人名編 マ・ヤ・ラ・ワ行



真姉胡(ましこ)・・・小説

 天目子飼いの乱破で、天目の命令で復興軍の手助けをしていた少女です。年齢は14、5歳。

 真姉胡の父は耶麻台国の下級官僚でした。そのため滅亡後、妻ともども奴卑の身分に落とされ、真姉胡はその直後に生まれたようなので、生まれつき狗根国の奴卑の身分だったことになります。
 しかし3,4歳の頃、母親が天目付きの奴卑として召抱えられたとき、真姉胡も一緒に天目に仕えることになったことが、彼女の運命を変えました。すばしっこく利発な彼女を気に入った天目は、5歳の時に真姉胡の両親から彼女をもらい受け、剣術や格闘術など乱破に必要な技術や心得を叩き込みました。お陰で真姉胡は正式に天目子飼いの乱破として取り立てられ、奴卑の身分から抜け出せたのです。・・・天目の性格から言って、その時かその後には、両親も奴卑からは抜け出せたんじゃないかと思います、憶測ですが・・・。

 それから十年近くも天目のために働き、天目と過ごしてきた真姉胡にとって、天目は上司であり恩人であり、親にも等しい存在で、絶対の忠誠を誓う人物でもあります。
 また天目にとっても、真姉胡は自ら見つけ、気に入って幼い頃から育て上げた少女ですから、かなり可愛がっており、慈しみの目を持って接したりもするようです・・・怒ると怖ろしいのは同じみたいですが(笑)
 忌瀬を監視するのが最初の任務でしたが、その後は彼女も復興軍の手助けをする任務に変更され、曼陀羅華採取の旅の際の魔人戦助太刀を契機に、復興軍に参加。その後は、優秀な乱破役、伝令役、部隊指揮官役として、復興軍の大きな助けとなったのはご承知の通り。

 で、真姉胡は九峪の側にいることも多かったのですが。九峪の身分にこだわららず、誰にでも気安く親しげに話すことや、ただの乱破に過ぎない自分にも頭を下げる行為に、かなり面食らいつつも、感激していましたし・・・意外と頭が切れるらしいことや、不思議な力にも興味津々でしたし・・・九峪の笑顔に弱いし、頼まれたら断れない、なんていってるし・・・任務として調べる以上に、なんとなく好意を持っているような気も。スケベなとこに呆れてもいますけど(笑)

炎戦記でも、名目上は天目の命令という形で、九峪たちも有利になるよう、狗根国遠征軍の動きを探るため、本洲に偵察に出かけるなど、細々と活躍しそうですね。今後は清瑞の正体も知っている彼女が、どういう行動にでるかも注目でしょうか。


魅土(みづち)・・・ゲーム

 枇杷島戦から軍に参加してくる、竜神族の女性です。声は渡辺美佐さん。忌瀬と回青もこの人です。

 本来竜神族は、阿祖の山奥で飛竜と共に暮らしていて、人里に降りてくることはない種族です。
 しかし、下界に迷いこんだ飛竜の子供を、狗根国の連中が報奨金を出して捕らえては、食材として紫香楽に献上していることを最近知り、その復讐のため。また、罠にはまっていた飛竜の子供を、九峪が助けてくれたその恩返しの意味も込めて、枇杷島に苦戦する耶麻台国軍を援護しようと、飛竜軍団を連れてやってきました。
 空中要塞枇杷島への攻撃手段がなかった九峪達にとって、彼らの協力はまさに起死回生の一手となりました。
 枇杷島戦のみ九峪軍専属の武将ですが、枇杷島戦以降も軍に留まり、耶麻台国復興まで協力してくれます。
 なお藤那と閑谷は「竜人族」なので、魅土とは異種族のようです。

 戦場での魅土は、ムチを自在に操って攻撃します。また、方術も得意ですし、飛行しているのであまり地形の影響を受けないという特徴も持っています。なかなか頼もしいオネーサマですね。
 それ以外に、その目にはセンサーのような機能もあるらしく、枇杷島では普通の人間の目では、見分けがつかないような隠し扉を発見しています。

 小説版でも彼女の登場は期待されていたのですが、魅壌という名の狗根国側の人物として登場しました。


美禰の守備隊長(みねのしゅびたいちょう)・・・小説

 特筆することもないフツーの人ですが、一応(^^;
 美禰の街で守備隊長をしていた狗根国兵です。弓が得意で、30メートル先にいた紅玉、香蘭親子(しかも障害物なし)に射掛けました。が、覇璃扇で弾かれるわ、飛んでいる矢を空中で掴み取られるわと、プライドをボロボロにされました。この人が悪いんじゃなくて、あっちが超人過ぎたんですけどね(笑)
 九峪の計略に引っかかり、千二百人足らずしかいなかった復興軍の数を誤認した、までは九峪の思い通りだったのですが。予想以上に多めの人数で、この守備隊長が常慶に報告させたために、その計略が狂うことになりました。
 もっとも、さらに考え出された計略にも引っかかって、美禰の街からおびき出されて、討ち取られてしまいましたけどね。九峪に踊らされ、紅玉香蘭には馬鹿にされ・・・カワイソウな雑魚キャラでした、合掌。


