PMF2000の記憶

今のHPに落ち着く前、別のwebスペースにいろいろと書き込んでいました。
そのときのものを、発掘、再構成してここにご紹介します。
(2008.04)

2000年06月17日 01時20分

2000年6月16日

PMF事務局から、開会式の案内とプログラムの引換券が郵送されてきました。
PMFフレンズといっても1口ですから、たいした特典はなく開会式も通常の整理券と同じ芝生席です。
PAを通して聴くことになりますが、毎年ウィーン・フィルのメンバーが、ウィンナ・ワルツを演奏します。
しかし、今年は予告にはウィンナ・ワルツがありません。
ちょっと心配です。


2000年07月09日 00時09分

PMF2000 オープニングセレモニー

今年もPMFが開幕しました。
オープニング・セレモニーは2時スタートです。
現地入りは12時過ぎ、すでに30人ほどの方が並んでいます。私もおにぎりをほおばって列に加わります。
予定通り1時半開場、芝生席最前列中央に陣取ります。
このころから、たまに雨粒が落ちるのが感じられました。
ここでアナウンス「終了は4時50分の予定です」。整理券には終了4時とあります。
高校生のマーチングバンドの演奏に続き、時間通り2時開幕。
昨年は、緊張からかこぢんまりとしたチェン・ウェンピン指揮のファンファーレも今年はウィーン、ロンドンのオケのメンバーの力も得て、堂々たるものになりました。
形通りの進行のなか、ハプニングがひとつ、進行役の通訳の女性があわてたのか、首席教授のシュミードルの紹介をはしょってしまい、シュミードルが席を立ち挨拶できなくなるという事態が生じてしまいました。
結局、司会の二人は周囲の雰囲気に気づかぬまま?最後のPMFアカデミーのメンバーまでの紹介を済ませてしまい、シュミードルがやや憮然とした表情を見せるシーンがありました。結局PMFウィーンの1曲目のメルカダンテの演奏のあと、にあらためてシュミードルを紹介、シュミードルは、ややオーバーアクションで挨拶をすることになりました。彼はそのまま今回で音楽監督を辞するティルソン=トーマスを舞台中央に連れだし、彼に感謝の言葉のべるのでした。
そのトーマスは挨拶を、「11年のPMFで通訳には気を使うことを学びました。」とハプニングへのユーモアとも皮肉ともとれる前説で区切り、さあこれからというところで雨脚が強くなり、トーマスも一瞬口を開け、空をみつめたまま固まってしまうという状態です。
2時40分、会場内で雨天時おなじみとなった、レインコートの配布が始まりました。わたしもひとつもらって着込みます。天気予報のせいか、傘を差す人、レインコート持参の人も多く、退場する人はあまりありません。トーマスの最後の挨拶に耳を傾けます。「PMFの”P”はいろいろな意味合いの言葉の頭文字なのですpacific,peace,...。」
続いてはPMFウィーンの演奏、ベートーヴェンのセプテット
これがなんと全曲演奏でした。いままではこの曲か、メンデルスゾーンの八重奏曲の抜粋がよく演奏されていたのですが、今回初めてオープニングでの全曲演奏となりました。
PAのせいか、ヴァイオリン、ヴィオラがオン気味のバランスでしたが、こまかい部分のダイナミクスにも気を使った好演でした。特に私にはシュミードルはもちろん、ドレツァルのチェロが、好調にきこえました。初登場のヤネツェクも2楽章あたりは怪しげでしたが、最後の2楽章の決め所はしっかりと聴かせてくれました。
さらにアンコールには「ウィーン気質」、やはり、オープニングには欠かせないウィンナ・ワルツ!
今年は、プログラムに記載がなくて気になっていたのですが、今年はトランペット、トロンボーン、ティンパニ(なんとトライアングル付き)も加わった、「フル編成の」PMFウィーンによる演奏でした。
クロイザマーの「後打ち」が少し「ウィンナ・ワルツらしくない」刻みでしたが、例年に比べ低音のしっかりとした、「小型ウィーン・フィル」の響きを先日の「トヨタ・・・」に続いて楽しめました。
雨はベートーヴェンのフィナーレあたりから何とか小降りになり、傘もいらないほどまでに回復してくれました。
ハプニングや、雨のことは別として、音楽的には最高のオープニングセレモニーとなりました。


