曲・病的陶酔


忌 瀬
(きのせ)



 画像はゲームのものです。小説版の忌瀬は、髪を下ろしているしメガネもしていません。声は渡辺美佐さん。年齢は不明。

 小説版では狗根国四天王・天目の部下であり、天目の命令で復興軍を大きくするために、軍に潜入していました。中村砦で魔人に襲われていた藤那を助けた(2巻)のをきっかけにして、九峪達の復興軍にも合流。その後は藤那配下につき、復興軍の薬士として活躍しています。
 その医術の腕もさることながら、薬草、毒草の知識は恐らく倭国でもトップクラスでしょう。特に毒に関する研究に余念がなく、どんな魔人にも致死性を持った毒を作りたいとか^^;。
 まあ彼女の薬のお陰で、復興軍や幹部が窮地を脱したことがこれまでにも何度もあり、復興軍にとって欠かすことのできない人材となっています。伊万里が助かったのも、当麻攻防戦で勝利できたのも、彼女の働きが大きいですからね。
 また倭国中を旅して歩いていただけあって、各地の様子に精通しているし、体術にも優れており、左道や方術も扱えるようです。洞察力もありますしね。

 で、彼女は天目の命令次第では、いつ復興軍に反旗をひるがえすか分からない、敵でもあったわけですが・・・。
 元々、狗根国出身ではない自由人で、国にも組織にも属していなかった彼女が、天目の下にいたのは、狗根国への愛国心や忠誠心からではなく、天目個人の魅力に惹かれてのもの。まあ助けてもらった恩義や友情もあったようですが。
 そんな彼女ですから、復興軍の魅力的で個性的な面々と行動を共にするうちに、その心境にも変化が。特に志野の心の強さや、九峪の誰とでも分け隔てなく接する気安い態度、よそ者のはずの自分を信頼してくれる所が気に入った忌瀬は、天目の企てが気づかれかけたのを気に、自分の正体をばらしてしまいました。
 九峪とその場にいた伊雅、亜衣以外の者には秘密にされましたが、これ以降の戦闘には参加しなかったのは仕方のない所でしょう。
 そして一応天目と和睦が結ばれた耶麻台国半復興後は、天目の元には戻らず耶麻台国の山々を巡って、薬草の類を研究しているようです。
 九峪と忌瀬の掛け合い、かなり好きですね^^。

 ゲーム版忌瀬は、一応天目の部下でしたが、研究費を出してくれるから、という理由だけで狗根国軍にいた医者なので、忠誠心は小説版以上にありませんでした。最初耶麻台国軍に捕まって協力を要請されたときも、貧乏そうだからイヤ、という理由で難色を示したくらいですから(笑)つまりただのマッドサイエンティストです。
 しかし、紅玉が珍しい病気にかかっていると知った途端に態度が豹変、彼女の病気の治療研究及び、ヒマな時には自分の好きな研究をしても構わないのなら、という条件付で、喜んで耶麻台国軍に加わりました。
 天目が狗根国を離反して耶麻台国軍を訪ねてきた時には、九峪と天目の仲介役を果たしています。

 初期の企画段階では、九峪の恋人候補だったそうですが・・・嬉々として稀有な素材・九峪を調べようとする姿が、ありありと目に浮かぶような(笑)このあたりネタ満載だったでしょうにね〜、ホントに惜しい。
 戦闘では、素早さも攻撃力も高い上、唯一、体力回復術を使えるので、使い勝手の良いユニットになります。


曲・蓮と蘭


魔兎族
(まとぞく)


 左から兎華乃(とかの)、兎奈美(となみ)、兎音(とね)。声は順に、山田美穂さん、笹本優子さん、半場友恵さんです。
 ゲーム版では、兎華乃と兎奈美の背中に翼(兎奈美が2枚、兎華乃が4枚)がありますが、小説版ではないようです。戦闘服はバニーガール的レオタードになっています(^▽^;)

 小説版の3人は姉妹ということになっています。兎華乃が長女、兎音が次女、兎奈美が三女。外見では兎華乃が12,3歳、兎奈美が17,8、兎音が20歳以上に見えます。
 狗根国と耶麻台国の戦の際に、魔界から召喚されたのですが、召喚した左道士が死んでしまったため魔界へ還れなくなり、人間界にとどまっている魔人というのが、その正体です。本来長い間人間界にいると、魔人の力は失われていくのだそうですが、魔兎族は高麗人参(こうらいにんじん)を食べることでそれを防ぐことができます。
 で、この3人のために、高麗人参を栽培できる人里離れた高地を捜し、住む場所を提供したのが天目です。以来彼女達と天目は、極秘にですが親しい付き合いをしていました。
 そして7巻で天目は彼女達のいる阿祖の山奥を訪ね、神の遣いの護衛を要請します。3人はその求めに従って山を降り、あと少しで殺されようとしていた九峪を助けて、復興軍に加わったのです。

 彼女達は上級魔人なので、高い知能を持っており、その戦闘力も下級魔人では話にならないくらい強い。特に兎華乃は相手に合わせて、自分の戦闘力を引き出すことができます。しかも相手よりも高く。2,3人がかりでも、その総合戦闘力に見合った力にプラスアルファを乗せて戦うので、ほぼ無敵。2人の妹も逆らうことができません。
 ただし、死人は戦闘力がないので、兎華乃も力を引き出すことができない。死走傀儡で蘇った魔人相手には、苦戦しました(9巻)

