PMF2012〜その3
ピクニック・コンサート


やっぱ、一人じゃ寂しいんで・・・。
息子の同行の意を得て参戦!

ちょっと遅れて9時半過ぎに自宅を出発。
途中コンビニで買い物をしながら、芸森着は開場直前の10:55。

時間僅かに早く一般入場がスタートしていた↓
ぎりぎりで最後の?フレンズ恩恵にあやかれなかった!

それでもセンターではないが芝生席前方を確保!
芸森で食べ放題!?の1日のスタートである。

11:20分「ペリ」のファンファーレが気持ちよく鳴り渡った。

2012年7月29日 12:00〜 札幌芸術の森 野外ステージ
     PMF ピクニック・コンサート

PMF青少年のための音楽会
 山下 一史(指揮とお話)
 札幌交響楽団(ホストシティ・オーケストラ)

山下さんのこのパート登場は3年くらいぶりかしら?
大汗かきながら、ラデツキーで楽しく締めてくれたっけ・・・。

今回はドビュッシーの「小組曲」でさわやかにスタート。
フルート・ソロに始まるこの曲、いつ聴いてもさわやかな音楽である。
先日ブラームスで好調のフルート・セクションはこの日も素敵な響き!

テンポがきっちりとした上に、PAの音が厚い感じのかな・・・。
ちょっと恰幅のいいドビュッシーではあった。

続いてはビゼーの「カルメン」組曲の抜粋。
これも時に恰幅のよいフランス音楽であったが、
札響木管陣の好調は変わらず。

ミカエラのアリア(たぶん初聴き!)で大平さまのソロが聴けたのは至上の喜び・・・。

アンコールは「アルルの女」のファランドール。
今年も大いに盛り上がった第1部。

しかし暑い!
最初2杯だけはビールと決めたが早くもノルマ達成である。
あとは「ノン・アルコール・ビール」で(^^;
隣は、「シーク・カバ・ブ」、「チキン・ティッカ」に「インド風焼きそば」とすっかりエスニック小僧である。

「お父さんの分とっときなさい!」

PMFアンサンブル・コンサート
 ダニエル・マツカワ(指揮)
 PMFオーケストラ・メンバー

アカデミーたちのコンサートのパートは、
教授陣たちのフォローはなし。
それだけアカデミーの質が高いということか・・・。

実際管楽器は特にその感が強い。
トップ・バッターはオール女性のアンサンブルである。
ロッシーニの作品にふさわしいこじゃれた雰囲気には欠けるが、
小気味良い、健康的な響きが心地よい。

次はドヴォルザークの「アメリカ」、これは全曲で聴きたかった。
第1楽章から続く3つの楽章で気持ちが高まっていく曲想なのだから・・・。

次のジョリヴェはアンサンブルとしてPMFで時折聴いた曲。
ハープの豊かな響きにフルートとファゴットがこれも心地よい響きを聴かせる。

最後の弦楽アンサンブルは、今季最大の?聴きもの!
なんとヴァイオリン両翼配置でモーツァルトのK.136!!
やっぱ、古典はこれでなきゃいけないのかな〜。
なんとアンコールに「ホルベアの時代」のオープニングに、「北の国から」のテーマ!
そういえば先週の日曜日、富良野のコンサートに興味津々だったのだが・・・。
行けば良かったかな〜。

う〜ん
焼き鳥にフライドポテト!
ピクニック・コンサートの王道だね!!


PMF POPS! ”レッツ・スウィング”
 PMFアメリカ
 PMFオーケストラ・メンバー
 天羽 明惠(ソプラノ)
 アレクサンダー・ビューロー(ピアノ)

開始に先駆け、司会を担当している、
ソプラノの天羽がジュピター〜PMF賛歌の練習を聴衆にアプローチ。
なかなか楽しいが、なぜホルストなのか?
なにか違う選択があって良いのではないか?
確かに歌詞はPMFの思想を高らかに歌い上げているのだけれど、
楽譜を見る限り音域の広い音符の音楽は万人向きとは思えない。
下はAから上はGとほぼ2オクターブ近いし、。
しかも2番は調性をDからESに上げろだと!?
皆さんカラオケで鍛えてるのかな?

