人名編 サ行



山村の魔人(さんそんのまじん)

 ここで載せるべきか、かなり迷いましたが、まあ土羅久琉載せてるんで・・・。
 蛇渇が喚んだ魔人の一人で、天目の命令で火向国境封鎖のために送られたらしい、狗根国の部隊にいました。立ち寄った山村で休憩していた只深の商隊が、武器を大量に保持していたことから、復興軍関係だと推測した狗根国部隊は、只深を拷問。その時にうれしそ〜に拷問の指揮を取ったのがこいつです。余計なことはするなと言われていたようですが・・・こんなのが居れば余計なことをしないわけがないですよねえ。
 2メートル半はある巨体と、鋼の筋肉、伸びる鋭い爪の持ち主。只深が危うく殺されかけましたが、伊部と紅玉、香蘭の乱入で助けられました。
 人間に魔人の自分が倒されるはずがないと高をくくり、実際鋭い爪には香蘭も苦戦し、怪我をしましたが・・・覇璃扇を持った紅玉の敵ではなく、手足を折られ、延髄に覇璃扇を突っ込まれて絶命しました。小説版で初めてまともに登場した魔人でしたから、その異様さ残虐さにびっくりしたものです。


情報屋・三太夫(さんだゆう)・・・ゲーム

 九峪が探索すると、ランダムに出てくることのある老人です。関西弁のようなものを話し、簡素な呉服を着ています。そして背負ったカゴには何か入れているのですが・・・なんでしょうね?よく分からないんですが・・・森にいて、キノコ模様の傘をかぶっているから、キノコかな。
 情報屋というだけあって、あらゆる情報に通じているようです。特に耶麻台国軍の女性幹部に関する情報は、ストーカーか?って思えるほどくわしい(笑)

 まあ見返りに何か要求するわけでもないし、狗根国には何か思うところがあるようで、すすんで協力してくれるのですから、ありがたい存在ですね。


屍鬼(しき)・・・神洲天魔鏡

 武田晴信に仕える三つ者の一人。頭領直属の戦闘集団・鬼哭衆に属する者です。死人を操る術に長けています。火魅子伝でいうところの深川ですね。亜衣達を襲った者たちが全滅したのを受け、相方の豪鬼とともに様子を探りにいったところで、小太郎、吾妻、鏡娘に遭遇。死人忍者を使って襲わせました。
 遠距離から操っていただけですが、多種多様な術、細工を死人に施すことができるようで、かなり厄介な相手のようですね。死人はもう死なないし。結局それらは失敗し、屍鬼は術を返されて負傷したのですが、今後もでてきそう。


(しじみ)・・・小説

 竜宮7人組のうちの1人。
 香蘭救出の際は舟を漕ぎ、陸地につける役を担当。仙術では右のニの腕から気を送り込みました。
 相撲大会では羽江と対戦。羽江は相手の胸覆いを外し、逃走させて勝つという卑怯な手をそれまで使っていましたから、蜆もそれを警戒していたんですが・・・羽江は胸覆いが取れないと見るや、なんと下帯を解くという暴挙に出たため、蜆は一目散に逃亡するしかありませんでした(^^;まあ、なんとか押さえられたみたいですけどね。羽江、恐るべしです。


志都呂(しとろ)・・・小説

 志野の旅芸人一座で、座長をしていた男。
 前にいた盗賊まがいの旅一座で、座長を殺し逃げて困窮していた、志野と珠洲を自分の一座に迎え入れてくれた人です。彼自身は芸人ではなく、演出家のような立場でした。
 志都呂や芸達者ぞろいの一座の人間達が、優しく接してくれたお陰で、志野も珠洲も人のぬくもりを思い出すことができました。そして芸や剣術の腕も上げることができました。二人にとって、志都呂は、命と心の恩人だったのです。
 志都呂にとっても、生き別れになった自分の娘と同じ年頃の志野は、娘のような存在だったようで、いつも優しく見守っていたようです。
 そして志野にとっての志都呂は、自分が初めて甘えることのできた相手でもありました。彼女は志都呂を父親のように慕っていたのです。自覚はなくても、初恋の相手でもあったのかもしれません。