2000年07月09日 23時50分

PMF2000 開幕演奏会 尾高忠明指揮札幌交響楽団演奏会

開幕のコンサートは18時15分開場、しかし行列ができません。19時になっても7分くらいの入りで少し寂しい感じでした。
1曲目/モーツァルト:協奏交響曲K.297b
 これは、PMFウィーンが毎年きてくれるかぎり、いつか演奏してくれるだろうと11年待っていた曲です。
期待は十二分に満たされました。
 北海道新聞の記事で、PMFウィーンから「重すぎる」と指摘されたという札響ですが、第1楽章の序奏はその指摘に十分応える内容でした。私などむしろ軽すぎるかなと思いましたが、このときのウィーン・フィルのメンバーの表情の楽しさから、彼らの希望にあった音楽が響いたのかもしれません。この軽さ、曲が進むにつれ私にも程良い軽さ(重さ)となりました。
 独奏者について、ガブリエルとシュミードルはまさに絶好調!ニュアンス豊かなガブリエル、時には音を割るほどダイナミクスにメリハリをつけたシュミードル。週末のトーク・コンサートが楽しみです。ファゴットのウェルバはポーカーフェイスで低音をしっかりと支えます。
 残念なのは初登場のヤネツェク、この日も全く音が出てきません。昨日は後半持ち直したのですが、今日は3楽章になってもパッとしないままでした。やはり32歳、経験不足か?週末のサガートとのミニ・コンサートちょっと不安です。ちなみにこのコンサート。私の手許のチケットにはしっかりヘーグナーの名前が印刷されてます。
2曲目/ブルックナー:交響曲第7番
 札響常任によるブルックナーということで期待していたのですが。残念ながら失望しました。定期会員ではありませんが、私の20年以上になる札響の演奏会のなかで、これほど雑な演奏は記憶にありません。
 同伴者の感想、「ざらざらした音楽」
 全くその通りで、中、低音弦以外のパートには全く感心できませんでした。ブルックナーに必要な音のボリュームはクリアしていますが、それ以上のものはほとんど感じられませんでした。演奏後の尾高さんの態度もそっけなく、それなりだったかなと思いました。
 PMFにおける札響の活躍に期待する一人として、この日の演奏会はその将来に大いに不安を感じる内容でした。   


30- タイトル:北海道新聞より 投稿日:2000/07/10 23:30:42
9日、10日付けでそれぞれ前日のPMFの模様をカラー写真付きで、報じています。
オープニングの入場者は約3400人。
札響演奏会は1600人ですから、8分の入りですね。


2000年07月13日 00時34分

2000年7月12日〜尾高さんのブルックナーについて

尾高さんのブルックナーについての私感。
 今回初めて直接その指揮ぶりに接したのですが、尾高さんの端正な指揮ぶりは、私がクラシックを聴き始めたころ(25年くらい昔ですが)から全く変わりがないように思います。そしてそれは、ブルックナーの音楽にそぐわない感じがします。率直に言うなら、あの様なこじんまりとした、ゆったりとした呼吸が感じられないスタイルでは、ブルックナーの音楽をオーケストラから引き出すのは難しい様な気がします。例をあげるなら、いわゆるブルックナー休止が、全く生かされていません。ほとんどがインテンポのまま音楽は進みます。私としては、あの休止で、一旦音楽が身体の随までしみ込んでいくような感覚がほしいところですが、尾高さんの演奏では、あわただしい工場見学のように、次のシーンにつれて行かれてしまいます。
 もうひとつ、札響の技術的問題について、まず金管楽器のアインザッツの揃わないこと、ブルックナーの音楽はぴったりとアインザッツをそろえる必要はないとは思いますが、あれほど、音の立ち上がりが決まらないのでは、お話になりません。弦楽器では、ヴァイオリンのざらついた感触に幻滅しました、かつてのように前半分のプルトからしか音が聞こえてこないような感じはなくなり、パート全体から音が響いてくるようになりましたが、中音域から高い音のざらつき感は最後まで拭えませんでした。
 ただし、このことについては、今回11列目という直接音の多い場所で聴いたことと関連があるかもしれません。より後ろで高い場所のCBブロックできいた場合ちがった響きがしたかもしれません。
それでも尾高さんのスタイルへの疑問は拭えないかと思います。
 もうひとつ、当地の新聞の評者さんへ一言。7番でのハース版とノヴァーク版の違いは2楽章の打楽器の有無くらいのはず、よってハース版を使うことが要因で清潔で端正な演奏になるという観点は当たっていない様な気がします。