 兎音はクールな性格で、兎奈美は能天気で明るいけど拷問好き(^^;、兎華乃は聡明で落ち着いた女性です。もっとも戦闘となれば魔人ですから、闘争本能の塊になってしまうんですが。

 10巻では彼女たちが天目の頼みで来たことが分かってしまうのですが、伏せられたため、そのまま復興軍の者として兎華乃は、天目との会見場所に同行しています。
 耶麻台国半復興後の彼女たちのことは触れられていませんが、狗根国との戦いは終わっていませんから、山には帰っていないでしょう。

ゲーム版の3人は、兎華乃が魔兎族の女王で、兎奈美と兎音がその部下です。格では兎音より兎奈美の方が上です。最初、兎音が敵の援軍として登場して何度か戦いを挑んできますが、特製虎ばさみを使えば捕獲することができます。その後、続いて兎奈美が戦場に登場するので、両方とも捕獲して仲間にしていれば、最後に兎華乃が城を訪ねてきます・・・巨大なウサギの、かわいいモコモコぬいぐるみ姿で(笑)・・・本来の魔兎族はあのモコモコなんですね・・・あれでの戦いも見てみたかったような気もしますが、それはそれで不気味かな(^^;後ほど人間形態になりました。

 裏切った2人を処刑するために来たんだそうですが、総大将が若くていい男だったし、狗根国には義理もないし蛇渇が気に入らないからと、あっさり兎華乃まで仲間になります。ただしその前に九峪と一騎打ちの勝負があり、それに勝たなくてはいけませんけどね。
 兎華乃は小説版と同じ性格(偉そうですが)、兎奈美は多少落ち着きがあり、兎音はかなりハイテンションな性格をしています。
 戦闘ではウサギの素早さを発揮してくれますし、さらに兎華乃は術も使えます。



曲・夢現


寝太郎
(ねたろう)



 オカマです。美女に見えるけどオトコです。男大好き男色趣味、アブノーマル推奨派(^^;

 小説版の寝太郎は、竜宮城の乙姫から遣わされた仙人という設定になっています。寝太郎というのは通称で、理由はよく寝るから。前回も13年ほど眠っていて、起きたところを乙姫に命令されたようです。
 この乙姫云々というのは、元々はゲーム版愛宕に設定されていたものだったようなのですが、なぜかあっちは消えてしまいました。
 仙人の末裔で、同じく竜宮に仕えている7人の娘を従えて、復興軍の手伝いをするためにやってきました。その時に、魔人に精気を吸われて海に落ち、瀕死の状態だった香蘭を発見して救助、仙界の秘法を使って命を救っています。
 そしてちょうどその時、当麻城に香蘭探索要請に向っていた九峪と魔兎族3姉妹に出会い、そのまま復興軍に参加したのです。(8巻)

 前述の通り、寝太郎はオカマです。どこからどうみても外見も言葉遣いも女性なのですが、正真正銘男性だそうで、女性と間違えると怒ります。女嫌いで男好き、乗る馬ですらオスじゃないと嫌らしい(^^;
 そして、数多くいる復興軍の女性達を差し置いて、九峪の唇を最初に奪ったツワモノです(笑)その時は九峪は寝太郎を女性だと思っていたから、仰天しつつもちょこっと嬉しそうだったり、直後に男だと分かってショック受けたり(大笑)まあ、オカマに気に入られても嬉しくないでしょうねえ(^▽^;)以来、寝太郎と話すときはどこか腰が引けてます。

 特にカワイイ男の子が大好きな寝太郎さん、閑谷君のことも相当気に入り、9巻では藤那と攻防戦を繰り広げてます(笑)

 それはともかく、仙人だけあって、かなり優れた力の持ち主なのは確かのようです。しかしあまり積極的に戦闘に参加するつもりはないのか、これまでは傍観を決め込んでいます。
 それに、復興軍を助けるように、という竜宮の意図にも、まだまだ隠された秘密があるようですし、今後の動きが気になる人物です。

 耶麻台国半復興後の動向は触れられていません。閑谷を追いかけていくのは藤那が許さないでしょうし、川辺城でまったりしてる、あたりが可能性高そうです。方術を教えたりはしなさそうですしね。

 ゲーム版の寝太郎は、本名「夢狐(ゆめこ)」といいます。オカマなのは一緒です。声は結城比呂さん。
 元耶麻台国の武将で、仙族と人間の両方の血が混じっています。滅亡後、復興の戦いが起こったら起こしてくれといって、カプセルの中でコールドスリープに入り、13年の間眠っていて、周囲の住民からは「十三年寝太郎」と呼ばれていたようです。・・・カプセル・・・このゲームの世界の文明水準ってホント分かりません(^^;
 で、その起こす方法は、キスするというもの。男だと聞いて最初は嫌がっていた九峪ですが、中で眠っていたのはどう見ても美女、九峪は喜んで(笑)キスをします。が・・・目覚めた夢狐の話を聞いてみると、やっぱり男だった。
 で、だまされたと逆ギレした九峪は、夢弧に「寝太郎」と名づけたのでした。勝手に九峪が勘違いしたのにね〜。

 しかし、外見や性格はともかく、戦闘での使い勝手は耶麻台国軍の中でもトップクラスです。強力な方術を使えますし、「華幻分身」という分身技が使えるのは彼と閑谷だけです。それにコンボも結構強力で、レベルが上がれば一撃死もありえます。・・・オカマの投げキッスで倒された敵が、幸せなのかどうかは不明ですけども(爆)見た目美女だし、案外幸せかも(笑)