ入れ、走って階段を下った。

「悪ぃ悪ぃ、さ、行こうぜ」
「そう思うんならもっと早くおりてこいよな」

 少し不機嫌になってしまった彼女を、学校に着くまで宥めていた。彼女にとってはい
つものこと。だが、彼にとっては2年ぶりのやりとり。何気ない会話も懐かしいと感じ
ていた。
 しかし、彼女とは違い、彼にとってはそこにすでに恋愛感情というものの存在は薄れ
ており、ただ、この時間に戻って来たという実感を噛み締めているのだった。

「(マズイ、学校に来たのはいいが、まったく覚えてねぇ)」

 学校に来ることが2年ぶりの彼にしてみれば、前回の授業内容など覚えているはずも
なく、1限目からこの調子である。頭の中を必死で整理している時に教師に指摘され、
慌てていたところを隣の生徒から向けられたノートに助けられた。
 ただ、あれだけ切願したはずの生活に戻ったはずなのに、2限目以降の九峪の様子は
一変、授業や教師の怒号も上の空。教室の窓からただただ空を見据えて呆けていた。
 つまらない、九峪はそう感じていたのだ。彼にとっては昨日までの生活が日常になっ
ているのだ。

「あぁ〜、やっと終わったぁ〜〜」

 情けない声を出しながら机に突伏する。心に空いた隙間を埋めるものが見つからない、
本来ならばその隙間は日魅子という存在が収まるはずだったのだ。分かっているつもり
だが、叶いはしないという悲しい本音が九峪の胸の内に喪失感をもたらしていた。
 午前の授業を終えて、突伏したままの九峪を昼食に誘おうと日魅子が近寄ってきた。

「九峪ー、ゴハン行こっ」
「昼メシ?あぁ、そういやそっか」
「なになに。何を納得してんのよ、若年性健忘症?」
「バカ、まだボケるにゃ早ぇよ」
「む〜、だって九峪ってば、昨日からなんかヘン!」
「わっ、バカ、叫ぶヤツがあるか。とにかくメシな、メシ」

 彼女の口を手で覆い、引きずるように教室を後にした。
 狭い食堂での出遅れは致命傷となり、二人は購買でパンを買って学校の裏手の土手に
いた。どうにも会話が噛み合わない。日魅子の方はつい先週の話をしているのに、九峪
にはその実感がない。むしろ、先週の前に【2年前の】という装飾が付いてしまうから。
日魅子にしてみれば、そんな態度を取る彼に怒りを覚えることは易いことだった。
 不意にその不満の全てをぶつけようと言葉を紡ぐ。

「ねぇ、九峪…」
「あん?」

 かじろうとしたパンを咥えたままで、日魅子の方を向く。

「あのさ…私と居るとそんなにつまらないかな?」
「な、何言ってんだよ、そんな急に」
「だって、昨日の晩から九峪おかしいよ!鈴が鳴ったと思ったら光と一緒に消えちゃっ
てさ、なのに少ししたらまた光の中から現れたり、制服だって、そんなにボロボロになっ
てるし、背だってなんか伸びてるように見えるし…」
「そ、そんなことあるわけないだろ。制服がボロくなったのはそりゃ教授の手伝いして
たらこうなったってだけでだなぁ…」
「それでもっ!」
「なぁ〜んの話してんのかな?アレかな?痴情の縺れっての?雅比古ちゃ〜ん、色男は
辛いのね〜」
『!?』

 二人が驚きのあまり後ろを振り向いたら、そこには九峪のクラスメイトの猿渡秀登が
いた。

「脅かすなよヒデ、寿命が縮んだぞ?」

 秀登に返しながら、日魅子に目配せをする。続きは後でと九峪の目は語っていた。日
魅子の方もそれの気付いたようで、渋々ながら会話を秀登達の方に合わせていった。

「俺と雅比古ちゃんの仲じゃないのぉ〜」
「やめぃ、気色の悪いっ!」
「気にすんな、軽いジョークだから」
「いやいや、迫真の演技だったぞヒデ。まるでその筋の人と見間違うほどの出来だった」
「あ、アハハ…」
「そうでしょ〜、雅比古ちゃ〜ん」
「だぁー、その猫撫で声を止めんかいっ!」
「はいはい・・・ん?」

 悪乗りを続けて九峪を撫で回していた秀登だったが、九峪のポケットの違和感に気付
いた。上着の上からでは確信が持てないが、明らかに九峪の持ち物にしては形に疑問が
浮ぶ物体を見つけた。秀登は一瞬だけ小悪魔的な笑みを浮かべて再び演技を始めた。

