アイテム編 サ行・タ行



炸裂岩(さくれつがん)・・・小説

 火魅子伝世界で使われている爆弾のようなもの。1巻で火砕岩、というものが登場していますが、その特性から見ても、炸裂岩と同じものだと思われます。
 特殊な成分でできた岩で、強い衝撃を与えると破裂します。その威力は強く、小さな弾状のものでも人に当たって破裂すれば粉々に吹き飛び、魔人の皮膚にも傷をつけるほど。攻城兵器として、巨大な弩で打ち出す使い方が一般的のようですが、飛空挺を持つ耶麻台国軍は上空高くから落として、城の屋根を直接壊す等の使い方もしています。
 しかし、そこまでの強い衝撃を与えなければ破裂しない。よって近距離で使うのには向いていません。前述の人に当てられるようなのは、かなり特殊な武器です。
 そのかわり加工そのものは容易で、細かく砕いてつき固めたものを使うのが一般的なようですね。


左封札(さふうさつ)・・・小説

 方封札とは逆に、左道の力を抑えることができるお札。ただし名前が出てきただけで、実際に使用されたことはありません。
 これまで狗根国の左道士が出てきたこと自体が、ほとんどないですからね。深川や蛇渇は高レベルの左道士で、まだ捕らえる云々のところまでいっていないし、戦えば捕らえるより殺すか殺されるか、でしょうしね。雑魚左道士は10巻で出てきましたが、これも清瑞にあっさり殺されたし。な〜んか名前だけの代物になりそうな予感・・・てか、舞阪先生、これらの存在、忘れられてそうな・・・(爆)


猿の着ぐるみ(さるのきぐるみ)・・・小説

 当麻の街に入るために志野の一座に加入した藤那と忌瀬が、着せられたのがこれ。布で裏打ちされ、表は茶色の動物の毛皮で覆われたもの。長い尻尾があり、お尻は赤い染料で塗られてます。
 芸、と呼べるものは身に着けていない藤那達が、一座に居させてもらうためには仕方なかったとはいえ・・・プライドの高い藤那がよく着たものです。このシーン、笑うよりも藤那に同情してしまいました。藤那の覚悟も垣間見えて、なにげに良い場面だったりもしますが。
 また、復興軍に入る前の志野&珠洲の、計算高くしたたか非情な一面も覗けます。旅芸人一座を率いるにはこれくらいじゃないとダメなんでしょう。


招魔の杯(しょうまのさかづき)・・・ゲーム

 藤那が使用している武器です。形状は赤い酒杯。
 酒が大好きな藤那らしいですね。普段はこれを敵に投げつけて攻撃します。杯そのものにはそんなに殺傷能力はないので・・・先がギンギンに尖ってたりしたら、お酒飲めませんしね・・・方術の力でも上乗せするのだと思います。アニメ版では、酒にも力を上乗せしてましたし。

 しかし、招魔という名は飾りではありません。藤那のコンボは「白狐妖」「灼熱鳥」「巨顎鮫」。どれも妖というか式神というか、そういうものを喚び出す技です。このうち、白狐と灼熱鳥は藤那が手で五芒星を描いて喚びだすのですが、最上級の巨顎鮫は杯を叩き割って喚び出すのです。枇杷島侵攻作戦でも、藤那の方術の力で割れたこの杯から、妖魔が飛び出し攻撃しています。
 このことから考えれば、招魔の杯というのは唯一のものではなく、藤那が作り出すものなのかもしれませんね。・・・そんなに何枚もの杯を、一体どこに隠してるんだろうというのは、言わないお約束です(笑)


聖清の玉串(せいせいのたまぐし)・・・ゲーム

 星華が使用している武器です。
 形状は玉串、といいたいところですが・・・本来玉串というのは、神社で祈祷をするときとかに使用するもので、榊や杉などの常緑樹の小枝に、紙垂(しで)や木綿(ゆう)を付けた(四角を連ねた形のあれのことです)物をいいます。つまり玉串ってのは小枝が付いてこそ、玉串と呼べるわけで。小枝のない星華の武器は、玉串とは呼べないですね。ついでにこれは、バサバサ振り回すものではありません。

 神主さんが「祓いたまえ清めたまえ」って振ってるイメージの、木の棒に紙垂や木綿をつけただけの物は「幣帛(へいはく)」もしくは「大幣(おおぬさ)」といったほうが正しい。星華の武器は、明らかにこっちです。・・・まあ、ゲームにそこまで正確性を求めなくてもいいかな。

