オマケ:metasequoiaとShadeのカットマールクラーク(丸め)の表示差の比較

表示差に大きな違いがあると作業に支障があると思うので比較してみました。

今回作った形状を比較してみた図です。右がShade、左がmetasequoia。カメラはどちらも平行投影で、真正面から見ており、ライトも真正面から一灯だけにしています。スムージングする角度はどちらも179.9度に設定。Shadeでは丸めを1に、分割は普通(すなわち分割数4)を使用。対する左側のmetasequoiaではカットマールクラークで分割数はこちらも4を設定し表示しています。

metasequoiaではスムーズシェーディングが出来ない?ためか面が明確になってしまっていますが、縮み方の具合は思っていたほど差は無いようにも感じます。metasequoiaでカットマールクラーク表示が使えなかった旧バージョンではもっと差がついていたように思います。それでずいぶん苦労しましたので…。もちろんmetasequoiaのカットマールクラークでも分割数を上げればもっとスムーズに表示できます。今回のコンテンツでmetasequoiaで表示しているにもかかわらず、比較的スムーズな画像がありますが、これらはカットマールクラークを使用し、分割は8にしていました。パースのついたカメラを使って作業する場合にはmetasequoia側のカメラ設定を調整して、できるだけShadeと近いところを見つけてしまえばいいのかもしれませんね。

追記:その後同じ正六面体を表示して試してみたところメタセコのカメラ設定の初期設定から奥行き感スライダを一番左にした時の状態とShadeのカメラで焦点距離55mmあたりがパースのつき方が近いかなぁという感じでした。もちろん正確に計測したわけではありません。アバウトです。 Shadeのカメラで55mmというと顔の製作時にはかなりパースがきつすぎると思うので自分がモデリングしやすいShadeでの焦点距離を先に決めてしまい、それにメタセコ側をあわせるやり方でカメラ設定を煮詰めてしまったほうが後々楽かもしれません。

さらに追記:Shadeのカメラは歪曲収差以外は35mm一眼レフをかなり正確にシュミレートしてるらしいです。と言うことは、バストショットぐらいまで引いて見たときに、ポートレート撮影で良く使われる、50〜80mmぐらいの焦点距離できちんと見えないとモデリング自体がおかしいということになってしまいますね。

2/10追記:上で「スムージング表示できない?」と書きましたが、これは私の見落としでした。[表示」→[スムージング表示]というところにきちんと項目があり、チェックを入れると表示できました。お詫びして訂正いたします。

その後…

さて、このコンテンツもなんとか書き終わったし何をしようかと思ったんですが、上のろくすっぽ、テンプレートも作らずに起こしたブサイク顔、いくらブサイクとはいえ自分の作ったものだから愛着?はあるし、せっかく二日かけたんだから捨てずに一日寝かせてから、少しいじってみました。ちょうどやってた金スマのピンクレディを見終わったら、なんか元気でたし…w。それがこの下の画像。Shadeで丸めを使って、眼球を入れてカメラは150mmでレンダしてみました。二重瞼部分を作りこんだり、眼孔内もぎりぎりのところでポリゴン増やして丸め使っても眼孔が大きくならないようにしたり、顔の側面幅や鼻周り、各部奥行き等々、少し手を入れてみたんですが、このままもう少し作りこんでいったら、何とか使えそうな顔になってきたかなぁ…???できればほっそりとした印象でありながら、それでいてごつごつした感じが無く、やわらかい感じで上品な顔立ちにしたいとは思ってるんですがねぇ…。

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