「フフフフフフ…」
「ど、どうしたんだよヒデ?」
「ちょっと怖いよ、ヒデ君」
「謎が解けてしまったんだよ、九峪クン。君の、いや、君たちが隠している真実がね」

 今回はオカマではなく、探偵だった。彼は名探偵を演じようとしていた。

「あのぉ・・・猿渡秀登さん?」
「この期に及んで隠すのかい、九峪クン。全ては君のポケットの中身が物語っているの
だよ」

 その台詞で九峪の体が一瞬揺れた。脳内では朝の行動から今、自分のポケットに入っ
ている物を連想していた。それは、志野との別れ際に差し出された腕からすり抜けた彼
女の装具だった。そして、隣には日魅子が居て、秀登の言葉をしっかりと聞いている。
どうにか秀登の次の言葉を防ごうと画策するも、良い案が浮かんでこない、ますます焦
りだけが募っていく。

「先ほど、私が迫真の演技、そう演技で君の体を弄った時に、私は確信したのだよ!」
「それだけ演技演技って連呼してると演技かどうか怪しくなってくるわね・・・」
「何を言うか、日魅子クン。演技に決まっているではないか!」

 絶好の転機だと九峪は感じた。このまま明後日の方向に会話を持っていければ秀登が
志野の装具に関しては口を開かなくなるだろうと思ったからだ。

「それにしては生々しい手の動きだったぞ」
「お前まで言うのかマサ…」

 そこにあったのは秀登の肩にぽんと手を乗せ、満面の笑みで彼に見せ付けるように親
指を立てていた九峪の姿。
 美味い具合にジョークが続くと秀登が感動しそうになった時、笑顔の九峪を見て、そ
の動きがピタリと止んだ。更に、小刻みに体を振るわせ始め、目には水滴を貯めていた。
その様子を見続けている日魅子は、必死に口と腹を押さえて笑いをこらえている。

「マサ、お前なんて相方じゃねぇーーーーーーー」
「あ、おい、何処行くんだよヒデ!そして、いつから俺は相方になった?つか、俺ら漫
才師じゃねぇぞ〜」
「も、もうダメ…可笑しすぎてお腹が…」
「んだよ、お前笑いすぎだよ、日魅子」
「だって、アンタら面白いんだもん」

「ところで」
『!?』

 ついさっき走り去ったと思った秀登が片手を上げて爽やかに戻ってきた。教室に帰っ
たとばかり思った二人は。今日2度目の驚きだった。

「九峪、次の授業体育だぜ?あ、もちろん女子もな日魅子ちゃん」
「やだなぁ、汗掻きたくないのになー」
「女子は良いじゃん、バレーボールなんだから。俺らなんて剣道よ剣道。誰が着けたか
も分からない、汗くさい防具を着けてクーラーのない武道場でチャンバラよ?」
「マジかよ…」
「マジなのよ、マサ」

 連れて行かれる子牛のような哀愁を漂わせ始める男2人。日魅子の額には薄っすらと
嫌な汗が浮かんでくる。そうしている間にも時間は過ぎて、予鈴が鳴り響くと、その
場の3人は慌てて校舎へと戻っていった。
 武道場の隣に設置されている更衣室に付いた九峪と秀登は慌てて着替えをし始めた。
 その時だった。秀登が九峪の身体を見て戸惑いの顔を浮かべた。

「なぁ、マサ。お前ってさ…」
「なんだよ、時間無ぇんだから後で聞くよ」
「いや、お前ってそんな逞しかったっけ?」
「どうでもいいだろっ、早く行こうぜ」

 この時、九峪にとっては本当にどうでも良かったことなのだ。だが、秀登にしてみれ
ば、たった1晩でこれだけ身体が引き締まるなどと思えなかった。もちろん、九峪が日
魅子と付き合っていて、彼女のお爺さんが考古学の姫島教授だということも知っており、
九峪が発掘に興味があり、それを手伝っていることも知ってはいたのだが、生まれた疑
問の回答にはなり得なかった。
 しかし、なんらの回答も得られず、更衣室から九峪が姿を消し、無情にも秀登を残し
て授業開始の鐘が鳴る。鳴り始めたチャイムに急かされ、大慌てで更衣室を後にした。

「すんません、ちょっと遅れました!」
「遅いぞ猿渡!と言いたい所だが、まぁ不問にしてやろう。丁度良いからそのまま前に
来い」
「?…はぁ、分かりました」

 教師の計らいでクラスメイトの前まで来た秀登を待っていたのは、なんともきついお
仕置きだった。

「今日は前の授業でやった型の確認と、その後にお前らで名簿の順で簡単な試合を行う
ことにする。とはいっても、時間もないことだから型の確認はこの猿渡にやってもらう」
「え゛、俺スか?」
「不満か?ならお前の順が来るまで武道場の中をランニングでも良いぞ?」
「いえ、喜んでやらせてもらいます!」

