1974年のコンサート

1974年6月26日  北海道厚生年金会館  ノイマン指揮チェコ・フィル

  私が初めて聴いたオーケストラのコンサートです。
   プログラムはスメタナの「わが祖国」から3曲、後半が「新世界から」。

   札幌公演はツアーの後半のほうで、すでにアイザック・スターンを迎えた
 東京での熱演がコンサートがTVやFMでオン・エアされていましたので、
 大いに期待して席につきました。

  ノイマン登場のときの私の第一印象・・・
           ・・・「テレビとおんなじだ!」(^^;

  指揮台に立ったノイマンは、そんなガキの想いも知らず、「テレビとおんなじ」に熱演を聴かせてくれたのでした。

  アンコールはスラブ舞曲作品46の8。テレビでは作品46の3もやったのですが、 アンコールの数は「テレビとおんなじ」ではありませんでした。

  ちなみにこの日休憩時間にロビーでレコードを買いました。
  ドヴォルザークの「イギリス」と「スケルツォ・カプリチオーソ」のカップリング。
  なんとノイマンのサイン色紙がおまけに付きまして、大喜び!

  これをきっかけに好きな指揮者は?の質問には「トスカニーニ、ノイマン」と
 応えるようになり現在にいたっております。

 

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1974年11月16日  北海道厚生年金会館  ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団

  ドイツ民主共和国ベルリン音楽祭として、約一月にわたり東ドイツの音楽家が大挙やってきたときの
 コンサートのひとつ。札幌ではほかにピアノのアンネローゼ・シュミット、ペーター・シュライヤーが演奏会を開いています。

  プログラムはベートーヴェン「英雄」とシベリウスの2番。
  冒頭日独国歌の演奏があり驚きました。父にうながされて起立。

  シベリウスの2番の演奏の分厚い響きが素晴らしかったのを覚えています。
  生で聴くことの醍醐味を初めて知ったコンサートでした。

  アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第1番、さらにシベリウス「悲しきワルツ」。
  こちらもシベリウスの弦楽器の厚みがすばらしく、父親が「ブラヴォー」を叫んだのが記憶に 残っています。

 音楽祭の総合プログラムを無理を言って買ってもらったのですが、
 来日メンバーには、上記シュミット、シュライヤーのほか、ヘルムート・コッホ、
ハンス・ピシュナー、テオ・アダム等の名前がみられます。

                                                                

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