初 デ ー ト


 恋人候補達の初デートイベントを収録してみました。


<伊万里>

 庭園にて。
九峪「やあ、伊万里」
伊万里「九峪様、なにかご用ですか?」
九峪「いや、よかったら、もっと伊万里のことを知りたいと思ってね」
上乃「へえ、九峪様って隅に置けないのね!すぐ、口説きに来るなんて」
伊万里「こら、上乃!」
上乃「えへっ、ごめんなさい。でも九峪様なら、悪くないわね。ね、伊万里もそう思わない?」
伊万里「ばっ、馬鹿!なにいってるの!?」
九峪「まあまあ、これから大変だけどよろしくな!」
伊万里「ええ」
上乃「よろしくね!」


<志野>

 広場で。
九峪「やあ、志野」
志野「あ・・・九峪さま。こんにちは」
九峪「前から思ってたんだけど、けっこう大胆な服だよね」
志野「あの・・・そう言われると、ちょっと恥ずかしいのですが・・・」
九峪「ごめん。でもオレもちょっと気になっちゃってね」
志野「踊り子の服は体の線を見せるようになっていますから、こういう衣装になるんです」
九峪「でも、いやらしい感じはしないよ。そう、体の線がはっきりしてきれいだと思うな」
志野「あの・・・そう言われると、なんだかとても恥ずかしいのですが」
九峪「でも踊り子って人に踊りを見てもらう職業だよね」
志野「ええ、踊っているときは恥ずかしくないのですが・・・」
九峪「だったら踊って見せてよ。自己紹介の意味でもね」
志野「はい・・・では今度改めてお見せします」
九峪「楽しみにしてるよ」


<星華>

 星華の部屋。
九峪「星華、今日は一緒に食事でもしないか?」
星華「まあ、九峪様、それはどういうおつもりですか」
九峪「リラックスした状態で話し合うことも必要だろ。いい案はそういうときに出るもんだ」
星華「つまり話し合いの場を持ちたいわけですね。しかしなぜ会議ではだめなのですか」
九峪「そうだな、星華の軍団のことや個人的な相談に、わざわざ他の人を交えることもないだろ?」
星華「それもそうですね」
九峪「それに食事をする手間も省けて、時間のムダもなくなるしね。なかなか便利だと思うよ」
星華「なるほど、聡明な判断ですね。かしこまりました。では、食事にいかせていただきます」
九峪「よし、なんとか食事には誘えたな」
星華「あの、なにか?」
九峪「いやいや、なんでもないよ」

 街にて。
星華「こういうのも確かに悪くありませんね」
九峪「だろ?」
星華「今日は有意義な時間を過ごせたと思います。ありがとうございました」
九峪「いやいや、オレも楽しかったよ」


<藤那>

 藤那の部屋にて。
九峪「やあ、藤那。元気でやってる?」
藤那「あたしか?見ての通り、今日も元気だ。九峪こそどうなのだ。軍の総大将は大変なんだろ?」
九峪「そんなこともないよ。ま、ちょっとは大変なときもあるけど」
藤那「ところで、九峪。アッチの方はいける口か?」
九峪「アッチって・・・どっち?まさかエッチ・・・じゃないよな」
藤那「また、わけのわからないことを。アッチといえば、酒のことに決まっているではないか」
九峪「酒?酒ならだいじょうぶ・・・なわけないでしょ。未成年なんだから」
藤那「ふふふ・・・心配はご無用。このあたしがついてるからな。みっちり、みちみち教えてやるぞ」
九峪「だから未成年なんだっつーの」


<香蘭>

 広場で。
九峪「やあ、香蘭!そういえば、二人だけで会うのは初めてだよな」
香蘭「九峪様、二人だけというの、どういうこと?」
九峪「今日は二人で遊ぼうよ」
香蘭「倭の国では、二人でする遊び、ある?」
九峪「今日は香蘭のやりたいことを一緒にやろうよ」
香蘭「じゃ、九峪様、こち向く」
九峪「は?あ、はいはい」
香蘭「礼」
九峪「・・・礼?」
香蘭「キエーッ」
 ブンッと香蘭の攻撃が通り過ぎる音。
九峪「ま、待てっ、ちがう、ちがうって香蘭!」