 その時のクラスメイトの哀れむような表情は秀登には映らなかった。それを見ていた
九峪も手で顔を押さえていた。
 型の確認というのは秀登がするのではなく、この教師が秀登に打ち込むことだったの
だ。小手に始まり面、胴と繋がり、動けない秀登は打込人形と化していたのだからたまっ
たモノじゃない。5分もかからずに型の方は終わったが、秀登の精神も終わりそうなほ
ど疲労していた。

「ククっ…お疲れさん」
「そりゃないだろ、マサ。お前が薄情な所為で俺がこんなメに合ってるってのに…」
「話を聞いてなかったお前が悪い」
「置いてくお前もどうだか?」
「俺は遅れるとマズイと言ったはずだけどなぁ」
「チッ、それにしても、原田の野郎やりすぎだっての…痣が出来たらどうすんだよ。教
育委員会にチクってやろうか、体罰教師って」
「それは笑えんからやめろ、今の見てると冗談に聞こえん…さっきの原田の目は本気で
振り下ろしてたぞ」
「アノヤロウ…」

 他愛も無い会話を交わして自分達の順を待っていたが、それも束の間で、九峪の順が
回ってきた。

「防具って動き辛いよなぁ。こんなもん無い方がよっぽど動き易いんだが…」

 開始線まで行く中で九峪がぶつぶつ唱えていた。それも当たり前、ついこの間まで防
具らしい防具も着けずに真剣で死闘を潜り抜けてきたのだ。さらに言えば、型通りに打
ち込む剣道など、今の九峪にとっては煩わしいとさえも感じるはずだ。

「次、大和田対九峪。互いに礼!」
「始めっ!」
「ヤァー!」

 教師の号令と共に大和田が動いた。どうやら彼は剣道部だったらしい。普段は間延び
した穏やかな人間なのに、防具を着けると人が変わるというのは他の部員の談で、本人
に自覚は無い。

「…カッタリぃ」

 誰にも聞こえることなく九峪は呟いた。外野からは様々な声が飛んでくる。中には剣
道部なのだろう、大和田に声援を送る人間もいる。九峪の声援もあるが、相手が剣道部
では仕方ない、相打ちになれという声もある。

「避けるな九峪!打って行けー」
「大和田、マジになんなよ〜」
「素人さんイジメちゃ可愛そうだろ〜」

 他愛無い言葉の筈だったが、あまりの言われように九峪は少しカっとなってしまった。
 例え周りが知らなくとも、命のやり取りをしていた人間にそれは無い。周囲は自分の
過去、とはいっても周囲にはたった一晩の出来事であるが、それを失念した九峪の失態
でもある。一瞬の鍔迫り合いの時に九峪は囁いた。

「いい加減に終わらせようか?いつまでもこんなんじゃ面白くもないだろ?剣道部さん」
「剣道部でもないお前が俺に勝てるのか?素人さん」

 その後は一瞬だった。お互いに正眼で構えていた竹刀の一方が突如ぶれ、気づくと片
手で竹刀を振りかぶった九峪がいた。2メートルあった間合いを一瞬で無くし、九峪の
竹刀が大和田を襲った。そして、大和田はその衝撃で倒れた。あわや、胴に皹が入りそ
うな威力だったと大和田は後に語る、その眼は獲物を狩る大鷲のようだったとも。

「遊びでいきがってんのはお前だろ」

 誰にも聞かれずに九峪は大和田に呟いた。彼も何で自分が倒れたのか分かっていなかっ
たが、観戦していたクラスメイトは全員が見ていた。もちろん教師も。

「コラぁ、九峪!誰が袈裟切りなんてやれと言った!それに片手で肩から落とすのは反
則だ!」
「…え?」
「よって、お前の負け…あとでタッっプリと補習してやるから覚えとくように」
「そりゃねぇよ、センセ…」

 本気で運が無いと感じた。先ほどの会話で今日の放課後は秀登達とカラオケに行くは
ずだったのだ。
 授業も終わり、再び更衣室で着替えを済ましていた。剣道未経験の九峪が邪道とはい
えども、大和田を完膚なきまでに叩いたのだ、剣道部へ来いであるとか隠れ剣術マニア
とか、考古学に興味があるんだけじゃなく、時代劇も好きなんだろという声が更衣室の
九峪にかけられていた。やりすぎたと九峪は思っていた。
 それは当たりだった。そんな周囲の声が聞こえているのかいないのか、秀登の中では
授業前の疑問が再燃していたのだ。彼は一体どうしたのだ、明らかに昨日までとは違う。
本当に九峪雅比古その人なのか、一晩で人はこれほど変わるのか、と。

