Short Interview with Sasha Zhulin at the NHK Trophy 2000(2000/11/30 - 12/03)

今回、Tatiana Navka & Roman Kostomarov のコーチとして来日したジューリンさま、最終日の男子フリーの後で 少しお話を伺いました。


Q:Tatiana & Roman のFDの曲 "Funeral for a friend (by Elton John)" を選んだ理由は?
A:特にないけど、あの曲が好きだから。
Q:Naomi & Peter のFDのイメージは前にきいたけど、今回の Tatiana & Roman のプログラムは?
A:男性は最初、死んだ状態なんだけど、彼の運命を弄ぶ女性に起こされて翻弄される。彼女にとってはそれは ゲーム、でも彼は疲れ果てて最後にもう一度死んでしまうというストーリー。
Q:ODは5位だったけど、FDで Nowak & Kolasinski に僅差で負けたのはどう思う?
A:ジャッジが決めることだからわからない。Kolasinski はいいダンサーだし。でも、あくまでも私個人の 意見としては少しミスはあったけど Tatiana 達の方がよかったと思う。

Q:ODのクイックステップパートで "Dancing Fool" を使う組がすごく多くて(NHK杯だけで4組) Tatiana & Roman も その1組だけど、今後シーズン後半に向けて曲を変えようと思う?
A:それはしない。"Dancing Fool" が好きだから使っている。このまま最後まで変えない。
Q:Tatiana のことについてだけど、育児と選手の両立は大変だと思うんだけど。
A:彼女が何て言うかはわからないけれど、私が思うには今の彼女は愛する可愛い子供がいて、夫がいて、自分が一番 大好きなスケートを続けている。毎日の生活をとても充実したものとしてエンジョイしているんだ。 だから幸せだよ。
Q:彼女はいつまで選手を続ける予定?
A:たぶん、50歳ぐらいまでやるんじゃない?本当に滑るのが好きなんだ。
当面のメインターゲットはソルトレイク五輪。そこでメダルをとって、また子供を産んで少し休んでカムバックして次の五輪にも 出てって繰返すんだよ(笑)。
Q:今みたいに遠征が続く時は子供の面倒は誰がみているの?
A:私の母親と彼女の母親が交替で世話をしてくれているから安心して外に出れる。でも、早く娘に 会いたいから試合が終ったらすぐ戻るよ。
Q:子供を産んであのすばらしくスリムなプロポーションを保っているのは信じられないんだけど、何か 特に気をつけている?
A:特別なことは何もしていない。練習だけ。
Q:今の身長と体重は?
A:体重は52kg、身長は170cm。
Q:食事制限はしないの?
A:しない。沢山食べるんだけど、練習で全部使ってしまう。
Q:Jessica (Joseph) & Brandon (Forsyth) は全米選手権に出る?
A:出る予定。試合は1月の中旬。
Q:あなたがみている3組のシニアダンサー、Naomi & Peter、Tatiana & Roman ,Jess & Brandon の今シーズン のプログラムはODもFDも全部あなたが振り付けたの?
A:もちろん。
Q:Jess & Brandon のプログラムは?
A:OD は フォックストロットが "This Business of Love"、クイックステップが "Sing, Sing, Sing"。
FDは "Desert Rose"(たぶん。男子の表彰式が始まってしまいよく聞こえなかったんだけど、確か Sting の曲って言ったと思うので)。

Q:以前、ヘルシンキで "アイスダンスに一番大事なものは?"ってきいた時、"Artistic Impression" って答えてくれ たんだけど、今も変わらない?
A:変わらない。
Q:最近はスピード重視の方向にあると思うんだけど。
A:その時々でジャッジが好きな傾向とかもあるし、テクニックがあればスピードは大切。でも、あくまでも正確な技術が ベースにあることが大前提。技術が伴わないスピードには Artistic Impression はない。

Q:今回の大会で興味のある選手、もしくはプログラムは?
A:プルシェンコ、彼はパーフェクトだ。


ジョークまじりで相変わらず楽しいジューリンさまでしたが、ダンスの話しになるとやはり真剣。
ここ数週間、連戦に次ぐ連戦でいろんな国を周っていたので少しお疲れ気味。夏にお会いしてから僅か4ケ月なのに、10 年分ぐらい一気に老けこんでいたのでちょっとびっくり。それに加えて、試合が続くと自分は滑らないから運動不足で太り 気味だし、すっかり貫禄ついちゃって。
Sancerreはずっと見てるからそんなに違和感はないんだけど、現役時代の "美貌を誇るアレクサンダー・ジューリン" の イメージが強い方々の目には「選手をやめるとああなっちゃうのよねぇ」と映ったようです。
Tatiana の話しになると目を細めて終始笑顔でとても嬉しそうでした。ごちそうさま。

FDの後、Tatiana に会ったら「夏にあなたがサーシャ(娘の方)にプレゼントしてくれた服がとってもキュートで彼女に よく似合うの。すごく気にいっているわ、どうもありがとう」とこぼれそうな笑顔で話してくれた時は、試合の時の鋭い 彼女とはうって変り、すっかり優しいママの顔。
両立は本当に大変だと思うけど、「私は滑ることが大好き、スケートは私の人生だから」と語ってくれた時の彼女は 本当に輝いていました。 今のアイスダンスは戦国時代、どのチームにもチャンスがあるので、カップルバランスの良いこのチームをジューリンさま にビシバシとしごいていただいて(選手のトレーニング中は周りの空気が全て凍てつくぐらいおっかないコーチ)、トップ を狙えるチームに育てあげて欲しいです。


All photos are taken by margo. Don't use any pictures without our permission!!


Back to Index

YU-KAN SKATE CLUB Home


All Right Reserved, Copyright YU-KAN SKATE CLUB

Create:2000.12.07