【４月１８日】
『今週のオリコンランキング』
ランキングの中で気になる作品をピックアップ

【ＣＤシングル】 （集計期間　４月８日〜４月１４日）

【１位】（先週１位）

『　ワダツミの木　』　元（はじめ）　ちとせ ／エピックレコード

以前からＣＤが売れなくなったことは何度か触れていたが、今週１位の売上を見るとそうした思いはより一層強まった。未だ出口の見えない大不況に加え、大物アーティストのリリースが減少したことを考えると、今後も業界の低迷はまだまだ続きそうだ。

【５位】

『　Ｆ．Ｆ．Ｂ　』　 キングギドラ／デフスターレコーズ

【６位】

『　ＵＮＳＴＯＰＰＡＢＬＥ　』　 キングギドラ／デフスターレコーズ

いずれのＣＤにも差別表現を思わせる歌詞が入っているとの抗議を受けたことで商品の回収と出荷が停止となったそうだ。せっかく去年辺りからヒップホップというジャンルが浸透しつつあっただけに、今回の騒動は非常に残念である。

【ＣＤアルバム】 （集計期間　４月８日〜４月１４日）

【１３位】

『　サクラ大戦４〜恋せよ乙女〜全曲集 「檄！帝〜最終章〜」　』Ｖａｒｉｏｕｓ　Ａｒｔｉｓｔｓ／ エーベックス

ここ数年でサントラとはちょっと趣が違うボーカル集目立つようになった。売上もこの作品に見られるように、一定以上の数字を見込めるので、今後もやたらめったとリリースされることだろう。 　この背景にはアルバムの売上もシングルほどではないものの、右肩下がりの傾向にあることと無関係ではない気がする。現状では売れるかどうか未知数な新人を送り出すよりは、規模が小さいながらも安定した数字を残すアニメ及びゲームのボーカル集を発売した方がいいと判断しているのだろう。

【ゲーム】 （集計期間　４月１日〜４月７日）

【１位】

『　アーマード・コア３　』 フロム・ソフトウェア ／プレイステーション２

シリーズものの強みとリアル系戦闘メカアクションの迫力を前面に押し出した映像が功を奏したのか、出足はまずまずといっていいと思う。

【２位】（先週１位）

『　キングダムハーツ　』　 スクウェア／プレイステーション２

ＣＧのクォリティー、特にアニメキャラの違和感の無さなんかは流石スクウェアである。また、ディズニーのキャラにしてもかなりの出来映えのように見受けられる。おそらく中身の方も時間を掛けてじっくりと作り込まれているはずだ。こうしていかにも売れ線のＲＰＧを世に起こりだした訳だが、これだけの大作、昔ならミリオンを軽く越えてもおかしくなかった。にも関わらず、登場２週目でようやく５０万枚を越えたという現状を考えると、ゲーム業界もかなり厳しい状況にあると言わざるをえない。

【３位】（先週２位）

『　スーパーロボット大戦　ＩＭＰＡＣＴ　』 バンプレスト／プレイステーション２

数多のロボットアニメが一緒になって悪に立ち向かうという夢のようなシチュエーションだけでもうたまらんという方は大勢いることであろう。

【６位】（先週３位）

『　鉄拳４　』　ナムコ／プレイステーション２

アーケード版の出来が「バーチャファイター４」に比べて劣っていたり、本当に売る気があるのかと勘ぐってしまうＣＭをそれこそ大量に投下してしまうなど、マイナスイメージばかりが目立っていた。そんな悪条件の中でもこれだけの売上（登場２週目で約２０万枚）を叩き出すところを見ると、ファンはまだまだ見捨てていないようだ。

【５月９日】
『今週のオリコンランキング』
ランキングの中で気になる作品をピックアップ

【ＣＤシングル】 （集計期間　４月２９日〜５月５日）

【１位】

『　カナシミ　ブルー　』 ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ／ ジャニーズエンターテイメント

数字はともかく（２０万ちょい）、デビューから連続して初登場１位の記録を１４に伸ばせただけでも良しとせねばならないだろう。

【２位】（先週１位）

『　Ｆｒｅｅ＆Ｅａｓｙ　』　 浜崎あゆみ／エーベックス

サビでちょっとばかし「Ｍ」を彷彿させるのが気になるものの、曲全般のクォリティーはなかなかのものだと思う。

【４位】（先週２位）

『　Ｆｅｅｌ　ｆｉｎｅ！　』　倉木麻衣／ＧＩＺＡ

久しぶりに倉木らしさが実感できる曲だったこともあって、売上の方も「Ｓｔａｎｄ　Ｕｐ」以来となる好調なスタートを切ることに成功した。

【６位】（先週３位）

『　アイ〜ン体操／アイ〜ン！ダンスの唄　』 バカ殿様とミニモニ姫。／ゼティマ

以前からなんでもありだと思っていたが、今回に至ってはバカ殿様との合体ユニットというとんでもないことをやってのけてしまった。流石にこれ以上の企画はないと思いつつ、このままおバカ路線を続けていくのも一つの道ではないかとも思っている。