美禰の留守(みねのりゅうしゅ)・・・小説

 守備隊長以上に書くことがない人。
 典型的な中間管理職。当麻の街の留守同様、辺境の留守で止まっていることを嘆き、手柄をあせってしまったために、逆に失敗しました。
 2千人の復興軍に包囲され、絶体絶命と思っていたところに、常慶将軍の後詰めが来たらしいという情報と、包囲していた復興軍が敗走しているという報を受けたのだから、浮き足立つのも仕方がないとはいえるんですが。
 喜ぶあまり、街の外に自ら出て復興軍の遺物を回収しているあいだに、清瑞たちに門を閉められ、帰れなくなって捕らえられたのは、オマヌケというか、哀愁漂うというか(^^;


御埜茂(みのも)・・・小説

 志野の旅芸人一座の者です。当麻の街乗っ取りのために、兵舎に慰問に行く際に同行しました。
 名前が出ての活躍はそれだけで、後は一座の仲間という一くくりの中に埋もれてしまっています。でもしっかりカラー挿絵に登場しているオイシイ人です(笑)もっとも、御埜茂と妓里胡のどちらかは、顔が隠れてしまっていますが。
 一座でも選りすぐりの美女で、腕も立つ踊り子らしいということが分かるくらいですね。
 一座に注目があたることがあれば、今後出てくる可能性はありますが・・・低いだろ〜な〜(^^;


弥都香(やつか)・・・小説

 天目親衛隊の一員だった女性です。
 天目の護衛の任についていましたが、天目が入浴中で武器を手放している時を狙い、魔人が出現。親衛隊員といえば武術の腕も優れていたでしょうが、さすがに魔人にはかなわず、瀕死の重傷を負わされました。しかし、それでも天目に彼女の武器である羽飾りを渡そうと、抱きしめて守っていたのがこの弥都香です。
 そして右肩に重傷を負い、羽飾りをうまく装着できない天目のために、最後の力を振り絞って装着の手伝いをした後、息絶えました。
 その今わの際に、一族郎党に必ず報いてやると言った天目と、礼を言って息を引き取った弥都香の姿が印象的でした。部下は自分を守って当たり前、それで命を散らして当然と思う、多李敷のようなのがこの世界の常識でしょうからね。天目と九峪達の共通点がここにあります。
 天目に、まさに命を懸けて尽くして散った彼女こそが、凶暴で残酷でわがままだ、と影で言われたりしている天目の、本当の姿を映す鏡でしょう。・・・まあ、普段の天目はその陰口どおりだったりするのでしょうけど(爆)


耶麻台国王(やまたいこくおう)・・・小説

 小説版日魅子の実の父親で、伊雅の兄です。
 旧耶麻台国の最後の王。そして、姫神子直系の男子だと思われます。日魅子が直系火魅子であるなら、父親が直系でなければいけませんからね・・・母親が直系だとその時点で火魅子誕生ですから(笑)
 もっとも、この直系とか傍系とかいうのはかなりややこしいので、実際のところよく分からないんですけど。直系というのは「血筋が親子関係によって直接につながっている系統」で傍系は「直系から分かれた枝葉の系統」だと辞書にはありますが・・・どっちも姫神子の血筋を引いてることに変わりはないし。子供の中でも火魅子の資質がもっとも強いのを選んで直系とした・・・とか?でもそれなら火魅子が傍系に移った時点で、そっちが直系になってもいいんじゃあ、とか思ってしまうのは、私がそういうのに疎いせいか(^^;誰か直系傍系の詳しい違いを教えてください。

 ま〜ともかく、男子とはいえ、姫神子「直系」だったらしい国王ですが、男子では火魅子の力を受け継ぐことはできない。結果耶麻台国は衰え、狗根国の勢力拡大を許してしまうことになります。直系火魅子が生まれたのと時期を同じくして、狗根国は九洲に侵攻。2年後には耶牟原城陥落の危機にまで追い込まれた耶麻台国王は、火魅子を伊雅に託し、自分は彼らを逃がすために徹底抗戦をする決意を固めます。そして、いよいよダメ、となったとき、国王と后らは王宮に火を放ち自害します。ここでも身元の判別すらつかない状態にして、伊雅達への追求の手をかわそうとしているのですから、まさに国のために散った本当の「王」といえるのでしょうね。


柚木妃(ゆずき)・・・小説

 小説版での帖佐の恋人です。
 帖佐の副官として活躍した女剣士で、アニメ版の霄霏のように、冷静冷酷な氷の貴公子とも呼ばれる帖佐が、唯一心を許し、愛している女性です。
 しかし、5年に1つくらいしか歳をとらない帖佐と、普通に歳をとる柚子妃は長く一緒にいられない。柚子妃は危険を承知で黒き泉の水を浴び、結果急激な若返りに襲われたのです。耶牟原城落城時、彼女は19歳。このときには既に若化は始まっていたようです。8年前という設定の「護るべきもの」では外見上16、7歳で、まだ副官を務めていました。が、耶麻台国滅亡から15年後の現在、彼女は12、3歳程度にまで若返ってしまっています。その上、最近は進み具合が激しいとか。それに小説1巻で少し出てきた様子をみると、精神年齢の方は6〜8歳くらいのような気も・・・。
 いずれにしろ、このままでは死んでしまう。帖佐は天界の力なら柚子妃を治せると信じて、天界の扉を必死に捜し続けています。