31- タイトル:北海道新聞より〜その2 投稿日:2000/07/12 01:04:37
11日付け朝刊で、マーラーの練習風景が、報じられています。見出しは「トーマス氏 指導に熱」!
写真では、クロイザマーとドレツァルの後ろ姿が写っています。
ちなみにKitaraでは、すでに札響が「千人」をやっていますので、それに次ぐ規模の演奏会となると思います。
14日が楽しみです。


32- タイトル:北海道新聞より〜その3 投稿日:2000/07/12 23:59:12
12日付夕刊で、9日の札響の演奏会の批評が載っています。
モーツァルトについては、私とほぼ同意見。
ブルックナーについては、私とは正反対のかなり好意的な批評です。


33- タイトル:北海道新聞より〜その4 投稿日:2000/07/13 23:30:51
13日付け朝刊より
15日午後7時から、昨年好評だった?
大通公園でのPMFウィーンのコンサートがあるようです。
ウィンナ・ワルツほか15曲で1時間ほどの演奏会だそうです。
ちょっと聴きにいきたいですねー。

13日付夕刊より
14日のトーマス指揮のコンサートはSold Outとのこと。
トーマス得意の曲、ロンドン、ウィーンのプレイヤーの参加、期待しましょう。
プレトークには遅れずに!?

 


35- タイトル:PMFO初日! 投稿日:2000/07/14 23:23:19
Kitaraへ行って来ました。
プレトークは、中庭、屋外でおこなわれました。
当然演奏前の指揮者が登場するわけなく、
事務局の方?が裏話を披露するというものでした。
そんなわけで、プレトークは10分ほどでパス。
100分の長丁場を乗り切るべく?腹ごしらえと、小用につとめました。


2000年07月15日 01時33分

2000年7月14日〜PMFO初日

トーマス指揮、マーラーの交響曲第3番。
 トーマスとしては、ロンドン響との録音が名演の誉れ高い得意の曲です。
 素晴らしかったのは、冒頭の9本のホルンをはじめとする金管楽器。どんな大きい音でも、粗野な音になりません。先日のブルックナーでの札響と違い、素晴らしいアンサンブルです。さらに、ボースフィールド、ポンベルガーといった、ウィーン、ロンドンのメンバーが見事なソロを披露しました。金管楽器の表現力の幅広さ、特に繊細さを知らされました。
 木管楽器では、ウィーン・フィルのメンバーが目立ちすぎず、きっちりと各ソロをこなしていました。比較的抵抗が
あると言われるベルアップもクラリネット、オーボエで視覚的に楽しめました。
すこし残念だったのが、弦楽器。オーケストラとして、日が浅いためか、あるいは曲のせいか、技術的には素晴らしいのですが、底の浅い軽い響きで、終楽章も半ば過ぎになってやっと、楽器が鳴り始めたなという印象を持ちました。ちなみにコンマスのヒンクのソロはさすがの出来です。
 声楽陣では、ソロのデヤングは、手堅い歌唱ですが、もうすこし自由闊達さが欲しいところ、Pブロックに陣取った合唱は何語でうたってるのかな?という感じでした。ただし、これは少し位置的に高いCBブロックで聴くとまた違ってきこえたのかもしれません。
 トーマスの指揮については、全く非の打ち所はありません。表情豊かに、しかし過度に激することなく、全曲をクライマックスまで導いていきました。


2000年07月16日 00時03分

2000年7月15日〜ミニコンサート3連発!

