私が初めて聴いたオーケストラのコンサートです。
プログラムはスメタナの「わが祖国」から3曲、後半が「新世界から」。
札幌公演はツアーの後半のほうで、すでにアイザック・スターンを迎えた
東京での熱演がコンサートがTVやFMでオン・エアされていましたので、
大いに期待して席につきました。
ノイマン登場のときの私の第一印象・・・
・・・「テレビとおんなじだ!」(^^;
指揮台に立ったノイマンは、そんなガキの想いも知らず、「テレビとおんなじ」に熱演を聴かせてくれたのでした。
アンコールはスラブ舞曲作品46の8。テレビでは作品46の3もやったのですが、 アンコールの数は「テレビとおんなじ」ではありませんでした。
ちなみにこの日休憩時間にロビーでレコードを買いました。
ドヴォルザークの「イギリス」と「スケルツォ・カプリチオーソ」のカップリング。
なんとノイマンのサイン色紙がおまけに付きまして、大喜び!
これをきっかけに好きな指揮者は?の質問には「トスカニーニ、ノイマン」と
応えるようになり現在にいたっております。
ドイツ民主共和国ベルリン音楽祭として、約一月にわたり東ドイツの音楽家が大挙やってきたときの
コンサートのひとつ。札幌ではほかにピアノのアンネローゼ・シュミット、ペーター・シュライヤーが演奏会を開いています。
プログラムはベートーヴェン「英雄」とシベリウスの2番。
冒頭日独国歌の演奏があり驚きました。父にうながされて起立。
シベリウスの2番の演奏の分厚い響きが素晴らしかったのを覚えています。
生で聴くことの醍醐味を初めて知ったコンサートでした。
アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第1番、さらにシベリウス「悲しきワルツ」。
こちらもシベリウスの弦楽器の厚みがすばらしく、父親が「ブラヴォー」を叫んだのが記憶に 残っています。
音楽祭の総合プログラムを無理を言って買ってもらったのですが、
来日メンバーには、上記シュミット、シュライヤーのほか、ヘルムート・コッホ、
ハンス・ピシュナー、テオ・アダム等の名前がみられます。