人名編 ナ行・ハ行



中松五郎左右衛門(なかまつごろうざえもん)・・・ゲーム

 この人を覚えていたら、あなたも立派な火魅子伝マニアです(笑)
 ゲーム版で、伝説の鍛冶屋として登場する人物です。タマネギ頭に丸メガネ、たらこ唇、白手袋の、神経質そうな男です。噂を聞いて訪ねていくと、狗根国の支配には納得できないものがあるから、と協力を申し出てくれます。で、これ以降武器をレベル4まで鍛えられるようになるのです。
 これだけの出番で名前がある、得な人ですね。


中村砦の魔人(なかむらとりでのまじん)・・・小説

 小説2巻で藤那と対峙した魔人です。頭に羊のような巨大な角を持っているのが特徴。
 天目の命令で、国境付近の封鎖役としてやってきたはずですが、なぜか国境とは若干離れている中村砦に出没。本格的に封鎖の指令がくるまで、待機のつもりだったのかもしれませんが、人間の狗根国兵に指図されるのを良しとせず、暴走したようです。
 狗根国にとって要衝だった中村砦には、30人程度の兵がつめていたようですが、その全員を殺害。喰らっていたところに、砦を陥とそうとやってきた藤那と閑谷が居合わせました。
 やたらと頑丈なのが魔人の特徴ですから、藤那や閑谷の最大級の方術を受け、さらに弓矢で一斉攻撃を受けても倒れなかったタフさを持っていましたが、トドメに忌瀬の毒矢を受けたことで、絶命しました。
 これをきっかけにして、忌瀬は藤那の再興軍に入り、後に復興軍に合流します。


鳴壬(なるみ)・・・小説

 ネズミの刺繍があちこちに織り込まれた、黒い絹製の道士服を着た左道士です。20代後半で、目つきが冷たく鋭いのが特徴。整った顔立ちをしていますが、青白い優男で不気味な印象が強いですね。
 蛇渇の腹心の部下で、彼と行動を共にしています。狗根国内はもちろん、自分の部下にも恐れられ嫌われていることの多い蛇渇ですが、この鳴壬は彼に尽くしている様子。左道の腕も当然優秀で、天目の暗殺も狙えるだけのものを持っています。蛇渇も鳴壬は信用しているようです。
 天目たちの動向を観察しながらも行方をくらまし、所在が分からなくなっている二人ですが、第2部で確実に表に出てくるであろう人物ですね。深川とのやり取りもちょっと見てみたいかも。


似鬼(にき)・・・神洲天魔鏡

 甲斐忍軍・三つ者の鬼哭衆に属す忍者。
 普通に腕が立つのはもちろんですが、彼女の特殊能力は映し身の術。対象者に体を重ねると、骨や筋肉のつきかた、髪の毛の量や形までそっくりに化けられました。
 その能力で捕らえた衣緒に化けた彼女は、夏比古に接近。油断させたところで左胸に刃物を突き刺すことに成功しましたが、夏比古が咄嗟に投げた黒い粉を浴びます。この黒い粉、遅効性の強力な精神破壊薬だったようで、宿に戻った似鬼は突然幻覚を見て発狂。部下たちを切り殺し、自身も部下の刃を受けて、立って血を噴出しながら笑い続けるという凄まじい姿で死亡しました。


新田郷左衛門(にったごうざえもん)・・・神洲天魔鏡

 甲斐忍軍を束ねる頭領。
 普段は豪農の主然とした老人ですが、正体を現した時は鋭い眼光を持つ、頭領にふさわしい風格が出てきます。武田晴信から直接命令を受ける人物です。様々な能力を持つ三つ者達を束ねているのですから、実力は推して知るべし。
 まだ表舞台には出てきていないので、これ以上書き様がありませんが、佳境に入ってきたときの動向が注目されます。


雛杜(ひなもり)・・・神洲天魔鏡

 武田晴信の忍者集団、「三つ者」に所属していた人物。亜衣と衣緒のいた火の一族の神社を、襲った集団を率いていた者です。
 乙身埜よりもさらに上の身分で、50名の部下を指揮していた、実力のある忍者です。片方が鋭く尖った菱形の金属性武器に鎖をつけたもの・・・縛鎖錐(ばくさすい)という武器らしいですが・・・を得意とし、部下は1本でしたが彼はこれを2本、しかも自由自在に操ることができました。
 方向自在な武器には少々亜衣と衣緒も驚いたようですが、2人の作戦に雛杜は見事にひっかかり、あっけなく倒されました。
 忍者たるもの、多勢やら自分の力を過信して、相手を侮るのはダメだと思うんですけどね。実力はともかく、頭の方は単純だったってことかな。


姫島教授(ひめじまきょうじゅ)・・・小説・ゲーム・アニメ

 日魅子の養父です。声は石井康嗣さん。
 複数メディアに登場していますが、登場人物コーナーで紹介するほどの重要人物ではない(今のところは)ので、こっちに。コミック版でも名前のみ登場しています。
 日魅子とは祖父と孫ほどの年齢差があり、お父さんというよりは、おじいちゃんですね。もしかしたら姫島教授の子供夫婦の元に日魅子はいるのかもしれませんが、そのあたりは不明です。