今日は芸術の森で、ウィーン・フィルメンバーによるミニコンサートを聴いてきました。
 現地入りして、まず驚いたのはオーボエのガブリエルのキャンセル。風邪とのことですが、この時期の札幌は、昼と夜の寒暖の差が、激しいので他のみなさんも気をつけていただきたいところです。そういわれると札響のときにくらべるとPMF初日の姿はおとなしかったかもしれません。
その1 シュミードル&ドレツァル
 盛りだくさんのプログラムで、全曲やらないとおもっていたらしっかりプログラム通り全曲、さらに「札幌のみなさん、おはようございます」に始まる、シュミードルのトーク全開で約80分のコンサートとなりました。
圧巻はシューマンの2曲、とくにドレツァルのソロは、熱気にあふれたものでした。かといって饒舌にならないのがこの人のいいところです。シュミードルも札響との協演の時の好調を持続しています。またモーツァルトの息子の三重奏曲(なかなか可愛らしい楽想です)が聴くことができたのも収穫でした。
その2 シュルツ&・・・
 ガブリエルに変わる代役は、すでに80分のコンサートをこなしたシュミードルとドレツァルでした。
シュルツのバッハに続き、ベートーヴェンの「街の歌」を演奏しました。二人はもちろん、引き続きピアノを弾いたPMF出身のシンベイ・リー嬢の活躍も忘れてはならないでしょう。シュルツは、予定されたソロの曲を淡々と演奏。喝采を浴びていました。
その3 サガート&ヤネツィク
 さて、一番不安だったのこのコンビ。1曲目のヘンデルの「ラルゴ」でサガートが入りを間違え、ヤネツィクが困惑した様子を見せる場面がありましたが、それ以外はサガートの熱心なトークを中心にした、インストゥルメンタル・デモンストレーションとして、親しみやすい曲が多く楽しめました。ヤネツィクも線が細い感がありますが、今日は悪くなかったと思います。
その後、時間の関係で、野外コンサートはパスしました、また大通のコンサートも、準備中の会場をのぞいてきましたが、ちょっと窮屈でおちつかなさそうだったので、パスしました。
この次は、19日苫小牧にデュトワ:N響を聴きに行きます。


38- タイトル:北海道新聞より〜その5 投稿日:2000/07/17 00:15:3
15日の大通のコンサートは、途中で雨が降り15曲の予定が6曲で終わったとのこと、
しかし、今年はPMFアカデミーを含め45人の大人数でステージに上がったそうです。
新聞の写真を見る限り、ガブリエルの姿は見えません。
そこまで、人数を増やして「よその血」をふやすと、純正のウィンナ・ワルツではなくなってしまうような気がします。
けれども聴きに行きたかったコンサートでした。


39- タイトル:PMFO東京公演 投稿日:2000/07/18 00:27:17
ウィーン・フィルのことにくわしいフォルカーさんのHPによると、
東京公演のチケットSold Outのようです。
ちなみにガブリエルは回復したのでしょうか?


40- タイトル:北海道新聞より〜その6 投稿日:2000/07/19 00:58:44
7月18日朝刊より
「デュトワ新監督 さっそうデビュー」
1面にはN響を指揮する姿が、大きく掲載されています。
聴衆の表情も読みとれるほどの写真です。
これをみるとちょっと行きたかったかなと思います。
第3社会面には、サントリー・ホールでの「PMFデー・イン・東京」の模様が地味に(^^;扱われています。
さて、夕刊の芸能面!には2つのトピックス。
「初の夫婦アカデミー生」〜ホロウィッズ夫妻(奥様は日本人)。
「退任する芸術監督・・・」〜トーマスへのインタビュー


2000年07月19日 01時14分

2000年7月18日

北海道新聞のトーマスへのインタビューから
−アジア出身のアカデミー生を増やすべきだという意見があります。
「アカデミー生には非常に高い水準が要求されます。水準に達していない人には、それぞれにふさわしい音楽祭があると思います。まず別の場所で勉強し、それからPMFに参加してほしい。アジアとか欧米とかにこだわるべきではありません」
全くその通り、アジアはパン・パシフィックすなわち太平洋の周囲のごく一部の地域。カリフォルニアで開催されていてもおかしくないのですから?地元偏重の考えはやめていただきたいものです。


2000年07月19日 01時25分

2000年7月19日

18日の帰宅は午前様。
今日は!苫小牧へデュトワ/N響を聴きに行ってきます。
札幌と違って、プログラムは超名曲がならび、期待いっぱいの、はじめてのデュトワ/N響です。
ただ、不安材料が二つ。
独奏者が、結構賛否両論の方のようで、先日は札響の本州公演でこてんぱんに言われてました。
あともうひとつ、苫小牧市民会館大ホールの音響。ここは客席の配列が横に広い形でして、結構デッドな響きだったような気がします。とはいっても、PMFOでマーラーの「復活」圧倒的名演を聴いた記憶があります。