 その日の最後の授業はまるっきり耳に入らず、秀登の頭の中は昼休みから始まった疑
念だけが廻っていた。その視線は度々九峪を突き刺していたが、当の本人は安らかな寝
顔を教科書に隠し夢の中。こういうところだけは身体が覚えているらしい。
 どうせ放課後に聞けば分かることなのだからと納得し、秀登が雑念を払い落としたの
は終業の鐘の鳴る数秒前だった。あからさまに授業を聞いていない生徒を教師が見落と
すはずはなく、秀登も1時間程度前の九峪と同じくきついお叱りを受けたのは言うまで
も無かった。

 そして放課後。

「くったにー帰ろー!」

 教室に響く日魅子の声。2年前の昨日までは日常のことだった。そして、今日もその
日常が繰り返す、クラスメイトにとってはいつもの事。九峪にとっては久しぶりのこと。
 その都度に懐かしい思いと、彼の地に置き去りにした感傷が交互に浮かぶ。

「だな、気分じゃねぇし帰ろ、帰ろ」
「ん?何々、なんかあんの?」
「聞いてよ日魅子ちゃん、コイツさぁ今日の体育で原田のお叱り食らってさ、これから
補習」
「何よそれー、今日はこれからカラオケ行くんでしょ〜」
「ま、俺はお叱りだけで済んでるからな」
「ックショ、他人事だと思いやがって」
『だって、他人事じゃん(だもん)』

 見事なまでに日魅子と秀登の声が重なった。九峪の背中に線が入ったような哀愁が見
えたような気がする。

「あぁ〜ヤメヤメ!サボり、補習なんざ知ったこっちゃねぇ!」
「それでこそだマサ、いざ行かん、我等が聖地へ!!」
「………………」

 二人のノリに付いて行けず、日魅子の口は塞がらなかった。
 その後は原田に見つからないように、昇降口を出て、一目散に校門を駆け抜け、九峪
は逃げた。集合はカラオケ店の前。補習のない二人は走って行く九峪を笑いながら、集
合場所に向かった。その途中で、秀登は日魅子に昼のことを話した。

「なぁ、日魅子ちゃん。アイツさ…」
「何、ヒデくん?」
「いや、アイツ…雅比古さ、何か変わったじゃん?」
「…うん、なんかいつもの九峪と違う…何か」
「今日の昼さ、アイツに抱きついた時さ、アイツのポケットの中にたぶん、多分だぜ?
女物のアクセが入ってた気がすんだよ」
「何それ!ちょっと、どういう意味よそれ!?」

 秀人の言葉が日魅子の感情を刺激する。秀人に掴み掛かり、がくがくと揺する。

「待って落ち着いて、落ち着けって」
「だって、そんな…私、昨日も一緒だったんだよ?ここのところ、毎日一緒だったし、
ずっとおじいちゃんのお手伝いしてたし、私以外の女に会う機会なんて…」
「だから、たぶん、多分なんだって!」
「……………」

 それから日魅子は一言も喋らなかった。てっきりそれで揉めていたと思っていた秀人
は、かなり気まずい雰囲気を作り出してしまったと後悔していた。あながち、間違って
はいないのだ。九峪には想った女性がいる。だが、一晩のうちに彼が2年間も別世界で
波乱の時を過ごしていたなどと、どうすれば予想できるものか。

 一足先に店の前に着いていた九峪はポケットに手を突っ込んで二人を待っていた。
 手を差し込んだポケットの中には志野の腕輪。転がし、なぞり、弄んでいた。二人の
到着が遅いと感じた九峪はポケットからそれを取り出し、感慨に耽っていた。
 悪い考えは重なるもので、二人が九峪を見つけた時に彼はまだ腕輪を見つめたままだっ
た。日魅子の表情の曇りが一層増す。秀人の居心地もますます悪くなっていった。

「ゴメン、日魅子ちゃん。悪いけど今日のカラオケ、俺パスね…」
「あ、うん…」
「それじゃ、アイツにも謝っといてね」

 バツが悪そうにその場から撤退を決めた秀人だった。秀人が去った後、静かに九峪の
所へと歩いていく。その時の彼女の気持ちは誰が推し量れるだろう。嫉妬もあった、そ
れよりも不安が大きかった。何故、これほど急に彼は変わってしまったのか…。
 そう思って彼の元へと着いた。