<只深>

九峪「なあ、只深。今日、付き合ってくれないか」
只深「えっ?九峪はん、うち口説いてんのんか?」
九峪「いや、ただちょっと食事でもどうかなと思ったんだ」
只深「そうか、九峪はんのおごりやったら行かせてもろてもええよ」
九峪「ああ、そうしよう」

 商店街。
只深「なかなかおいしかったわ。そやけどこうしてると、戦いのこと忘れてしまいそうやわ」
九峪「オレも只深と食事できて良かったよ」
只深「九峪はん・・・なんで、うちのこと誘ってくれたん?」
九峪「うん?みんなと仲良くやってるか気になってさ」
只深「うちは商人育ちやからね。他の人たちとは、なかなか・・・まあ、しかたないんやけど」
九峪「心配すんなって!只深なら、きっとみんなとうまくやっていけるよ」
只深「そうやろか?ほんまに、そう思いまっか?」
九峪「そりゃ、もちろん!」
只深「ふふっ!なんか、九峪はんと話してたら、いいことが起こりそうな気がしてきたわ。これからもよろしゅう頼んます、九峪はん!」
九峪「オレも只深と話してると楽しい気分になるよ。こっちこそ、よろしくな」

<清瑞>

 九峪の部屋。
九峪「清瑞はどこだろう?」
清瑞「・・・ここだ」
九峪「うわぁっ、びっくりするな。急に出てくるなよ」
清瑞「・・・私はお前の護衛をしている。近くにいるのは当たり前だ」
九峪「そ・・・そうか・・・ちょっと出かけようと思うんだけど、つき合ってくれないか」
清瑞「お前の道楽につき合ってられるか」
九峪「なんだと!護衛ともあろう者が職務怠慢だぞ」
清瑞「子供のお守りじゃないんだ」
九峪「じゃあ、こう言おう。見回りをするから護衛に付き合え!」
清瑞「仕方ない奴だな。まじめに見回るんだぞ」
九峪「ああ、もちろんだ」

 草原にて。
九峪「いやあ、なにごともなかったな。・・・これから町へ出ないか?そろそろメシにしようよ」
清瑞「見回りが終わったんだろ。城に戻るぞ」
九峪「清瑞、どうしてすぐそんなふうに、オレと民との交流を妨げようとするんだ」
清瑞「ああ、聞こえん!ほら帰った、帰った」
九峪「ちぇっ!」


<上乃>

 城内で。
九峪「やあ、上乃」
上乃「あっ、九峪様。今、伊万里は出かけてるよ」
九峪「今日は伊万里じゃなくて、上乃を誘いに来たんだ」
上乃「え・・・うそ〜?ふ〜ん・・・」
九峪「なんだよ、ジロジロと」
上乃「ふ〜ん」
九峪「オレの回りをウロウロするなよ!」
上乃「まあ、合格かな」
九峪「な、なんだよ、まあ合格って?」
上乃「顔もス・タ・イ・ルも。あたしって、美形じゃなきゃ付き合わないの。じゃあね!」
九峪「あ、待てよ!・・・てことは・・・次も誘っていいんだよね!?」


<亜衣>

九峪「やあ、亜衣さん」
亜衣「あら、九峪様。どうかなさいましたか?」
九峪「ああ、食事でもどうかなと思ってさ」
亜衣「ええ、よろしいですよ。ちょうど私も食事にしようと思っておりましたので」
九峪「よし、じゃあ行こう」

 街にて。
亜衣「どうも、ごちそうになりました」
九峪「いやいや、ところで亜衣さんって、メガネが似合ってるね。ほんと知的な感じだな」
亜衣「ええ、こういってはなんなのですが、私、自分の美意識や美的感覚には、かなりの自信を持っております」
九峪「へえ、たとえば?」
亜衣「そうですね。泥地に潜むナマズの日干しなんかは、自然美の極みですね」
九峪「??」
亜衣「あと、最近の土偶のプロポーション。あの短足とズンドウは、理想的な体型美の象徴でしょうね」
九峪「あ・・・あのさ、亜衣さんって、変わってるって言われないかい?」
亜衣「うふふ・・・世間が無粋なだけですよ」
九峪「そ、そうなんだ」