さて、本番はPMF初めてのポップス・コンサートというが、
プログラムを見る限り、
最初のバーンスタインはPMFではいまさらの曲で、
最後もバンスタの「キャンディード」のアリア。
そのほかは、有名な映画音楽というわけで、
ポップス・コンサートというには、ちょっと工夫不足に思われた。

ここでの聴きものは、12人のチェロが登場してのパフォーマンス。
映画メドレーでは、1960年代前半?までの映画音楽を楽しめたし、
続いて個人的に大好きな「すべての山に登れ」を聴けたのは感涙ものである。
しかし、アカデミー達には、続く「ピンク・パンサー」にせよ、
「ニューヨークのロンドン人」もリアル・タイムで親しんだ音楽ではないのは間違いなく、
プレーヤーにとっても、コンテンポラリーなポップスコンサートではなかった。
天羽のキャンディードは、大変立派な歌。
ここのバックはオーケストラで聴きたかったし、歌詞もどうせなら全編日本語訳でよかったろう。

最後に、ジュピター〜PMF賛歌の本番
ここでフル・オーケストラを登場させるなら、
いっそ「スター・ウォーズ」でもやれば、らしくなったのに・・・。
そういえば、指揮者はアカデミーだろうが、誰だったのかしら?
しかし、立ち上がって歌う方も少なくなく、新しい参加型PMFのスタイルの登場として、
今後の展開に注目すべき動きとして記憶に残そうか・・・。

お〜い!
インド風やきそば、そんなにおいしいかい?
二つ目、お父さん食べてないよね〜(^^;

PMFオーケストラ演奏会(プログラムC)
 ファビオ・ルイジ(指揮)
 デイヴィッド・チャン(ヴァイオリン)
 ラファエル・フィゲロア(チェロ)
 PMFアメリカ
 PMFオーケストラ

PMF In Sapporoのオオトリである。
前半はPMFアメリカのふたりをソロにしてのブラームス。
フィゲロアのチェロはここ一番で重厚さに欠けて残念、
一方ヴァイオリンのチャンは見事。
もともとこの人の弾き方や音はあまり好みではなかったが、
今回は強靱な響きと柔らかい響きのバランスが見事。
オケの響きは若々しく、大音量。
そこにはブラームスらしい、重心の低いどっしりとした響きより、
ある意味トスカニーニ&NBC響を思わせるラテンさが覗く。
そう!マエストロ・ルイジはジェノアの生まれなのだ!

最後は「アルプス交響曲」。
つい先ほどまでうだるような暑さだった芸森は、
すっかり日が陰り、真夏のアルプス(日本アルプスさえ知らないが)の様な涼しさである。
デュトワによる豪快な演奏がなんとなく記憶に残る。
今宵の演奏も、総じて大変魅力的な演奏である。
個人的にこの曲では生ではないが、カラヤン&BPOの印象が圧倒的で、
それに比べると、生とはいえこの日の演奏もまだまだ・・・。
しかし、この日芸森の舞台に立った若者たちが一つのチームとして、
長く、優れた指揮者の下にあれば、その境地に近づくのもそう遠くないのかなと思うのだった。

しかし、この日の芸森、
PAの扱いがいまひとつではなかったか?
終盤のパイプ・オルガンや、舞台奥の打楽器など、
曲の途中で大きなボリュームの操作がなされていたのが明白に聞きとれて、
少々不快な思いをした。

終演後、音楽監督最後の演奏に多くの聴き手が立ち上がって拍手を送った。

終演19:00少し前。

なに〜!
インド風やきそば、3つ目買うの?
お家でたべるのね・・・。
それにチキン・ティッカにナンもやっぱ買っちゃうのね・・・。
?1000円にまけてくれる?ありがとう!また来年ねっ(^^;


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