 ちなみに星華のこの武器は、振ると光の粒子がキラキラ舞うという、スグレモノだったりします。武器としての殺傷力は皆無ですが、方術で戦う巫女の星華には、ちょうど良い神具でしょう。星華が戦うときは、土岐と同じような宝珠が6つ、星華の周囲をふよふよ回ってるんですが、こっちは名前があるんでしょうかねえ。
 コンボは「聖祝参弾光」「聖拝巨烈光」「聖星参連光」です。


制銭砲(せいせんほう)・・・ゲーム

 只深の武器です。形状は砲。拳銃タイプのコンパクトなものですが、あんなシンプルなデザインではなく、もっと丸っこい、可愛らしい形ですね。
 銭とつくからには、お金でも打ち出しそうな感じですが、只深ですからそんなもったいないというか、罰あたりなことをするはずがありません。
 では何かというと・・・なんなんでしょうねえ?只深がこの砲を撃つと、なぜか敵の頭上に金だらいが落っこちてきたり、鉄拳が放たれたりするんですが(^^;びっくり箱みたいなものなんでしょうか。

 あまり戦闘は得意ではなさそうなので、只深にはこういうトリッキーな武器がお似合いかもしれません。それでも強くなれば、金だらい1発で敵を瞬殺したりもするんですけどね。


仙族の指輪(せんぞくのゆびわ)・・・ゲーム

 閑谷の武器です。名前の通り、形状は指輪。
 仙族の、というのも、とても分かりやすい名称ですが(笑)そうついているのだから、普通の指輪とは違うようです。
 物理攻撃力は皆無ですが、どうやら自分の気というか、魔力というか、そういうものを形にして放つ手助けをしてくれるようですね。閑谷のコンボは「仙陣昇竜渦」「仙陣乱竜渦」ですが、どちらも気、衝撃波でもって敵を倒す技です。


双龍剣(そうりゅうけん)・・・小説、ゲーム、コミック

 志野が使用している武器です。ゲームでは「舞踏の剣」という名前ですが、形状は同じです。コミックでも登場しています。
 中央に握りの柄があり、切っ先が前後に二つあるという変わった形をしています。しかも両刃で、180センチはありそうな長さがあります。それを右手と左手で1本ずつ持って戦うわけです。双龍剣という呼び名は、前後に刃がついていることから取ったものでしょうね。そんなのを2本使えるのって志野だけでしょうし(^^;

 普通の刀より殺傷力が高いのは間違いない。両刃の上、前後左右の攻撃に対応できますし、槍のような使い方もできますし。。しかしよほど熟達していないと、自分自身を斬る可能性も非常に高い武器のように思います。また刀身は細いとはいえ長いですから、結構な重量があるし、遠心力も強いはず。この双龍剣、舞踏用には映える武器ですが、実用的とはとてもいえないシロモノでしょう。
 それを2本、自由自在に戦闘でも操るのですから、志野って天才的な剣の腕の持ち主の上、意外と力持ちなんですね。ゲームのコンボは「蝶の舞い」「妖精の舞い」、「鳳凰の舞い」です。
 なおアニメでの志野の武器は、ただの短刀となっています。


蒼竜玉(そうりゅうぎょく)・・・ゲーム

耶麻台国の神器の一つ。
火魅子伝コーナーの小説版火魅子伝のコーナーでも紹介していますが。手の平で包める位の大きさの玉で、副王の伊雅が身に着けています。普段は深い蒼色ですが、他の神器の存在を探知すると、だんだん赤くなり、傍にあれば真紅へと変化し、龍の紋様が浮かび上がるようです。神器探知能力がこの蒼竜玉の特徴でしょう。
 天魔鏡の精であるキョウのほうが探知能力は上ですが、キョウはそれまで、人前にほいほい出てくるような存在ではなかったし、キョウがいなければ天魔鏡自体に神器を知らせる能力はないのですから、蒼竜玉も貴重な物だったと思われます。それに、他にも秘めた能力があってもおかしくないですね。


自然の理(しぜんのことわり)・・・ゲーム

 武将・土岐の使う武器です。
 小説版では未登場ですが、額に第3の目を持っている仙族の男性ですね。
 形状は、杖・・・でしょうか、棒でしょうか。身長以上の長さがあるので、棒かな。特に装飾が施されているわけでもない、木製の棒です。多分、霊木とかで作ってあるんでしょうけど。
 地水火風、自然を操り、自然と共に生きる自然士らしいです。方術をメインとして戦うため、これ自身の殺傷能力はほとんどないでしょう。せいぜい、打ち据えるくらいで。

