曲・今宵君の元へ


上 乃
(あがの)



 小説、ゲーム共に、伊万里の乳姉妹です。声は岡村明美さん、年齢は小説16歳、ゲーム18歳。

 生まれたときから伊万里と一緒に育ちました。伊万里にとっても、上乃にとっても、お互いは大切な友人であり、妹であり、姉でもあります。かけがえのない人、ということですね。
 ゲームでは、上乃の実の父親が伊万里や九峪達を狗根国に引き渡そうとするのですが、上乃はそんな父親を見限り、伊万里の元につきました(小説では裏切りはありません)。

 小説版の上乃は正義感が強いようです。蟲に操られた伊万里が九峪を襲ったとき(5巻)、事と次第では許さないと叫んでいます。身内でも悪いと判断したら対峙する所は、ゲーム版と同じですね。1巻でも非道な行いを見て、我を忘れて飛び出しかねませんでした。それは多少配慮が足りないという欠点にも結びつきますが、伊万里がうまく補っています。
 伊万里が火魅子候補だと分かったときには、彼女もどう接するべきか悩んだようですが、「伊万里は伊万里だ」と、九峪が伊万里を励ましたのと同じ結論に達して、これまでと同じように振舞うことにしました。伊万里の重すぎる責任感は、上乃のこの楽天的で現代的な性格がずいぶん救っている気がします。
 また剣の腕も確かで、深手を負いながら敵兵十数人と斬りあえるほどです。
 
 あと小説版伊万里達には、仁清という里の若者がついていて、上乃はよくからかって遊んでいます。伊万里や、時には九峪も、上乃のからかいの対象になるようですね(笑)4巻の短編は、そんな上乃がいい味を出していますよ。
 耶麻台国が半復興した10巻では、豊後県の知事に就任した伊万里の補佐役として、仁清と共に豊後についていきました。

で、ゲーム版の上乃はといえば、元気元気。カワイイもの、面白いこと、オイシイ食べ物が大好きで、自分の服や容姿を誉められると素直に喜ぶし、男性の好みは「顔もスタイルも美形」であること。九峪は「まあ、合格」だそうです(笑)。 面倒見がよく、優しいけれど、一度キレると手がつけられない。大人っぽくて子供っぽくて、ミーハーでちょっと気まぐれのワガママお嬢様ですね。友達感覚で付き合える女性なので、1番気楽かもしれません。九峪にもタメ口ですしね。
 でも伊万里のことを大切に思っているので、彼女に迷惑はかけたくないと思っているようです。もっとも、伊万里をコントロールしてるのは上乃、の感じもしますけどね(笑)



曲・音の雫


音 羽

(おとわ)



 復興軍の武将の1人です。声は高乃 麗さん。年齢はゲーム版が26歳、小説は不明。小説ではゲームより皆、大体年齢が若くなってるので、彼女も20〜24くらいでしょう。元耶麻台国の将軍だった父親の遺志を継ぎ、復興軍に身を投じてきました。大柄な女性で、ゲーム設定によれば190センチもあります。

 小説版の彼女は、温厚ですが根っからの武人です。上下階級にも律儀で、家柄的に上位である羽江に対しても敬語を使います。
 街の復興などの、縁の下の力持ち的仕事よりも、戦場で戦う方を好みます。実際、音羽がその体格も生かして振り回す槍には、生半可な兵士では近づくこともできません。
 その代わり、といってはなんですが、弁舌さわやか、とはいかないようです。文字を読むのも嫌いで、兵法は苦手。自分から意見を言ったり行動するよりも、与えられた命令をきっちりこなすタイプですね。逆を言えば不測の事態に少々弱いようですが・・・それに自分が手におえない、面倒だと思ったことは、ちゃっかり九峪に押し付けて逃げを打つような所も(^^;
 九峪に対しては、わずかな期間で復興軍を急成長させた手腕を尊敬し、どこまでも共に付いていこうと決めています。
 耶麻台国半復興後は、将軍職に就いたのではないかと思います。
 