「…お待たせ」
「ぉわっ!?」

 日魅子の呼び掛けに慌てて腕輪をポケットに仕舞い込む。だが、もう遅い、彼女はそ
れを見てしまっているのだ。店の前の彼を見つけた時に。

「あ、あれ?秀人は?」
「今日はパスだって…ね「そっか、ま、何か在るんだろ」」

 日魅子の問いかけが始まる前に九峪が何か仕方が無いといった表情で顔を上げた。
しかし、日魅子の問いかけは止まらなかった。

「ねぇ、九峪…」
「ん?」
「さっきさ、見てた腕輪って何?私にくれるプレゼント…ってわけじゃないよね、そん
な感じじゃなかったし…」
「……………」
「なんか言ってよ。やっぱり、九峪おかしいよ、何か隠してる…」

 僅かに震えた声で九峪に問いかける。一時、空を見上げた九峪。観念したのか、或い
は決意したのか、九峪の表情が情けない困惑の表情から一転する。

「なぁ、今日、教授は?」
「今は関係ないでしょ…」
「あるんだよ…」

 見上げながら逆に九峪が問いを投げる。

「今日も研究室に行ってるよ…鏡の淵の文字の解析もあるからだって」
「そっか…じゃ、話はそっちに行ってからだな…どの道、カラオケなんて気分じゃない
だろ」
「…うん」

 大学へ向かう二人の間に交わされた言葉はほんの僅かだった。九峪は何か渋い顔を浮
かべたままで、目的地に着くまでは一切口を開こうとはしなかった。一方で日魅子はい
つ糸が切れてしまうかという切羽詰った状態だった。話したかった、聞きたかった。
 その思いだけが、不安で仕方が無い心だけが彼女の胸を押し潰してしまいそうになっ
ていた。

 しかし、大学には着いたものの、肝心の姫島教授は留守だった。そこにいた彼の講義
を取る学生らからは、耶牟原遺跡の方へ出向いているという事が聞けた。ついさっきま
で発掘を手伝っていたから、もう戻ってくるだろうと彼は話してくれたのだった。
 少しの間、研究室で教授の下で遺跡の調査をしている教授の古い研究仲間に淹れても
らった茶を啜りながら、二人間無言で時間を過ごした。
 教授が戻ったのは、二人が研究室でやりきれない空気と過ごし始めてから1時間ほど
だった。

「おやおや、私にお客だと聞いてたから、てっきりそちらの関係者かと思ったが。なん
だ、なんだ、九峪君じゃないか」
「ども、お邪魔してます」
「私も来てるんだけどなぁ〜」
「はっはっは、スマンスマン。だが、お前がココに来るのはいつもの事じゃないか、そ
れを言うと九峪君もだが」
「毎度毎度、お世話になってます」
「畏まらんでいいよ。なんせ、君のお父さんとは良き友人であり、ライバルでもあった
からね」
「君も日魅子も大事な子供だよ」
「教授…」
「おじいちゃん…」
「どれ、九峪君、そろそろお義爺さんとは呼んでくれんのかね?」

 唐突な教授の申し出に、九峪は飲んでいた茶を吹き出してしまう。しかし、その話題
は今の日魅子には禁忌だった。彼女は不意に、一時忘れていた感情を再び取り戻してし
まった。
 九峪と姫島教授の会話が続いている脇で、彼女の表情は先ほどのように沈んでいこう
としていた時、姫島教授が彼女に声をかけた。

「ほら、日魅子からも言ってやりなさい」
「へ?な、何を?」
「どうした、何も聞いてなかったのか?いつもなら喜んで会話に飛びついてくるのに」
「あ、ゴメン・・・聞いて、なかった…」
「どうかしたのか、様子がおかしいぞ日魅子」
「なんでもない、なんでもないから。私、ジュース買って来る!」

 そう言って、彼女はその場から去った。なんとなく、だが確信はあった。原因が九峪
であると言うことは彼にも薄々ながら感じていた。

「困った娘だ。根は優しくて明るいことが取り柄なのになぁ」
「そうですね、アイツには笑っていて欲しいですよ…」
「何か…あったのかね?」
「あった…と言えば在るんでしょう。たぶん」
「ずいぶんと無責任な事を言うようになったな。君も、昨日までとは少し様子がおかし
いよ?」
「そうですね…”昨日”までとは違うかもしれない…」

 九峪の言っている事が理解できなかった。一晩でここまで達観したような物言いがで
きてしまう九峪を、あからさまに怪しむが、親友の息子を怪しんでしまう自分に自己嫌
悪してしまう。何を言えば彼は話してくれるのだろうか、何があったのだろうか。
 興味本位で、ほんの些細な冗談を言ってしまう。

