・蓮乱華


伊万里
(いまり)




小説版


 火魅子候補の一人。山人出身で、上乃とは乳姉妹です。
 上乃と、仁清という里の少年と一緒に狩りをしていた途中、星華達が狗根国に捕らえられた現場に遭遇、救いだそうとした際に九峪達と出会い、火魅子の資格を持つ事が判明します。

 ただの山人であった時から剣の訓練を積み、情報を集めて、耶麻台国復興の戦いが起これば参加しようと、上乃や仁清と一緒に機会をうかがっていました。
 直観力に優れ、責任感が強く、勝利のためなら危険も顧みずに突っ込んでいくようなところがあります。しかし自分という火魅子候補のために命を投げ出してくれる人々がいる、という事実を、軽く考えることはありません。マジメなんですね。剣の腕は一流です。
 言葉遣いは、九峪や他の火魅子候補に対しては敬語ですが、基本的には粗野ではないものの、男っぽい言葉を使うのが特徴です。山人らしい気質を感じさせますね。

 また、それまでは孤児として育てられたため、急変した自分の立場に戸惑い、嫌悪感すら抱いていました。上乃たちともどう接していいか分からず、生まれながらの王族の星華と自分を比べて、コンプレックスを抱いたりもしたようです。しかしそれも九峪に励まされたり、上乃がそれまでと変わらない態度で、接することを決めたことで、迷いを吹っ切りました。

 3巻、伊尾木が原の合戦で重傷を負い、狗根国の左道士・深川によって尸操虫(しそうちゅう)という虫を体内に寄生させられてしまいます。そして九峪の命を狙いますが幸い未遂に終わり、その後、寄生虫は排除されました。そのまま意識不明で、ずっと戦線を離脱していたのですが、それも8巻でようやく復帰しました。
 9巻では、他の火魅子候補にたいして、それなりに競争心を持っていることも垣間見せています。
  九峪に対しては、それなりに好意は抱いているようですが、態度に表す前に負傷してしまったので、ちょっと微妙なところです。意識不明の時に九峪が見せた気遣いを知れば、大きく動くかもしれませんね。


 耶麻台国半復興後は豊後県の知事に就任。狗根国本国からの攻勢を真っ先に受けるだろう地域であり、九峪の期待に応えられるよう、自分なりにがんばることを決意しました。


ゲーム版


 大体の設定は小説と変わりません。17歳から19歳になったくらいです。声は水谷優子さん。
 こちらは蛇渇に追われていた九峪と清瑞を、上乃と共に助け、山人の里にかくまったのが初登場のシーンです。九峪が1番最初に出会った火魅子候補でもあります。凛と立つ姿は、まさに戦乙女と呼ぶに相応しいですね。よく上乃と一緒にいます。

 言葉遣いは女性らしいけれど、はっきりとした物言いをします。
 性格は、とにかくマジメ。そのため時には冷たい印象を受けることもあるし、怒り出すと少々ヒステリックになることもありますが、根は優しい女性です。

 九峪がふざけたり、からかったりすると本気で怒るので、冗談は言わないようにしましょう。他の女性がらみについて問い詰められたら、さりげなく真面目な話題に変えるのが吉(笑)嫉妬した伊万里は相当怖いです。
 また真面目だけに、人間関係や自分の立場について悩んだりもしますので、適切な言葉を返してあげてください。
 最初は警戒心が強く、なかなか打ち解けてくれませんが、その内に柔らかい顔をしてくれるようになります。本来は明るく活発で、甘えたがりな女性ですからね。照れ屋なので、人がいる所ではそっけなく、そんな素振りは見せないのですが。
 段々と大胆に、可愛らしい態度に変わっていく伊万里に、九峪もドキドキです(笑)「夢で逢えたら」のイベントは、かなりグッときますよ。

 また山人だけあって、狩りや乗馬など、体を動かすことが得意です。・・・さすがに海でサーフィンやり始めたときにはびっくりしましたけど(^^;


 「私はただ泣いているだけの女の子にはなりたくないんです」
 これが伊万里の行動の元のようです。


アニメ版


 アニメ版には「火魅子」はいませんので、「耶麻台国女王」候補です。17歳。

 星華の元で耶麻台国復興の戦いを続けていました。そんな折、伊雅と一緒に征西都督府の地下神殿に忍び込んだ時に、九峪と日魅子が召喚されてきた場面に出くわします。
 そしてその時の騒ぎの中で、伊雅と日魅子と離れ離れになってしまい、星華の元へたどり着くべく、しばらく九峪と共に行動することになります。前半部分では、日魅子より伊万里の方がヒロインと言っていいでしょう。

 性格はかなり荒っぽく、短気。すごい男勝り。「〜じゃねえか」といった男言葉を使いますし、バカだのアホだの、九峪に対しても容赦ないし。誰に対しても、敬語は1度も使わなかったんじゃないでしょうか。ゲーム版のあとアニメ版を見ると、別人です(^^;
 墨火の力を刀に宿し、帖佐や天目と渡り合うのですから、技量はかなりのものです。

 九峪のことは、色々からかったりしながらも、好意をもっていたようです。助けられて赤くなったりもしてたし(笑)もっとも日魅子がいたので、恋人関係にはなりませんでした。


コミック版


 耶麻台国王女の一人。王女の中では唯一活躍しているキャラです。こうしてみると、伊万里って結構優遇されてますねー。

 伊雅の所で育った後、旅に出て重然と一緒に行動していましたが、現代から九峪達と一緒にこの時代に飛ばされてきた、学校の一部と炎の御剣を見つけ、九峪がこの時代に来たことを知りました。そして九峪が剣を呼び出した際、持っていた伊万里も剣にくっついて、九峪の元に呼び出され、彼の力を目の当たりにすることになります。

性格は恐らく小説版に近いと思いますが、マンガ自体短いので、それ以上のことは分かりません。