曲・茶の間で激論


只 深
(ただみ)




小説版


 火魅子候補の1人。16歳です。商人で、伊部(いんべ)という男と常に行動を共にしています。
 両親は不明。物心ついたときには、養親の下で商売のいろはを教え込まれていたようです。
 父親は倭国、半島、大陸を股にかけ、手広く商売をしている大商人で、狗根国にも物資を売っています。しかし突然、耶麻台国の残党相手に商売をしてこいと只深に命令したため、只深は九洲にやってきました。
 それが、ただの商人の勘だけなのか、なにか裏があるのかはまだ微妙なところですね。只深が耶麻台王族であることを知っていたのかどうか、で大きく違ってくると思いますが・・・

 ともかく、そうして只深の隊商がやってきて、征西都督府への街道を歩いていた頃、九峪率いる復興軍が起ったという噂が届きます。そこへ大陸からやってきたばかりで、地理を知らない紅玉・香蘭親子が火向への道案内を頼んだことで、彼女達と合流。そして伊尾木が原の戦いの最中に、後方待機していた九峪と接触、そのまま戦いに参戦した紅玉、香蘭、伊部のすさまじい戦闘力のお陰で、復興軍は勝利を収めました。そして6巻では軍資金を調達するために、再び養親の下へ向っています(9巻で帰還)

 只深も志野と同じく、自分が女王候補であることを伏せており、復興軍の客分という位置を崩していません。つまり正式な復興軍の仲間ではないので、かなり自由な立場にいるということです。
 その真意は語られていませんが、あくまで「商人」でいたいのか、それとも、養父が狗根国とも取引をしていることが、ネックになっているのかもしれませんね。
 しかし、養父はどうあれ、彼女が復興軍を手助けしたいと思っているのは、間違いありません。

 彼女の最大の特徴は、関西弁風の言葉と早口です。コテコテの商人キャラ、とでもいいましょうか(^^;明るく好奇心旺盛で、伊部とのやり取りは漫才みたいです。
 商人だけに実務能力に優れており、人を見る観察眼もあります。しかし、お金にがめついように見えて、小説版只深は実はそんなことはない(好きではあるようですけど)。
 最初に持ってきた物資はあるとき払い、実質復興軍にあげたようなものだし、養父の狗根国、耶麻台国両方に物資を売るようなやり方に、義憤を感じてもいます。金儲けの果てに何をすればいいのか、目的が見えないことに苛立ってもいました(1巻)。
 しかし耶麻台国半復興後は、九峪に財務大臣に任命され、耶麻台国の物資流通を一手に担う役目を負いました。国を富ますという目的を得て、只深もやる気満々になったようです。
 また、周囲がすごい上、今まで戦闘に出ていないので見逃されがちですが、腕も人並以上には立つようですね。

 現在まで、あまり表で活躍しているとはいえない彼女ですが、今後に期待しましょう。


ゲーム版


 15歳。声は小桜エツ子さんです。
 小説版と違い、両親、養親共に死別しています。親を殺した狗根国を恨み、その仇の帖佐を討つために九峪に接触、火魅子候補であると判明します。
・・・しっかし、小説版も魏服(チャイナ服)やせいらあ服という、コスプレ的衣装ですが、ゲームやアニメは上の画像でも分かるように、かなり奇抜な衣装ですね。浴衣のときでも後ろの羽飾りはついてたんですが、一体何なんでしょう(‥ )?
 また只深には、敵の上に金ダライが落っこちてくるという、「頭落戦上」というコンボがあり、かなり笑えます。金ダライで倒された敵はムゴイですけど(笑)

 ゲーム版只深は、ホントに典型的な商人キャラです。お金にもがめつい。
 女幹部達のちょっと色っぽい肖像画を売ったり、巨大雪ダルマで見物料を取ろうとしたりするし、食事はごく質素なものしか食べないし、部屋には招き猫と大黒様だし・・・・九峪からのプレゼントで一番好きなのは、ただの金塊だったり(^▽^;)
 しかし、あくどい商売は軽蔑しており、人が本当に困っていると、損得抜きで助けようともします。儲けた金を自分で使おうとも思っていません。すべては耶麻台国軍のためだということを忘れてはいけないでしょう。
 ゲーム版只深は、他の女王候補のように乳姉妹がいません。また小説版のように伊部もいないし、大商人の養親のバックアップもありません。天涯孤独の彼女がお金を大事に思うようになったのは、大人に混じって商売をしなければ、生きていけなかったからです。貧しい人がいない国にしたいというのが、彼女の女王候補としての目的です。

 外見や年齢の割にしっかりしていて、芯が強くて、九峪との会話はいつも漫才のような彼女ですが、その影には重い過去がある。
 仲間になるのが相当遅いこともあり、なかなか彼女のイベントを見ようとする人は少ないようなんですが(^^;「墓参り」と「七夕」では仇討ちへの決意、記憶にない本当の両親への思慕が聞けます。
 そして、仇を討った後は、養親にひきとられる前に只深を育てていた、「名前も顔もよく覚えてない、やさしいおっちゃん」を探してお礼を言いたいという、只深の願いも聞けるのですが・・・
 国咲城の帖佐戦終了後、「やさしいおっちゃん」「やさしい父さま」が実は帖佐だったことが分かるのです・・・この帖佐戦では、只深を参加させてみてください。他のキャラでは見れないイベントが発生します。ただし只深のレベルを上げておかないと、負けますけどね(苦笑)
 ・・・はっ、もしかして只深の羽飾りは、帖佐の影響・・・かも?


アニメ版


 女王候補の1人として、香蘭と一緒に最強の武器を探す役目を負っていました。香蘭がツッコミ役で、只深がボケ役です。メガネに墨火の力を宿しており、遠くの出来事を見通す能力を持っています。17歳。
 養親は健在で商人という設定は変わらず、金銭感覚もしっかりしているということなんですが・・・その割には「最強の武器」がどういうものか、中身を確認せずに(!)軍資金はたいて買って、後で泣きを見るという、商人にあるまじき失敗をしてますけどね。
 「うちは世が世なら耶麻台国の女王になったかもしれん、只深様や」というのが口癖らしいのですが、誰にも信じてもらえず(当たり前か・・・)。
 戦闘力はないようですが、一応役に立ちそうな武器を手に入れて、耶麻台国軍に戻ってからは、遠見の力で日魅子の位置を探すなど、補佐的活躍をしています。


コミック版


 耶麻台国第6王女です。
 志野や香蘭と同じ一座に所属していて、宣伝などを請け負っていたようです。またライフルタイプの銃を扱い、南蛮から仕入れた、破魔丸で蛇渇を攻撃しました。