 現代世界に転移してきた、赤ん坊の日魅子を見つけた人物であること。考古学教授で、耶牟原遺跡の発掘の責任者だということは全メディア共通しています。ゲーム版によれば、九州総合大学の考古学研究所の所長、という肩書きのようですね。考古学の権威といっていいでしょう。
 アニメ版では九峪の親とも知り合いで、幼い九峪が耶牟原遺跡を訪れ、日魅子と出会うきっかけとなりました。ちなみに小説、ゲームではこの設定はありません。
 日魅子を拾ったときの経緯は、はっきりとは分かりませんが、そのうち明らかになるかもしれませんね。


(ひらめ)・・・小説

 竜宮7人組のうちの1人です。7人の中で1番年が若く、香蘭より若干若いくらいみたいですね。胸のほうは香蘭とは比べるべくもないようですが(笑)
 思ったことはそのまま言ってしまうタイプのようで、寝太郎に対してもどこか気安いというか、物怖じしないというか、軽いというか、あまり敬意の感じられない物言いをすることが多いです。九峪に「すけべ魔人」と言ったのも彼女。
 調子に乗って度を過ぎやすく、相手を本気で怒らせてしまうタイプと見ました。憎めない性格ではあるでしょうけど。

 香蘭救出の際は、香蘭に寄り添って体を温める役と、右足の裏から気を送り込む役割をしました。9巻の相撲大会では、羽江に胸覆いを外されて負けています(^^;竜宮娘の中ではそれなりに発言がある方なので、今後も代表でそこそこ発言があるかもしれません。・・・・彼女達自体、かなり影は薄いんですけどね(爆)


深川(ふかわ)・・・小説

 操作系の術を得意とする狗根国の左道士です。
 耶麻台国の残党討伐の任を受け、星華と宗像3姉妹を捕らえたまでは良かったが、伊雅や清瑞、伊万里達の攻撃で兵士は全滅。その上、放った左道は九峪によって無効化され、操った死人達も九峪&キョウによって燃やされた為、敗走を余儀なくされました。
 以降、九峪と彼の率いる復興軍に並々ならぬ恨みを抱いた彼女は、他の狗根国軍とは別行動を取り、執拗に九峪の命を狙っています。伊万里に尸操虫(しそうちゅう)という寄生虫を飲ませたり、魔人の死体を操ったりして、九峪の暗殺を計ったのは彼女ですからね。現在の九峪たちにとって、一番の危険人物は彼女かもしれません。

 とにかく残忍なサディストです。クイーン・オブ・ザ・変態!
 人間、特に美女を苦しめることを至上の喜びとしており、あらゆる拷問シーンを妄想してはうっとりしている様は、ヤバすぎです。伊万里に尸操虫を飲ませた時の彼女のアブない姿に、ヒキまくった人は多いはず(^^;
 また、野心家で負けず嫌い。他の狗根国人に手柄を立てさせるくらいなら、と邪魔することも平気でします。狗根国への忠誠心よりは、自分の快楽と権力欲のために、狗根国に仕えているだけかも。
 九洲では紫香楽の指揮下にいたようですが、左道士ですから、本来は蛇渇の配下のはずです。しかし蛇渇のことは嫌っています。同じ悪者同士、仲良くすればいいと思うんですが(笑)
 これからも九峪の命を狙って暗躍しそうな深川の動向は、今後も気になるところですね。


副長(ふくちょう)・・・ゲーム

 枇杷島艦長・平八郎の部下に当たる人物です。本名は不明。
 いかにも生真面目そうな、精悍な顔つきをした2枚目の若者で、きっちり軍服を着込んでいます。平八郎に常に付き従っていました。彼を上官としても、人間としても尊敬しており、その忠誠心も並々ならぬものがあったことが伺えました。蛇渇のことを毛嫌いしていて、彼がいなくなった後、罵声を浴びせたりいています。

 枇杷島で九峪が平八郎と対峙したとき、平八郎は九峪と一騎打ちをします。その時、副長に手助けは無用だ、と命じた後の、副長の消息は語られなかったのですが・・・彼もまた、艦内に残ったのではないか、と思っているのは私だけでしょうか。


藤重(ふじしげ)・・・小説

 藤那の実父。
 耶麻台王家に名を連ねていた人物でしたが、駒木の里の族長の娘と恋におち、王族の地位を捨てて里までやってきました。耶麻台国の7つの神器の1つ、鳳凰鉞を持っていたくらいですから、王族でも高位の人物だったのでしょう。
 それから里で、しばらくは平穏に過ごしていたようです。しかし狗根国との戦争が激化すると阿祖山中の里から下界へ降り、耶麻台の人間として戦いに参加、結果行方不明となりました。
 当時5歳だった藤那にとってこの出来事は、大きな影響を与えたようです。