初診三日目(4月4日水曜日)

今日から最終日の金曜日にかけて、研究所から新たなプログラムの
提示があります。ノンもやる気満々です。



10時に植村副ディレクターに呼ばれ、以下のプログラムの提示がありました。
(私の復習も兼ねて、具体的に書かさせてください)
1.正の呼吸パタニング
2.マスクキング
3.延髄反射のプログラム
4.パタニング
5.傾斜板
6.読みのプログラム


マスキングやパタニング、傾斜板、読みのプログラムはこれまでも
取り入れておりますが、やり方について何点か注意をいただきました。
(具体的な方法は帰国後にお話します)

研究所のマスクでマスキングをするノン



正の呼吸パタニング、延髄反射は新たなプログラムとなります。

呼吸パタニングとは下の写真にある手製のジャケットをノンの胸あたりに
巻きつけ、両側からジャケットを緩めたり(吸気)、ゆっくり締め付けたり(呼気)します。



延髄反射のプログラムは明日お話があります。


更に、テクニックとして指定されたのが以下の3つです。
1.チョイスボードとFC
2.触覚刺激
3.垂直のはしご


触覚刺激はこれまでも取り入れてきましたが、再度実施します。

チョイスボードとFCというのは、ノンとのコミュニケーションのために
使用する道具です。

下の写真がチョイスボードの一例です。
何点かの候補の中からノンに選ばさせてコミュニケーションを図るものです。


FCとは文字板のことです。文字を指差しすることでコミュニケーションを図るものです。

今日はじめてFCを経験したのですが、なんと、ちゃんとコミュニケーションが取れたのです。
(今は、ノンママだけしかできません)

ハナッペへのお土産になにがいい?と聞いたところ”くつ”と答えたのです。
更に、ノンのお土産は何がいい?と聞いたところ”ピンクの××”
ピンクの何かを欲しがっているのです。
その”何か”は帰るまでに聞くことにしています。

驚きでした!
こんなにお話しがしたかったのか(もっと早く気づいてあげたかった)と後悔してしまうほどです。

チョイスボードを使用しているノン


スタッフの説明を聞いているノン



こちらに来てからは、日々驚かされてばかりです。
と言うよりは、ノンのことを知っているつもりでしたが、
実は全然わかってあげていなかったのでは?・・・そんな気がします。
これからは、今回教わったチョイスボードやFCを使って、
どんどんノンの言いたいこと、伝えたいことを聞き出してあげたいと思います。


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