曲・幻影ヶ丘G−Style〜君よ消えないで〜



姫島 日魅子
(ひめじま ひみこ)



小説版


 姫御子(初代火魅子)直系の火魅子候補です。17歳。
 耶麻台国滅亡の2年前に誕生し、極秘裏に育てられていましたが、狗根国軍が耶牟原城まで迫るにあたり、伊雅に連れられ城を脱出しました(両親である、耶麻台国王と王妃は耶牟原城と運命を共にしています)。しかし、不思議な白い光が辺りを包んだ後、伊雅の手から日魅子の姿は消え、彼女は現代世界へと転移して来ました。
 そして15年。
 高校生に成長した日魅子は、ボーイフレンドの九峪と一緒に、福岡から祖父(本当は赤ん坊の日魅子を拾った人)の姫島教授がいる、耶牟原遺跡の発掘現場を訪れます。そして天魔鏡が現れ、日魅子を連れさろうとしたことが発端となり、九峪の壮大な冒険が始まるのです。
・・・ボーイフレンド、ってことは、恋人というほどではなかったようですね。友達以上恋人未満?でしょうか。

 伊万里達、他の6人の火魅子候補は傍系、つまり分家で、火魅子の資質を持っているに過ぎません。直系は、火魅子の力を直接受け継いできたわけですから、当然日魅子の方が他の6人より、はるかに力が強い。正統火魅子、といってもいいでしょう。
 そして日魅子は現代世界に来たときに、鈴を身につけていました。その鈴は九峪が火魅子世界に行ったときに一緒に向こうへいってしまったんですが、これが重要なキーアイテムになっています。8巻では鈴が鳴ったときに、日魅子の声と姿が九峪の脳裏に現れたりしていますし、他にもこの鈴は色々と不思議な力に関わっているようです。
 
 今のところ、現代世界にいる日魅子には、火魅子世界に直接干渉する力はなく、現代で祈っていることしかできません。よって出番もほとんどない(^^;ため、どういう性格なのか、とかもよく分かっていません。今後彼女が火魅子世界に来るのか、それとも現代から干渉する手段を持つのか、このままなのか(爆)、注目したいところです。まあ10巻では、九峪に会える予感がするとか言ってますから、多分会えるんでしょうね。


ゲーム版


 18歳。声は音宮つばさ、さん。設定は小説と同じです。
 オープニングとエンディング以外、出番がありません。そのオープニングも、スキップが可能だったりします。
 エンディングも九峪が現代に帰ってこなければ発生しないし・・・日魅子のセリフがないし(^^;
 シナリオではセリフがあったんですけどねえ・・・ゲーム本編でセリフがなくなったのは、やっぱり声優さんが(以下自粛)
 
 ま、まあ、雰囲気上、その方がいいという判断だったんでしょう。実際、セリフが九峪の一言だけって演出で、正解だったと思います。
 ゲームを買って1番最初のプレイ以来、彼女の姿をオマケ以外で見てないって人も、たくさんいるのでは。彼女の「火魅子の力」だけが、利用された感じですからね。なんて扱いの悪いヒロイン・・・(T_T)

 なもんですから、イマイチ彼女には思い入れが(苦笑)
 思い入れがないから、なかなかゲームで現代に帰ろうとも思えず。それまでに仲良くなって告白を受けた女性と九峪が残っても仕方がないかなあと・・・やっぱりかわいそうな(一応)ヒロイン・・・

 小説版でも「火魅子の力」だけが利用され、本人はいい思いなし、だったら、ちょっとかわいそうだなとも思いますが。彼女がこっちの世界に来たら、そのまま九峪の恋人の座に収まりそうだし・・・それはそれでイヤだなあと、思ってもみたり。火魅子世界の女性達がかなり魅力的ですからねえ。ま、九峪と日魅子が一緒にいたら、九峪は日魅子を選ばないといけない、なんてお約束はありませんけどね(爆)


アニメ版


 アニメ版では、日魅子は九峪より3つ年下の15歳、高校1年生で、幼なじみです。スポーツ万能、成績優秀、後ろからのボールもよける勘の持ち主。
 「火の守り」であり「墨火の力を制する者」というのが日魅子の役目で、火魅子云々の設定はありません。
 狗根国が耶牟原城を急襲制圧した時、墨火の力を手に入れようとした紫香楽が生贄として、赤ん坊の日魅子を墨火に投じた際、墨火と共に現代まで転移。耶牟原遺跡に来ていた九峪の側に出現した時に、その墨火の力のみ九峪の方に移ってしまったのです。
 そして15年後、日魅子が現れた場所に再び立った彼女を首飾りの光が包み、駆け寄った九峪共々古代へとタイムスリップ、伊万里達の潜む地下神殿(元は墨火の神殿)に出現しました。

 墨火の力は九峪に移ってしまったので、彼女には力はありません。しかしその強大な力を受け入れ、扱うことが出来る器を持つのは彼女だけ。つまり、2人揃わないと、完全に墨火の力を使うことは出来ない、ということです。

 性格はというと、元気な女の子です。活発で物おじせず、自分の意見をはっきり言います。まあそれは、一歩間違えれば「ワガママ」とも取られかねないんですが。それに、言動がかなり子供っぽいですしね。
 とても一途ではあるんですが、夢見る少女というか「白馬の王子様」願望を持っていそうなイメージが・・・実際、白馬の王子様(帖佐)に頬染めてますし(^^;九峪に対しても王子様的な面を重ねていそう、とは、某チャットでの話。確かに・・・
 
 彼女の父親は征西都督府(元耶牟原城)に幽閉されていましたが、助け出されて日魅子と再会しました。もっとも日魅子は父親だということに気づかず(現代に戻ってから気づきました)、父親の方も名乗りをあげませんでした。が、日魅子達が現代に戻るまで、「火の守り」としても日魅子のよき理解者としても、色々と助けてくれました。母親は1話で紫香楽に殺されています。 


コミック版


 コミック版では九峪の彼女、です。
 耶麻台国の女王・火魅子と、蛇渇の間にできた娘で、赤ん坊の彼女は、滅亡寸前の耶麻台国の城から、火魅子によって未来へ時間転移させられました。
 で、その使命は、どこかの地に転生している「閉ざす者・九峪」をこの時代に連れて来ること、だったんですが・・・

 生まれたばかりの彼女に、あまりに大きい力は手に余る、ということで、火魅子は、それらの能力をコントロールできるくらい成長するまで、ってことで天魔鏡に移したんですね。でも、その成長の前に魔族が襲ってきたものだから、結局のところ、全てをやったのは天魔鏡で、実は日魅子自身は何もしてない・・・ってのは禁句?(爆)
 
 また、彼女も古代へ転移してきました。術が不安定で、九峪を正しい時間へ導くのが精一杯だった日魅子(キョウ)を導いたのは、母親の火魅子だったのかもしれません。
 そして転移と同時に蛇渇に捕らえられていましたが、九峪に助け出されました。彼女の能力も天魔鏡から戻ったようですし、今後コミックが続いていれば、活躍したかもしれませんね。

 言葉が荒いし、ヤキモチ焼きだし、九峪に対しても殴るわ蹴るわと、九峪も相当苦労しそうなんですが、彼自身は楽しそうです。隠し事や打算とは無縁そうな、開けっぴろげな性格や、九峪に全幅の信頼を置いてくれるところが、救いになってるのでしょう。