 コンボは「自然気功破」。この自然の理に念をこめて気を集め、敵に放ちます。


地図(ちず)・・小説

 火魅子伝だけのものではもちろんないですが、よく登場するので採用。
 測量技術が発達していない時代、広域の地図はおいそれと作れるものではなかったようで、耶麻台国の人達は活用する術をもっていませんでした。伊雅ですら知らなかったようですからね。
そこへ現代の知識を持った九峪が、下手とはいえ九洲全域の地図を描いてみせたため、復興軍の戦術は劇的な進歩をとげたわけです。以降、戦闘の重要な要として様々な地図が登場してきます。
 一方狗根国側は地図の重要性を認識していて、九洲支配を始めると同時に各地に左道士を派遣し、詳細な地図を作成していました。九峪が来る前の反乱が失敗していた原因には、この差も大なり小なりあったかもしれませんね。


天空降魔刀(てんくうこうまとう)・・・ゲーム

 永閃の武器です。形状は刀。
 変身前の永閃が使用していますが、変身後は武器は持たず、手から衝撃波のような光の玉を放って攻撃します。
 仰々しい名前は付いていますが、普通の刀と何も変わらないように見えますね。降魔というくらいですから魔剣で、破魔くらいの能力はついているのかもしれませんが。
 しかし永閃・永楽の天空兄妹には変身前も変身後も、コンボ技が存在しません。天空人が一般兵士と連携なんぞ取れないってことでしょうかね。変身後には兵士すらおらず、単独で戦うことになります。
 相当後半にならないと仲間にならない上、コンボがないため、ほぼ方術のみで戦うことに。術自体は強力でも待ち時間はイライラします。兵士がいる時は兵士が弱いし。使い勝手が非常に悪いキャラです。


典膳(てんぜん)・・・ゲーム

 珠洲が使う武器です。
 人形使いである彼女の武器は、もちろん人形。精巧にできていて関節も多く、強靭な糸を使って自由自在に動かすことが出来ます。かなり大きく、珠洲の身長よりも若干あるくらい。それを少女の珠洲が持ち上げて操るのですから、極力軽く作られているはずです。
 顔の部分もちゃんと作ってあるので、見世物用に使うこともできますが、戦闘向きの人形なのは間違いないですね。さらに顔の部分は変形すると、口が砲になり火炎を吐くことが出来ます。相馬の暗殺を狙ったときもこれで不意をついたのですが、蛇渇に阻まれました。
 コンボの「典膳炎劇」はこの火炎を敵に吹きかけるもの。「典膳掌劇」は、人形でタコ殴りにするものです。
 


盗棍烈佃(とうこんれつでん)・・・ゲーム

 織部の武器。形状は棍(棒)。
 なんつーか、微妙なネーミングですが(^^;元義賊の織部の武器の名前としては、合ってるのかな。
 手で握りこめる程度の太さで金属製。2mはありそうな長さで、結構精緻な細工が施されています。しかしそれだけなので、これ以上書くことがないです・・・。
 コンボは「昇鋭鋒打突」と「空舞蹴激」。盗賊の素早さを生かした派手な攻撃は爽快です。


 頭魔兎月霊槍(とうまうづきれいそう)・・・ゲーム・小説

 兎華乃の武器です。
 形状は槍ですが、杖と曲刀が合体したようなもの、といったほうがいいかも。兎華乃の身長以上の長さがあります。
 先端部分に、王冠のような形をした装飾部分があり、宝玉なんかもはめこまれています。魔兎族の長らしい豪華なものです。刀は片刃ですが、反り返った側にも刃があるので、半両刀が正しい言い方でしょうか。コンボの「艶月殺法飛鷹」は、バトンのように回転させたこれを相手にぶつける技です。

 術の使用時にもこれを使うようで、小説の9巻では黒い炎を呼び出し、操っていました。


遠眼鏡(とおめがね)・・・小説

 形状は普通の眼鏡。普通の人がかけても視力の補強ができるだけです。が、方術士や左道士が使うと、普通では大抵見えないような遠くのものまで見ることが可能になります。さらに暗闇でも物が見える、暗視スコープのような能力まで持っているので、戦闘でも日常でもかなり使えるアイテムです。
 しかしその原理や仕組みは分かっておらず、天界の遺産だという噂があります。天界のものは壊れたり使用法が分からなくなったものがほとんどなので、実際に使える遠眼鏡は貴重で高価なもののようですね。方術士、左道士が使えるのは、彼らが天界人の遠い子孫のようなものだからでしょうか。