竜宮7人組(りゅうぐう7にんぐみ)・・・小説

 寝太郎についてきた竜宮出身の娘達です。全部で7人。
 全員、海の生き物の名前がくっ付いていますが、アジやヒラメに顔が似ていたりはしません(笑)
 寝太郎は仙人ですが、彼女達は仙人の末裔です。藤那や閑谷と一緒ですね。ただし彼女達が方術を使えるかどうかは不明です。戦闘に参加したこともないから、そっちの腕も分かりませんし。寝太郎の仙術の手伝いをしていますから、こっちの方は多少使えるかもしれませんね。海の人間ですから、操船技術は1級品です。

 寝太郎と共に来て、彼に従ってはいますが、彼の言うことを何でも聞く部下とは、ちょっと違うようです。軽口なんかもよく叩いていますしね。寝太郎も、彼女達がいるとゆっくり美少年を口説くことも出来ないので、邪魔扱いしてたりもしますし(笑)
 寝太郎が復興軍を手伝いに来たのには、何か深い目的があるはずですが、彼女達がそれを知っているのかも微妙です。
 出てくるときは7人1セット、だし・・・要するに、刺身のツマ、的存在?(酷)ただでさえ登場人物の多い火魅子伝ですから、単独で活躍することはなさそうですねえ・・・


琉度羅丹(るどらうにい)・・・炎戦記

 哥羽茉莉(かうまありい)と共に彩花紫王女に使えるインド人の少女。
 名前の由来は、ルドラーニー。哥羽茉莉の由来であるカウマーリー同様、インド七母神とよばれる7柱の戦闘の女神の一人で、破壊神シヴァの妻であり(パールヴァティーの化身とも)、牡牛に乗り三叉の矛(三叉戟)と髑髏の杯を持つ女神です。
 藤那が治める火後県の沖で遭難、海賊に襲われて陸地に逃げ込んだ異国の船の乗員、というふれこみで、藤那の義妹、綾那に助けられ、そのまま藤那の館に居座っています。で、詳しくはまだ不明ですが、どうやら人の夢に干渉するなどできる異能を持っている様子ですね。藤那が毎日のように見る、「火魅子になって、かつての仲間達、果ては九峪まで殺そうとする」悪夢も彼女の仕業らしい気配がぷんぷん。これにより、耶麻台共和国側を揺さぶろうとしている魂胆のようです。
 無邪気で恥ずかしがりやの少女、といった風に藤那達の元では演じていますが、実際の性格は哥羽茉莉いわく「人を騙し煽るのが本分で、恩義や信義など石ころ以下の価値にしか思っていない」とか・・・それでも、彩花紫王女にだけは懐いていて、彼女の役に立ちたいとは思っているようです。

 いまはまださして表面化していませんが、彼女が藤那に仕掛けていることの影響は、近く大きくでてきそうですね。


錬司(れんじ)・・・神洲天魔鏡

 雑魚キャラだけど名前がある人シリーズ。
 亜衣達の神社を襲撃した三つ者の1人。水を体に振り掛け、蒸発させて皮膜のように体を覆わせることができる、という特殊能力を持っていました。その能力を使って、燃え盛る神社の宝物殿に飛び込んでいったわけですが・・・
 普通に衣服を濡らした奴を飛び込ませても代用できるな、と思ったのは秘密(爆)
 様子を見に行っただけの者に亜衣達が倒せるわけがなく、仲間のところに戻れる余力を残して送り返され、その元で炎上、仲間の被害を大きくした役です。


和佳奈(わかな)・・・小説

 天目親衛隊員の1人。
 狗根国の当麻城奪回軍に、軍監として虎桃と一緒に同行した2人の、年下のほうです。
 まだ少女と言っていい年頃で、親衛隊に入っての日も浅いのではと思われます。それだけに、突発時の落ち着いた行動がなかなかできないようですね。突然現れた不審者に仰天し、真姉胡と分からずに剣を向けようとしたりしてます。
 鹿野同様、虎桃のお陰で、せいらあ服を着て取っ組み合いをさせられたり、復興軍兵士に取り囲まれたり、と、なかなか楽しい(?)目に合わされました(笑)。で復興軍に捕らわれていましたが、当麻城攻防戦のどさくさに紛れ、真姉胡の手助けで当麻城から脱出しました。


若布(わかめ)・・・小説

 竜宮7人組のうちの1人。
 魔人に襲われた香蘭を救出した際には、心臓マッサージを担当。仙術では左の手の平から、自分の気を送り込みました。相撲大会では、サクッと梶木と衣緒に負け、1回戦敗退でした。
 それ以外、何も書くことがありません(^^;容姿も性格も分かるほどの描写がありませんので。