 ゲーム版の音羽は、母性と慈愛の人。包容力があり、心の強い大人の女性です。
 子供や果物、小鳥のようにかわいい物が大好きです。大柄な体に似合わず、なんて失礼なことを言わないように。小説版と違い、表舞台よりも裏方の仕事を好むようです。また彼女の部屋には沢山の書物があり、博識だろうということも、うかがわせます。小説版とは結構正反対ですね。

 いつも落ち着いていて、おだやかな彼女に対しては、九峪の態度も違います。
 年齢も少し離れてるし、お姉さんのように感じるみたいで、もう、甘える甘える(笑)他の女性達には見せない、子供っぽさ全開。子犬がシッポ振ってるみたいです。
 音羽の方も年下の男の子が好きみたいですしね、そんな九峪も優しく受け止めてくれます。もっとも責任感も強いので、総大将としての自覚を忘れると叱られますけど。恋に関しても、九峪より一枚も二枚も上手です。

 母のようで、姉のようで、恋人のようで・・・彼女のイベントの「こんにちは赤ちゃん」と告白関連のイベントは大好きですね。ゲームで1番お気に入りのキャラです^^
 ・・・戦闘では槍士は遅すぎて、使い勝手が悪いで賞、ですけど(T_T)

 小説版九峪には、今のところゲーム版音羽のように、自分が無条件で、精神的に頼れる人っていませんよね。「総司令官・九峪」としてなら信頼できる、頼れる人は多いんですが、「17歳の少年・九峪」が寄りかかれる人がいないような気がします。小説音羽には今のところ望めないし(^^;他の大人の女性幹部も敬意が先にたっているし、同年代以下は九峪を頼る方が多いですし。キョウはダメダメだし。対等な人がなかなかいない。
 9巻で有力候補がいるんですが、さて、彼女は九峪を支えてくれるんでしょうか・・・・


曲・疾風〜hayate〜


織 部

(おりべ)



 小説版の織部は、志野の一座に所属する団員です。ゲームとは服装がかなり違います。年齢は志野よりは上ということが分かっています。20歳くらいかな?
 父親は瀬戸内海を縄張りにしていた海人集団の頭(石川と言ったようです)でしたが、狗根国と戦って死亡しました。織部はその父の部下達とは離れ、恐らく各地を転々としていたんでしょうが、そのあたりは不明です。最近になって一座に加わったらしく、志野の一座の副座長格のような存在なのですが、志野達の敵討ちとは無関係でした。そして当麻の城で父の部下で、今は海人集団の頭となっていた重然と再会します。
 
 小説織部は相撲が得意で、2メートル近い巨漢も投げ飛ばす力と、格闘技の腕の持ち主です。同じく相撲が得意な愛宕とはライバル関係にあります。9巻では愛宕と相撲で激闘を繰り広げ、負けてしまったのですが、疲労なしで再戦すれば負けないと思っています。
 また姉御肌の彼女のことを志野は頼りにしているようです。

 志野の代わりに一座を率いることのできる器も持っていますが、元が海人だけにその血は抑えられず、9巻の南火向遠征以降は、重然達と行動を共にしていました。が、耶麻台国半復興後、志野の狗根国本国への偵察の旅に同行、琵琶島侵入中に見つかった皆を逃がすために、敵の目を引き付けて一人逃げました。安否が心配されていましたが、5巻で意外な再登場をします。

 ゲーム版織部は、元盗賊の頭で、重然はその部下です。年齢は19歳。声は新山志保さんでした(ご冥福をお祈りします)
 義父の大盗賊・石川島源三が狗根国に捕まり殺され、織部はその後を継いで子分と一緒に義賊になりました。耶麻台国軍に加わってからはきっぱり足を洗いましたが、義賊であったことに誇りを持っている反面、少々引け目も感じているようです。
 性格は豪快で男っぽいです。自分のことを「オレ」と呼び、九峪にもタメ口です。義理人情に厚く、仲間を大事にします。また九峪が話す現代のアクション物語、特に盗賊物が大好きで、せがんでくることがあります。上乃が女友達なら、織部は男友達の感じで付き合える人でしょう。
 そんな人なので、恋人同士の雰囲気になるのは難しいんですけどね(^^;時折優しい表情を見せてくれますよ。告白イベントは一見の価値があると思います。