「Fanfare Photographerでのマスクから選択範囲への変換方法」

知らない方が多いかもしれませんが、工夫しだいで「Fanfare Photographer」でも、マスクやグレースケール画像を変換した、ボケを含んだ選択範囲を作成し、使用することができます。以下にその手順を示しますので試してみてください。Hyper KiDやウルトラキッドVer.2や他のソフトでもクイックマスクと選択範囲の保存ができれば同じことが可能かもしれません。試していないのでなんとも言えませんが…。また、これで出来る選択範囲が他のマスクから選択範囲の作成をサポートしているソフトで作った選択範囲と同等のものかどうかは不明です。

(1)マスクのグレースケール画像もしくは選択範囲にしたいグレースケールの画像を選択範囲で全て選択。編集よりコピーを選ぶ。

(2)新規透明レイヤ作成。編集のクイックマスクモードにチェック。

これに編集より貼りつけを行ない、クイックマスクのチェックを抜けると選択範囲ができる。一見、全てを選択したのと同じ状態のままのようだが、最初に選択したグレースケール画像と同じぼけ足のついた選択範囲ができている。

(3)これを選択範囲ブックに保存しておいて使用すると、グレースケール画像で作成したマスクの選択範囲が利用できる。

というわけで、一度お試しくださいませ。これが出来ると写真の補正、画像の修正や描き込み、3Dソフトから出力したZ値による加工等、ずっと出来ることの幅が広がります。単なる表示マスクでは一時的にそこだけ表示しないようにしているだけですので、このようにボケ足がある選択範囲を扱っているわけで無く、ボケをつかってうまくフィルタ処理をしたりといった芸当は出来ません。ぜひ活用して下さいまし。

「オマケ」=「Fanfare Photographer」で使える、上記を自動化したレコーダのダウンロード。

上の作業はメンドクサイよ〜っ!!というワタクシと同じズボラな方のために、クリック一発で出来るレコーダを作りました。ご自由にダウンロードしてお試しください。なお、これを使用することによるファイル消失等一切のトラブルに対してワタクシは責任はおえません。あくまでも自己責任でお使いください。ご質問やサポート等も行ないかねますし、単に上記動作をレコーダに記録しただけのものですので、今後改良等の予定もございません。また、Hyper KiDやウルトラキッドVer.2での動作は確認しておりません。この条件に同意できる方のみダウンロードしてお使いください。

「使用方法」

組み込み手順

(1)レコーダ「FM.UKM」をダウンロードします。ダウンロードしたら名前をわかりやすいように「マスクから選択範囲を作る.UKM」に変更して自分のわかりやすいフォルダに保存しておくと良いでしょう。ダウンロードはこのページの一番下です。

(2)「Fanfare Photographer」を起動します。ブックツールのレコーダブックを開いて、レコーダブックの文字の上をマウスで左クリックして保存を選びます。念のため現在のレコーダを保存しておくわけです。名前はオリジナルとでもしておけば良いでしょう。

(3)「マスクから選択範囲を作る.UKM」を読み込みます。ブックツールのレコーダブックを開いて、レコーダブックの文字の上をマウスで左クリックして「読み込み」を選びます。先ほど自分で「マスクから選択範囲を作る.UKM」を保存したフォルダを指定してやってください。これでレコーダメニューの末尾に「マスクから選択範囲を作る」が読み込まれます。間違って「置き換え」を選ばないように!!そうすると全てがこれひとつに入れ替わっちゃいますので。その際は慌てず先ほど保存しておいた「オリジナル」に「置き換え」てから、再度読み込んでくださいね。

使用手順

(1)レイヤブックで選択範囲にしたいグレースケール画像のレイヤを選択しておきます。

(2)レコーダブックに切り替え、「マスクから選択範囲を作る」の再生ボタンをクリックします。

(3)さて、選択範囲ブックを開いてみてください。「新規レイヤの選択範囲」というのが1枚追加されているはずです。これを必要に応じて「呼び出し」て使用すれば良いわけですね。出来た時点でわかりやすいように名前をつけなおしておくと良いでしょう。

「FM.UKM」のダウンロード

約1KB