「まさか、押し倒したとか…」
「まさか!…そんなこと、しませんよ」
「そうか…」
「そりゃ、日魅子だって可愛いし、そんな気にならないって言ったら嘘じゃないけど、
でも、そういうんじゃないんですよ」
「………………」
「でも、原因は俺…なんでしょうね」
「なんとか出来るのかね?」
「俺には…わかりません」
「それは…なんとも困る言い方をしてくれるね…」
「あなただから言うんですよ…正直、俺も今の俺のことが辛いと感じます」
「ほぅ」
「姫島のおじさん、コレ、何だと思います?」

 そう言って、徐にポケットにしまいこんだ腕輪を姫島教授に示した。教授は、突然に、
そして、久しぶりにおじさんと言われ一瞬戸惑ったが、九峪の示した腕輪を受け取り、
それをまじまじと観察し始めた。
 九峪が教授を姫島のおじさんと呼んだ。それは、彼がどれだけ切羽詰ったかを推し量
れるものだった。彼が教授をそう呼ぶのは中学に入った頃依頼だから。

「うぅん、見た感じ…いや、見たままだな、これは女性のモノだね?」
「はい、でもそれだけですか?」
「とはいっても…銀かな?それにしては軽い、それに…!?」

 謎かけのように言った言葉に気づいたようだった。

「九峪君、コレをドコで手に入れた!」
「もらい物です。それ以外には言える言葉は…ない」
「それはないっ!これは、今我々が調査している耶牟原遺跡から出土したものと実に酷
似した模様が彫られている!」
「でも、俺にはそう言う以外に術はないです」
「だが、何かしら関係あるものなんだろう!だから私に見せてくれたのではないのかね!」

「何してるの二人ともっ!」

 懇願するように九峪の胸倉を掴んで揺する教授の姿を、戻ってきた日魅子が見た途端
に叫んだ。何がなんだか訳が訳が分からない。やはり、本人に聞くしかないと日魅子は
そう思って口を開いた。しかし、それより先に教授の手元から日魅子に例の腕輪が差し
出された。

「これを見てみなさい、日魅子」
「なによ、これ?」

 そういって、教授同様に受け取った腕輪を見つめる。

「これ、カラオケボックスの前で九峪が眺めてた腕…わ?」
「少なくとも、昨日までは持っていなかった。そうだろう、九峪君」
「…えぇ、確かに。持っていませんでしたね、いいか?そろそろ返してくれるか、日魅
子?」
「うん、…でもね九峪、これ、この腕輪ってさ、結局誰のなの?」

 今にも零れそうな瞳で九峪を見る日魅子。九峪の中にやりきれない気持ちがあからさ
まに浮いてくる。入りたくても入れない会話にもどかしさを感じていた姫島教授に、九
峪から声がかかった。

「それも説明するから…それで、おじさん。一つだけ頼みたいことがあるんだ…いいか
な?」
「私にできることかね?」
「えぇ、すごく簡単なことです」
「言ってみなさい…」
「あの鏡、銅鏡を見せて欲しい…」

 教授に迷いが見えた。なぜこの状況で銅鏡なのかということが疑問でしかたがない。
だが、譲らない態度を取っている九峪を見ていると、見せないと進まないと思えた。

「わかった、ついて来なさい」
「おじいちゃん…」

「…これで、揃ったかな」

 九峪の呟きは日魅子の耳に聞こえていた。さらに疑問が増えた。

「(どういうこと?揃ったって何が?なんか…イヤだな、こういうの)」


 陽も落ちた後の学校の研究室の廊下というのも不気味なものだ。気がつけば、彼ら以
外の人間は既に帰ってしまったようで、保管されている部屋の扉には施錠がなされてい
た。
 教授は持っていたマスターキーの束から鍵を選び、扉の封を解いて扉をあけた。続い
て九峪、日魅子の両人も部屋に入って行く。

「さて、お望みの鏡はこの棚に仕舞ってあるが…いったいどうするつもりかね?」
「とりあえず、見せてもらえますか」
「ふむ…」

 そう言って、姫島教授が引き出しを引こうとした時、日魅子の頭に昨日の事が思い出
された。昨日はこの後、あるはずの鏡は無く、気がつけば後ろで浮いており、怪しげな
影が鏡の中を蠢き、得体の知れないガスのようなものが部屋を満たし、光と一緒に九峪
が消えた。もちろん、そのことは姫島教授は知らない。
 教授が手を引いた瞬間、日魅子が声を上げた。