【９位】（先週９位、先々週１位）

『　ナイスな心意気　』　アラシ／ジェイ・ストーム

爽やかで軽快なダンスチューンは嵐（今回はカタカナ表記）のイメージにピッタリだとは思う。値段もリーズナブル（税込み５２５円）なので、これで売れなければどうなんだといった感じなんだけど、売上向上には今一歩効果がなかったような気がする。となると嵐もそろそろ根本的な戦略を練り直さなければならない時期に差し掛かろうとしているのかもしれない。

【１４位】（先週１４位、先々週３位）

『　ｌｏｖｅ　ｙｏｕ　』　 ｈｉｒｏ／ソニック　グルーブ

完成度の高い楽曲とボーカルは今回も健在。この調子を維持してさえいれば、まだまだいけそうな感じがする。

【ＣＤアルバム】 （集計期間　４月２９日〜５月５日）

【１位】（先週１位）

『　自己ベスト　』　小田和正／ＢＭＧファンハウス

前回のベスト盤の時と同じ曲がいくつかダブっているにも関わらず登場２週目でミリオン目前というだけでも驚いているのに、２週目になって売上がさらに上乗せされるという最近のＣＤチャートでは非常に珍しい現象を目の当たりにするにつけ、小田和正の人気が如何に凄いのかというもを今更ながらに実感した。

【１０位】（先週９位、先々週２位）

『　Ｌｉｇｈｔｓ２　』　ｇｌｏｂｅ／エーベックス

前作のアルバムに２をつけて間髪入れずにリリースという暴挙に出た割には、そこそこ売れていると思う。

【ゲーム】 （集計期間　４月１５日〜４月２１日）

【１位】

『　熱チュー！　プロ野球２００２　』 ナムコ／プレイステーション２

相変わらず野球ゲームの売上は「パワフルプロ野球」シリーズを除けば非常に厳しい状況が続いている。プロ野球人気そのものが低下しつつあることを考えると、等身がリアルなものは売りづらいのかもしれない。

【５月２３日】
『今週のオリコンランキング』
ランキングの中で気になる作品をピックアップ

【ＣＤシングル】 （集計期間　５月１３日〜５月１９日）

【１位】

『　ｆｒｅｅｂｉｒｄ　』　ＳＭＡＰ／ビクターエンタテイメント

彼らはデビューしてから大分月日が経つけど、常にトップクラスの人気を保ち続けているのもそうだが、この曲が上位にランクインしたことで連続初登場ベスト１０入りの記録をＴＨＥ　ＡＬＦＥＥと並ぶ３４に伸ばしたというだから凄いとしか言いようがない。

【２位】（先週１位）

『　ＳＡＫＵＲＡドロップス／Ｌｅｔｔｅｒｓ　』 宇多田ヒカル／東芝ＥＭＩ

病気でダウンしてしまって大変なことになってはいるものの、結果的にマスコミで大きく取り上げられネットでも大騒ぎになるなどで話題になったことが好調な売上に貢献したような気がする。

【ＣＤアルバム】 （集計期間　５月１３日〜５月１９日）

【２位】（先週１位）

『　ＩＴ’Ｓ　Ａ　ＷＯＮＤＥＲＦＵＬ　ＷＯＲＬＤ　』 Ｍｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎ／トイズファクトリー

アルバムに収録されたシングルがいずれも好評を博していたことを考えると、このくらいの売上（２週の累計で約８６万枚）は当然の結果かもしれない。

【４位】

『　嵐　Ｓｉｎｇｌｅ　Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ　１９９９−２００１　』 嵐／ジェイストーム

セカンドアルバムでベスト盤を出すのは流石に早すぎではないだろうか。せめてもう一枚くらいはオリジナルアルバムを出して人気の度合いを調べてからでも遅くはなかったような気がする。

【ゲーム】 （集計期間　５月６日〜５月１２日）

【１位】（先週２位、先々週１位）

『　ワールドサッカー　ウイニングイレブン６　』 コナミ／プレイステーション２

ナンバーワンサッカーゲームと自ら宣言するだけあって、売上の方も他のサッカーソフトを寄せ付けない圧倒的な売上を達成している。