Short Interview with Sasha Zhulin at the NHK Trophy 2004(2004/11/4 - 11/7)

久々にお目にかかったジューリンさま、今回も最終日男子フリーの後で少しお時間をいただきました。

Q:Dambier のFPに付き添っていたけれど今シーズンも彼のFPを作ったの?
A:FPと、あとSPも。
Q:今シーズンは中国のペア選手の振付もしたってBOIに載っていたけれど、どのプログラム?あと、他の選手には?
A:Zahng & Zahng のFPとPang & Tong のFP、Sokolova のFPとSP。それとYagudin のEXを二つ。
もちろん、Abt を含めて私がみているスケーターのプログラムは全部。

Q:今大会のODとFDでRoman があんなミスをしたのは何が原因?
A:靴にトラブルがあってね、ゆるかったんだ。だからあんなトラベリングをしてしまった。とんでもない方向へ流れたからなあ・・・
競技生活を続けているとこういういこともあるけど(←と言いつつ、相当不満でくやしそうでした)。

Q:新採点システムはどう思う?
A:まだ始まったばかりだし、わからない点も多い。
シングル競技にとっては、より高い技術をこなした選手が明確に評価されるので良いことだと思う。
でも、アイスダンスは完成した1枚の絵のようなもので、クリエイティブな一つの作品であるべきだ。
今のシステムではどの選手も同じリフト、同じスピン、同じステップ、できあがるのは曲が違うだけで似たようなプログラムばかり。
そんなものはアイスダンスではない。
だからこのシステムはアイスダンスの評価には適していないし、好ましくないと考えている。
(ひとつの作品なのだからトータルで評価するべきであり、細かくパーツに分けて点数を出す類のものでは ないという事が言いたいようです)。

Q:ISUのSkater BiographiesではTatiana & Roman のコレオグラファーはTatiana Druchinina になっているんだけれど、 彼女との役割分担は?
彼女も振付を一緒に考えたりするの?
A:いいや、音楽の選択と振付は全て私がする。彼女はフロアレッスンでのバレエティーチャーだ。

Q:Tatiana & Roman はトリノ五輪の後も競技生活を続ける予定?それとも引退?
A:私はなんとも言えない。彼らが決めることだから。

Q:最近、ジュニアやノービス、ジュナイブルの選手は教えている?
A:数人だけ。子供の生徒は全部アメリカ人。

Q:シングルスケーターのコーチもしているけれど、他のエレメンツはともかく、ジャンプもあなたがみるの?それとも他にコーチがいるの?
A:私は18歳まではシングルの選手でトリプルは3種類、2アクセルも跳んでいた。 ジュニア時代はFadeevやKotinと競っていたんだ。だからジャンプをみるのに特に問題はないさ。

Q:娘さんはスケートをする?
A:うん、滑っている。
Q:滑るのは好き?
A:好きみたいだね。楽しそうに滑っているよ。
Q:将来、こういう大会(NHK杯)で滑るようなスケーターになってほしい?
A:今はまだわからない。先の話だから。

Q:もう、10年以上アメリカで生活しているけれど、市民権はとるの?
A:まだ許可が降りてないけれど、申請中だからいずれは。
Q:将来はずっとアメリカに住むの?それともロシアに帰るの?
A:どちらの国も私にとっては居心地の良い国だ。ただ、今の母国は安全に暮らせないから当面はアメリカ生活だね。

新採点システムの話ではとてもシリアスで、今のアイスダンスの傾向は自分の考えとは合わないということを熱心に語って下さいました。
4年前もそうだったけれど、なぜODのミドルラインをやり易いクイックステップではなく、難しいスローフォックストロットでやろうとするのかとか、 他にもいろいろと聞きたかったのですが、「アイスダンスの芸術性とは」と語りだしてしまったので聞きそこないました。また、機会があれば次回。
「今回は残念だったけれど、Tatiana & Roman は次の試合ではまた優勝するわよね」と言ったら「当たり前だよ、これからはずっと勝つんだ」と今回 の敗北はアクシデントという感じ。

社交辞令と思いつつも「今度はいつアメリカに来る?いつでもレッスンしてあげるからまたおいで」と言われ、チャンピオンのコーチになったにも かかわらず気さくなジューリンさまにその後は何を話したのか全て頭からふっとんでしまったSancerre、トリノ五輪が終わったらまたぜひともお願 いいたしますということで。Sancerreのスキルは停滞したままなのでそれまでに蝸牛でもよいので前進しないと。




Back to Index

YU-KAN SKATE CLUB Home


All Right Reserved, Copyright YU-KAN SKATE CLUB

Create:2004.11.08