2000年07月20日 01時08分

2000年7月19日〜N響苫小牧公演

このコンサート何故完売できないのでしょう?
かなりの席が当日売りに出され、それも半分以上さばけていません。
集客力の不足はあきらかです。

ベルリオーズ/「ローマの謝肉祭」序曲
 全体として、ヴァイオリンが揃っていません。どうしたことでしょう?
そのためかトゥッティがぎこちなくきこえます。
しかし、打楽器陣は万全で演奏に素晴らしい隈取りを与えていました。
イングリッシュ・ホルンのソロも100点満点でした。
モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番
 今夜の私の最大の不安要素、児玉桃さんのピアノ。予感は不幸にも的中しました。
全体として、ニュアンスに貧しく、とりあえず弾いていますという感じにしかきこえません。
女性に対して失礼ですが、ステージ・マナーもどことなくけだるそうで、「華」が感じられません。
オケも美しいシーンも時折見せますが、ちょっと生彩を欠く感じでした。
ムソルグスキー〜ラヴェル/組曲「展覧会の絵」
 ちょっと驚いたのは、かつてのアバドの様に拍手が終わるか終わらないかのタイミングで曲に入ったデュトワの指揮。この冒頭に象徴されるかのように、全体として、速めでインテンポ、さらに全曲ほぼアタッカで演奏は進みました。最初のプロムナードこそややまとまりにかけましたが、その後次第に指揮者、オーケストラ共に集中力が高まり、最高の演奏となりました。
 全体として、どんな強奏でも粗さを見せないこと、また特に弦楽器のヴィブラート、ボーイングの均一感は、にわか作りのアンサンブルのPMFOには難しいことです。N響の底力、デュトワの底力を感じることのできるコンサートでした。
アンコールはビゼー/「アルルの女」組曲よりファランドール。


42- タイトル:N響苫小牧公演〜こぼれ話 投稿日:2000/07/20 01:30:8
車を駐車したのが楽屋口近くだったので、
終演後すこし待っていると、デュトワ氏がでてきました。
連れをけしかけて、ラフスタイルの氏に駆け寄らせました。
「おつかれさまです・・・」(もろ日本語)
デュトワ氏「Thank you,thank you!」
・・・でがっちりと握手!私は後ろで拍手(^^;
「厚みのあるやわらかな手」だそうで、「なんか力をもらったような、吸い取られた様な・・・」
とよくわからん事をいっておりました。


2000年07月22日 00時06分

2000年7月21日

 明日、(実際はもう今日になってしまいました)デュトワ指揮PMFOのコンサートを聴きに行きます。
 新聞には、N響のコンサート評に「PMFでのデュトワ時代到来の予感」などという、いささかフライング気味の言葉がありましたが、あしたのコンサートこそ、来年以降のPMFのための新時代を切り開く演奏会として記憶されることを期待したいです。


2000年07月23日 01時05分

2000年7月22日

 デュトワ指揮PMFOへ行って来ました。
 先日のN響を指揮する姿を見て3日しかたっていませんが。全くその印象は違います。
 基本的な振り方は変わりませんが、流れるような柔らかさはあまり見られず、厳格というときついですが、てきぱきとした交通整理というような?きっちりとした指揮ぶりでした。最初のPMFということで力がはいったのでしょうか?そのせいか、また前半がおとなしめの曲想だったためか、「ペトルーシュカ」前半までは、弦楽器を中心にやや鳴りの悪い感じがありましたが、次第に調子があがりペトルーシュカの3場あたりからは弦楽器もよく歌い、立派な演奏になったと思います。
 最後のラヴェルの「ラヴァルス」は、デュトワの解釈が以外と粘りっこいものだったのに驚きました。ストラヴィンスキーに比べて、テンポの動きも大きく、表情も濃いものになっていたと思います。ここはもうちょっと”フランス音楽らしさ”が欲しいところですが、ここはにわかづくりのオケの難しいところでしょうか、むしろデュトワもそのあたりを意識していたのかもしれません。
そう考えると、昨年の佐渡裕の「ボレロ」も似た傾向の演奏だったかもしれません。


2000年07月25日 00時03分

2000年7月24日

 PMFの札幌の最終日、ピクニックコンサートのバッハのマニフィカトを聴きに行きたいと思います。
 土曜日までの仕事次第ですが、前日の29日には当地で花火大会があるので、それも行きたいです。
頑張ります!!!!!