「あっ」

「ん、どうしたんだ?」 

 銅鏡は確かにそこにあった。彼女の思い過ごしだったようだ。

「ううん、なんでもない」
「ならいいんだが」
「それよりも、さぁ九峪話してよ」

「そうだな…じゃ、まずは…」
“我、真なる血筋を示す道標なり”
「ってのはどうかな?」

「ま、まさかっ!読めるのかね、九峪君!?」
「なんで?どうしてよ、こんな落書きみたいな模様、なんで九峪が読めるの?」
「ま、それも特技ってことで」
「それではすまされん!これは極めて歴史的な発見なんだから。一体なぜ君がソレを読
めるのかね?」
「強いていうなれば経験…かな」
「ますますわからん」

「ねぇ、九峪。光って消えちゃってからなんかあったの?」

 日魅子は鋭かった。一瞬でキーポイントを探り当てたのだ。

「そうだな、マジメに話そうか。聞いてもらえますか、おじさん?ただ、たぶん信じら
れないと思う」

 九峪のその言葉に、二人は沈黙で答えた。
 一息置いて、九峪が語り始めた。


 あれは、俺と日魅子が発掘された銅鏡をおじさん達に黙ってここに見にきた時だった。
 今と同じように引き出しを開けたら、そこに鏡は無くて、後ろで浮かんでたんだ。
 部屋にはモヤみたいなものが出て、鏡の中で何か動いたと思ったら日魅子の鈴が鳴っ
て、身体が光の粒みたいになっていって、危ないと思ってその鈴を日魅子から掴み取っ
たんだよな。で、そのあとすっげぇ苦しくなって、目が覚めたら別の世界にいたんだ。

「別世界?」
「またまたぁ〜」
「いいから聞けよ、まだ始まったばっかなんだから」

 で、俺をその世界に連れて行ったのは銅鏡に宿る精霊だったらしい。ソイツが言うに
はその世界は、なんていうのかな、パラレルワールドっての?そのこことは違う九洲で
時代だと、大体3世紀くらいか?耶麻台国って言うくらいだからな。古代だな、古代。
 全部話すとかなり長いから端折るけど、ソコで俺は神の遣いってことで、その耶麻台
国ってのを復興することになったんだ。後は国が元に戻るまで本当の意味で戦争してた。
 剣握って、向かって来るヤツも殺したよ…

「ちょっ…」
「事実だ…血まみれなんだよ、俺も、この服もな」

 あとは簡単。元々、こっちとあっちを繋ぐ力ってのはその国を治めてた女王の力の一
端で…とはいっても、稀だけどな。それで、国が元に戻って、一緒に戦ってた女王候補
の中から女王になったヤツの力を借りて俺はこっちに戻って来た。

「それは良いけど、あの腕輪と今の話と何の関係があるのよ?」
「それも話すよ…」

 姫島教授は何も語らなかった。いや、語れなかった。真偽に欠ける話だ。寧ろ何も言
わずに信じろという方がおかしいのだ。彼の頭は混乱していた。

 そして、肝心の志野との部分を話し始める前に九峪は服を脱ぎ始めた。

「な、何してるのよ!」

 日魅子の声も聞かず、上半身の裸体を晒す。そのまま薄暗かった部屋のスイッチへと
歩いて行った。カチリと電源の入った音が鳴ると、部屋が途端に明るくなった。
 ライトで照らされた九峪の身体には、無数の傷跡があった。普通に生活していたら、
およそ付くはずも無いような刀傷ばかり。

「これでも信じられないか?」
「なん…で?」
「………………」
「なんで、なんで九峪にそんなのがあるのよ!」

 日魅子は声を荒げた。九峪は何も言わなかった。日魅子の叫びはしばらく続いた。姫
島教授も、彼の身体を見て少しずつ現実なんだと感じ始めた。
 九峪は、口を開いた。

「2年だ。2年もかかった…帰ってくるまで…」
「あ…」
「ずっと、お前を想ってた…」

 そっと、九峪が日魅子を抱きしめた。たまらず、顔を赤らめて日魅子が俯く、そして

「ただ、長すぎたよ…向こうでさ、支えてやりたい娘がいるんだ。いや、娘って言うの
は変か、俺より年上だしな」
「……………」
「俺は…俺はそれでも帰ってきたよ。でも、退屈だ…何か物足りない」
「…じゃぁ」
「日魅子、よく聞け。すごく残酷な話だ」
「…うん」
「俺は…お前の代わりで向こうに行った」
「え?」
「あの鏡はな、お前を連れていこうとしてたんだ」
「なに…よ、ソレ…」
「お前言ってたよな、自分が捨て子だって…お前はな、本当は俺が言った世界の住人の
はずだった。が、国が滅びる寸前、お前を助け出した男と偶然が、お前を今に連れて来
た」
「……………」
「でもな、お前はお前だ。姫島日魅子は姫島日魅子のままでいい…」
「ワケ…わかんないよ、九峪」