 しかし、2年前。
 ある街で興行を行った一座が、狗根国の駐留部隊の兵舎で芸を披露して戻ってみると、留守番をしていた志都呂と座員達は殺されていました。一座に興行要請を伝えに来た兵士が、一座の儲けに目をつけ、隊長と共謀して芸達者=腕の立つ座員が出払っている隙に襲ったのです。
 志野と珠洲、一座の者は、志都呂の仇を討つことを決意。そして各地を巡った末に、当麻の街の守備隊長になっていた、仇の多李敷を発見、ついに討ち果たすことに成功しました。

 ちなみに、漢字は違いますが、「誌戸呂」という名前は、本来は織部につけられていたものでした。どうして「織部」になったのかは不明ですが・・・やっぱ織部の方が女性らしいかな^^


朱泥(しゅでい)・・・ゲーム

 声は藤原啓治さん。他にもこのゲームの「兵士」などの声をされてます。四角いメガネに四角い白頭巾。白めの服に2本の剣を挿し、黒いマント?といった出で立ちの、いかにもエリート中年管理職な感じのするおじさんです。さらにたとえるなら、銀行の頭取がイメージぴったりかも。
 九洲の戦況を気にかけた狗根国本国から、軍監として派遣されてきた人物。なので東山・回青と違い、戦闘には参加しませんでした。しかもやって来たのは、後は耶牟原城の攻略を残すだけの時期でしたから、ゲーム内では全く意味なし、なキャラです。
 しかし、軍監とは、味方の戦いぶりより敵の戦いを観察するほうが大事、だと小説5巻で虎桃が言っていますよね。それを考えると、彼がこんな終盤になって登場した意味が、見えてきます。

 狗根国本国は紫香楽を見捨て、九洲の支配をいったん諦めたのでしょう。そして次の戦いに備え、耶麻台国の面々の実力を計るために、朱泥を送り込んだのだと考えられます。紫香楽は朱泥が来たとき、本国連中は自分を信用していないのか、と言っていますしね。
 つまり、耶麻台国復興後も、戦いは終わらないということの暗示と取れます。

 もしゲームの続きがあったら、耶麻台国VS狗根国本国の戦いが見れたかも。・・・もちろんその場では九峪も火魅子共々、陣頭指揮を執っているに違いない・・・というのは私のただの希望ですので気にしないでね♪(爆)
 


常慶(じょうけい)・・・小説

 狗根国の当麻の街奪回軍を率いていた将軍です。
 元々は火向の国都・川辺城の指揮官で、次将軍の地位にあった人物ですが、当麻の街が復興軍によって落ちたことを受け、その奪回と復興軍の壊滅を天目に命じられ、その際に将軍の地位も授けられました。

 典型的な武人で、堅物、愚直で一途な性格。頭のほうも固くて、能力的には平凡であると天目や虎桃は評しています。だからこそ、復興軍にそう簡単には潰れて欲しくなかった天目によって、奪回軍の指揮官に任命されたわけですが。
 実際、その評価は正しかったといえるでしょう。
 美禰の街を偽装の軍で包囲した九峪達に、後詰めの援軍を送らなかったのは良いとして、その後がどうにもまずかったですから。
 虎桃のことを、単に派手で裸同然の格好をした、男好きで緩い性格の小娘であると馬鹿にしていたことといい、当麻の街に篭っている復興軍の実態を見誤ったことといい、頭が固く誇り高かったゆえに、物事の裏の裏や本質を考えることができなかったのが、常慶の欠点でしたね。もちろん、九峪や亜衣達の用兵、作戦が見事だったのも大きな要因ですけど。

 結果、4千もの兵がいながら、その半数以下、しかも兵の錬度は格段に低かった復興軍に、狗根国軍は壊滅させられ、常慶も討ち死にという末路を辿ることになりました。


霄霏(しょうひ)・・・アニメ

 アニメ版帖佐の恋人です。
 声は中村千絵さん。といっても実際のセリフは「帖佐様」だけなんですけど・・・。焔燬といい、壹与といい、難しい字が好きですねえ、アニメスタッフさん(−−;
 絶世の美女と言われていた女性で、帖佐は心底彼女を愛し、霄霏も帖佐を愛していました。しかし、横恋慕した紫香楽は彼女をさらい、密かに幽閉したのです。それも、その右半身(顔含む)を醜い化け物のような姿に変えて。
 帖佐と引き裂かれた霄霏は、無表情で一言も口を利かず、暗い部屋でオカリナばかり吹いて過ごすようになります。
 ・・・紫香楽はそんな女性を抱いて帖佐のことは忘れさせてやる、ですからねえ。しかも、必死で捜し続けていた帖佐をあざ笑う様に、日魅子移送に失敗した彼の前に、変わり果てた霄霏を連れてきたり。九峪を殺せば彼女を返してやると言ったり。ホントアニメ版紫香楽って(以下自主規制な悪口雑言)