2000年07月27日 01時01分

2000年7月26日

 とうとう、今日は午前様でした。
 実は日曜日のピクニックコンサートのチケットをゆずってもらいましたので、なんとか前半のバッハだけでも聴きにいきたいのですが、仕事のはかどり具合によっては、あきらめなくてはいけないかもしれません。


2000年07月31日 23時32分

2000年7月29日

29日は当地の花火大会でした。
少し小雨がちでしたが、地ビールを飲みながらの花火大会です。
この大会の目玉は後半2発打ち上げられる尺玉です。
この日も大気を揺るがす迫力で圧巻でした。


2000年07月31日 23時27分

2000年7月30日

 ピクニック・コンサートの「マニフィカト」を聞いてきました。
 屋外のためか、オーケストラは密集した形でセッティングされています。
 合唱は16人(だったかな?)、さすがに精鋭たち、みごとな歌唱です。
 独唱になると若干名いわゆるメリスマ的歌唱の技巧にかける方がいましたが、オペラティックな歌唱が皆無でよく指導されていたと思います。カウンター・テナーもひとり、声量豊かな感はありませんが、おちついた声で聴かせてくれました。
 PAをつかいますので、あまり断定的なことは言えませんが、オーケストラが高音主導といいますか、通奏低音の弱さが目立ったのが残念です。編成が小さいので難しいかもしれませんが、フォルテのアインザッツにもう少し厳しさが欲しかったです。
 曲が終わって、12時40分、予告されていたBWV147抜粋は演奏なしで休憩20分となり、次のバッハのコンチェルトをあきらめて退場しました。当日一番の退場者かもしれません。
 あとは伝票の待つ会社へ直行です。


66- タイトル:PMF特番 投稿日:2000/09/04 00:15:24
素晴らしいドキュメントでした。
黒柳さんが出過ぎかなという感もありますが・・・。
バーンスタインのコメントを流すことで、むしろPMFのデュトワ時代の到来を強く感じさせる内容になったと思います。
「キザ!」と切り捨てる人もいますが、リハーサルの映像をみると、デュトワはけしてそうではないことをあらためて確認できました。
その他、トーマスのマーラーの映像が少しあったのがうれしかったです。
あと、開会式の映像で米粒ほどですが、私の後ろ姿が写っています。(^^)v


73- タイトル:BS2〜デュトワ指揮PMFオーケストラ 投稿日:2000/09/15 00:11:31
15日朝の放送です。
PMF新時代へのプレリュード!
見逃さないよう!録り逃さないよう!


73- タイトル:Res.デュトワ &PMFオーケストラ投稿日:2000/09/15 23:36:47
今朝のオン・エアの時は、子供がうるさくてよく聴けませんでした。
録画を今聴き終わったのですが、当日の記憶以上に弦楽器が薄手に聞こえるのが残念でした。
細かいアンサンブルの破綻など、気になるところが多かったような気がします。
この日のプログラムはこのほかにシマノフスキもありました。ちょっとハードだったかな?と思いました。


2000年12月14日 23時37分

PMF2001!!!!

 来年のPMFの外郭が少しずつ見えてきました。
 オーケストラはやはりPMF、札響、N響の参加。指揮者はデュトワ、佐渡、尾高。
 佐渡裕は「PMF2001バーンスタイン・メモリアル・コンダクター」という訳のわからない冠をもらっています。
 一番大きな変化は声楽コースがなくなったこと。ピクニックコンサートなどで、充実した成果を聴かせていただけに残念です。おそらくコスト削減のあおりをくらったのでしょう。
 PMFオーケストラのメインは「幻想」、「春祭」、「ブラ1」前半2つをデュトワ、ブラームスが佐渡と思われます。
 ゲーデ退団で誰が来るのかなと思ったウィーン・フィルは「ヒンク・バンド」、ホルンはヘーグナーです。
 まだ半年以上先の話ですが、やっぱり楽しみです。


2001年02月23日 00時32分

2001年2月22日

 朝刊に、デュトワがPMFの音楽監督を2004年までは継続する見通しになったとの報道がありました。
これは諸手をあげて歓迎したいところです。
 今年は45公演が行われるそうです。やはり鍵盤楽器、声楽のコースは取りやめとのこと、デュトワが音楽監督としてそのイニシャティブと責任を明確にするには重要なことかと思います。なんでもありよりはこうして焦点をしぼることが、今後のPMFがその存在を世界にさらに知らしめるには重要かと思います。スタート10年以上を経て、もはやバーンスタインの名前だけでは継続はできないと思います。プログラミングやハード・スケジュールなど問題はありますが、一人監督となったデュトワがPMFをより充実させてくれることを期待したいと思います。


2001年03月16日 23時30分

3月16日〜PMF2001

組織委員会からDMが届きました。
前売りまであと1ヶ月!デュトワの活躍に期待しましょう。
VPOのメンバーも例年どおりの活躍が期待できそうです。

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