<夷緒>

九峪「よし、今日は夷緒を誘ってみよう」
夷緒「あら、これは九峪さま」
九峪「やあ、夷緒。これからキミのところに行こうと思ってたんだ。食事でも一緒にどうだい?」
夷緒「え、あ・・・はい・・・!」

 庭園。
夷緒「あ、あの・・・今日はわたしのこと、さ、誘っていただいて・・・その・・・とても嬉しいです」
九峪「それにしてはさっきからモジモジしてるけど、どうしたんだい?」
夷緒「そ、その・・・わたし・・・男の人のそばって慣れてなくて・・・」
ブーン
九峪「あっ、蜂だ」
夷緒「えっ、キャーッ!」
 ドカッ!と殴られる音。
九峪「ひえーーっ!」
夷緒「ああっ、九峪さま、ごめんなさい!わたしはただ、蜂を・・・」
九峪「いてて・・・岩でも叩き割りそうだね」
夷緒「いやん、わたしったら・・・どうしましょう。あーん、九峪さま、ごめんなさい」
九峪「いいよ、いいよ・・・夷緒って、石橋を叩いて壊しちゃうタイプなんだね」
夷緒「もう、そんなことありませんってば!九峪さまのイジワルぅ」


<羽江>

九峪「さて、可愛らしい羽江を誘うか。おーい、羽江!」
羽江「なあに?九峪さま」
九峪「一緒に話でもしないか?」
羽江「それよりも、九峪さまに見せたいものがあるの」
九峪「え?それはなにかな」
羽江「ともかく、わたしの部屋に来てね」
 去っていく足音。
九峪「あっ、羽江・・・ま、ともかく行ってみるか」

 羽江の部屋。
九峪「羽江、来てみたけどなにを見せてくれるのかな?」
羽江「ジャッジャジャ〜ン!」
 部屋の発明品の数々。
九峪「どわーっ!これは!?」
羽江「どう?これ、みーんなわたしが作ったんだあー」
九峪「へえ、まさかこんなものまで発明するなんてね」
羽江「わたし、発明するのが大好きなのー。それでね・・・今ぁ、もぉ〜っとすごいの作ってるんだぁ。ちょっと実験・・・ポチッ。・・・あれ?・・・変だなあ」
 ドッカーン!と爆発。
九峪「見せたいものってこれかい・・・」
羽江「あはは・・・ちょっとまちがえちゃったみたい!」
九峪「なかなかやっかいな子だな」
羽江「えへ」
九峪「・・・でも可愛いからいいか」


<織部>

九峪「そうだ、今日は織部を誘ってみよう。部屋にいるかな・・・」

 織部の部屋にて。
九峪「やあ、織部。ちょっとつき合ってよ」
織部「なんだい?九峪はもっと硬派だと思ってたが、とんだ、ナンパ野郎なんだな」
九峪「まあまあ、個人的にも、もっと織部のことを知っておく必要があるんでね」
織部「総大将の務めってヤツかい?」
九峪「ま、そんなところだな。ちなみに織部は男嫌いってわけでもないんだろ?」
織部「ああ、でも、ナヨナヨしたやつぁあんまり好きじゃねえぜ」
九峪「あーあ、全然わかってねーな。どんな男だっていざとなれば男らしくなるもんさ」
織部「そうかな?」
九峪「ま、オレだってこうやってフラフラしてるみたいだけど、決めるときはビシッと決めるぜ」
織部「まあ、おれ自体があんまり男と付き合ったことがねえからな」
九峪「ああ、だからオレがまず、その手ほどきとでもいうか、男の何たるかを教えてやるよ」
織部「そうか。まあ、ヒマなときくらいはつき合ってやるよ」
九峪「ああ、オレもヒマがあったらちょくちょく遊びに来るぜ」
織部「おう!頼んだぜ」