 気がつけば、俯いた日魅子から雫が落ちていた。語らなければ良かったと思った。し
かし、語らなければ終われない。辛い選択だった。何も言わずに逃げ出したほうがよほ
ど、ましだっただろう。
 本当に、残酷な話だった。

「でもな、俺は向こうで志野に会えたんだ」

 そう言って、九峪は引き出しの銅鏡を抱え、軽く小突く。

「いい加減に見てんだろ?バレてないと思ったか、このアホ」

 九峪がそういうと、淡い光が銅鏡から発せられた。幻想的な光、少し立つと、銅鏡は
宙に浮いていた。あらためて、これは夢なのではないか、九峪以外の2人はそう思った。

「いつからそんなに勘が良くなったんだよ、九峪」
「やかましい、こんだけ志野の腕輪が反応してたら嫌でも気づくわ!」
「ちぇ、せっかく志野への土産話になると思ったのに、九峪が女を泣かせてたって」
「え゛…」

 どうにも、日魅子達はついていけない。

「で、いいのかい?二度と戻ってこれないよ?」
「かまわねぇよ…未練は…」

 そう言って九峪は日魅子の方を見た。目が合った日魅子は九峪の元へ寄ろうと足を出
した。しかし、その時、九峪は日魅子に背を向けてキョウに向かって発した。

「還るぞ、キョウ。九洲に!」
「あいよ〜九峪」

 同時に、周囲が眩い閃光に包まれた。目が眩んだ日魅子は歩みを止めてしまった。
 不意に、日魅子は頭を撫でられた。撫でたのは九峪、慈しむように、別れを惜しむよ
うに、そして、悲しみを押し殺して。彼は志野の隣を選んだ。

「じゃぁな…オフクロによろしく言っといてくれよ」

 何も言えなかった。行かないで、そう言いたかった。止められなかった。

 日魅子は、呆然と立ち尽くす姫島教授に縋り付き、大粒の涙を零していた。まるで止
まることを知らないかのように、泣き疲れて眠ってしまうまで。

 九峪が閃光から解き放たれた時、目の前には青い髪の彼女が見えた…そんな気がした。

「ただいま…」

 ただ、そう呟いた…


  終  劇



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
※うんちく※

・天魔鏡は九峪と一緒に現代に帰ってきました。
・テキトーにオリジナル部分あるので、一部(全部?)原作無視してます。それくらい(汗

あとがきと呼ばれる物

 こちらには初投稿になります。ども、作者のAo-Liangと申します。
 終わり?いやマジでこれで終わり!! つか、日魅子に救いが無ぇよ!!やヴァい…
 いやはや、どうにも思い通りに行かないもので、書きたい描写と実際に書いた描写が
全く違っていたりしています。読み返してみるとなんだこりゃ?とか思っちゃいますよ。
 外のSS作家さんたちはどうなんでしょう?やはりビシッと決まったように書けてお
られるんでしょうか…
 ひょんなことから投稿するきっかけが出来ましたが、如何せん、コンナブツで良いの
かどうか迷ってます。てか、火魅子伝かコレと疑いたくなります…いや、まぁ出してる
キャラは一部を除き火魅子なんですが、まぁ、後の祭りということで。。。

 読んでやってくれた皆さん、ありがとうございます。

 そして、掲載して下さるけいさん、ホントありがとうございます。

 多分、自分の所に上げようとしたら潔く消します、上げません。手直し蔵(没倉庫と
も言う)逝きです(ぇ?
 では、何時になるか分かりませんが次の作品で…次がドコに上がるかは気分とノリ次
第になりますが(爆


Ao-LiangさんからSSを頂きました。

ヒデ・・・いいキャラですねー。一家に一人ほしいタイプです(ぉ
コミックで魔人に殺された中にいましたが、あれが元でしょうか。
日魅子は確かにかわいそうですが。何がなにやら分からずに九峪が消えて帰ってこないなんて事態、ゲーム版ではほとんどのプレーヤーが起こしてますし(ぇ
曲がりなりにも最後通牒をしっかり突きつけられただけ、マシ・・・なのか・・・なと。
あの耶麻台国の日々をすごした九峪が、現代に満足するとは私も思えませんしね。

Ao-Liangさん、どうもありがとうございました!!

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