 最後は帖佐が霄霏を連れ出し、紫香楽の元から逃げ出そうとして、一緒に殺されてしまうんですけどね。最後の霄霏の幸せそうな笑顔は良かったです。


仁清(じんせい)・・・小説

 伊万里&上乃と行動を共にしている14歳の少年です。
 2人と同じ県居の里の出身で、里でも一目置かれていた弓の名手。それだけでなく短剣でも、狗根国兵数人を一度に相手にできる腕を持っています。
 普段無口なのでとっつきにくい所がありますが、2人にはなついていて、伊万里と上乃も仁清をかわいがっています。特に上乃は、マジメで純情な彼をからかうのが好きみたいですね。

 結構活躍してるんですよ、仁清。星華達の飛空挺を見つけたのも彼だし、伊尾木が原の戦いで伊万里を助けたのも彼だし、薬草採取の旅にもいたし、帰ってきても伊万里の側にいたし、当麻攻防でも弓で助力したし、小説9巻の伊万里の遠征でもくっついて来てるんです。・・・もっとも9巻の遠征時は、いたという記述だけで、セリフないけど(^^;
 口数が少ないせいか、目立たないというか、印象が薄い。周り個性的なキャラばかりなんで、口数が少ないマジメキャラってのはカワイソウかも。珠洲のようにアクが強ければまだマシだったのにね(笑)


(すずき)・・・小説

 竜宮7人組のうちの1人。
 鮃(ひらめ)と一緒に、死に掛けている香蘭の体を温めるため、裸になって肌をこすり合わせました。竜宮娘達の挿絵で、香蘭に覆いかぶさってるのが彼女ですかね。
 仙術使用の際は、香蘭の右手の平から気を送り込みました。
 それ以外はその他大勢扱いのため、ほとんど出番はありません。9巻の相撲大会でもあっさり2敗で予選敗退の結果のみでしたし。今後も個別で活躍することはないでしょう。


征西都督府の魔人(せいせいととくふのまじん)・・・小説

 蛇渇の命令で天目の命を狙い、入浴中の彼女を襲った魔人です。
 灰色の体毛に覆われた人狼タイプ。魔界の泉を浴びて超人的な力を持っている、天目もしのぐ反射速度を持っていました。吸血することで人間の身体を活性化させるという、使いようによっては便利そうな能力もあったんですけど、そこは魔人。簡単に死なないようにして、相手の恐怖と苦痛を長引かせるためだけに使っていたようです。
 護衛の親衛隊員達を殺害、天目にも深手を負わせました。が、弥都香の最期の奉公のお陰で、武器である羽飾りを手に入れた後の天目の敵ではなく、怒りに燃えた彼女によって四肢切断の上、身体を串刺しにされて死にました。


相馬(そうま)・・・ゲーム

 ゲーム版初の城攻め、国府城の城主です。
 そして、志野と珠洲の仇でもあります。育ての親であった旅芸人一座の座長を殺したのは、小説版では多李敷ですが、ゲーム版ではこの相馬です。
 女好きで傲慢な性格の太ったオヤジです。上の者には媚びへつらうが、下の者にはとことん厳しい。蛇渇に対しても彼が去った途端、罵詈雑言並べる始末。狗根国へは忠誠より、権力のために従っていただけでしょうね。
 志野と珠洲は相馬の宴に招かれたのに乗じて、仇をうとうとしますが、そこに現れた蛇渇に阻止されます。そして捕らえられ、地下牢に入れられるのですが、この牢が鳥かご型という、趣味を疑うシロモノでした。変態っすね〜。
 この相馬が直々に拷問するなんぞとのたまって、あわや志野ピンチ!という時、九峪率いる耶麻台国軍が国府城を襲撃。相馬は倒され、志野と珠洲は救われました。