<愛宕>

九峪「よっ、愛宕!」
愛宕「やあ、九峪サマ。なにか用?」
九峪「これからメシでも食べにいかないかい?」
愛宕「えっ?行く行く!このあたりって、ボク全然わからないから困ってたんだ」
九峪「ああ、そうか。じゃあ、案内するよ」

 街にて。
九峪「耶麻台国軍での生活には慣れたかい?」
愛宕「うん、だいたい・・・ね。でも・・・ボクさ・・・まだ、ここに来たばっかりだから・・・」
九峪「まあ、そのうち慣れるって。オレも総大将といいつつ、実は全くのよそ者だからね」
愛宕「へーえ。九峪サマがよそ者だったなんて、意外だな」
九峪「というよりオレたちの軍自体が寄せ集めの軍隊だよな」
愛宕「あはは、でもよくやってるよね」
九峪「ああ、ちなみに団結力があるのはオレのおかげでもあるんだぜ」
愛宕「ふふっ、それは冗談じゃなくて、ほんとかもしれないね」
九峪「ところでさ・・・愛宕もオレたちの中ではかなりの個性派だよな」
愛宕「そっか!ボク、南の海で育ったから、日焼けしまくってるもんね」
九峪「そうだな。健康的でいいと思うぜ!それと・・・けっこう、ドジだよな・・・迷子とかなるし・・・」
愛宕「うぅ〜、ひどいよ九峪サマ。・・・ほんとのことだけどさ・・・」
九峪「まあ、それはそれで愛宕らしいとこだろうけどな」
愛宕「でも、ボク踊りには自信があるんだ。九峪サマにも、今度見せたげる」
九峪「ああ、楽しみにしてるぜ!」


<音羽>

九峪「音羽さん、今日、つきあってよ」
音羽「あら、なににつきあうんです?」
九峪「どこか一緒に歩かない?オレさ、音羽さんに色々訊きたいこととかあるしさ・・・」
音羽「私のことですか・・・そんなにお話しすることなんてありませんよ・・・」
九峪「そんなことないって・・・ほら、あるじゃん。好きな場所とか、得意な料理とかさ」
音羽「それは、もちろん・・・たしかに、料理は好きですけど・・・」
九峪「やっぱり?オレの思ったとおりだ。オレさ、音羽さんって包容力あるって感じるんだ。お姉さんっていうのかな・・・甘えちゃいたいなあ・・・なんてダメ・・・かな?」
音羽「甘えるって・・・九峪様は耶麻台国の総大将じゃないですか・・・」
九峪「オレだって、今日を精一杯生きる若者の1人だって・・・じゃ、せめて、音羽さんはオレをどう思ってるかだけでも、聞かせてくれないか?」
音羽「困ったわね、急に言われても・・・まだ九峪様をそんなに知っているわけじゃないのに・・・」
九峪「第一印象でいいからさ」
音羽「そうですねぇ、まあ・・・悪いとは思わないわ。ええ、魅力的だわ」
九峪「本当?じゃ、デートに誘ってもいいわけだ」
音羽「そうですね・・・軍務もなく、時間のあるときなら・・・」
九峪「ああ、もちろんさ。やったぜ!」


<天目>

九峪「そうだ!敵の将軍だった天目をデートに誘うなんていう、無謀なことに挑戦してみよう!」

天目「あ〜ら、何が無謀なんですの?」
九峪「げっ、て、天目!?」
天目「おほほほほ。まあ、確かに、あたくしをデートに誘うなんて、身の程を知らない輩でしょうね」
九峪「・・・でも、たで食う虫も好きずきというじゃないか。恐いモノ見たさとか・・・」
天目「おほほほほほ。そうかしら。まあ、それほどでもないわよ。でも諦めずに、またいらっしゃいね」
九峪「ほめた覚えはないんだけどな。まあ、いいか」


それぞれキャラの個性が出てますね〜。
みんなにマメな九峪になるか、一途な九峪になるかはあなた次第♪

BGM・Parade