『はじめに』
『前作に比べると微妙』
前作で不満だった「ヒロイン凌辱の割合」を、ある程度水増ししたことが最大の変更点であろう。シナリオにしても、ヒロイン凌辱(に限らないが)といったエロティカルな部分が強化され、それ以外の説明は冒頭を除けば割とスリム化されたと思う。不意に登場する妹や最後のオチといった、おざなりさ加減は更に肥大化している。前作で不評だった点を改善しようという企業努力は伺える。もちろん、それ自体は評価すべきではあるが、それなら満足のいく出来だったのかというと、なんとも微妙な感じだったと言わざるを得ない。「微妙な原因」
その最たる原因は「ピンチに陥ったヒロインを凌辱するシチュエーションで生じる違和感」である。見た目からして、配色が和姦エッチとほとんど変わらないというのは、如何なものであろう。これでは、せっかくヒロインが辱めに遭ってても、暗く淀んだ雰囲気とはかけ離れた明るい色調によって、雰囲気がぶち壊されてしまう。『最後に・・・』
確かに絵柄はエロ可愛いし、明るいタッチの彩色は好感すら持てる。しかし、実際はそうしたイメージとは正反対のヒロピン凌辱ものである。それを考えると、この企画は始めから無理があったのかもしれない。見た目とは相反するイメージで、作品を仕上げることが如何に困難かを、計らずも「ジブリール」シリーズが証明してしまったというのは、皮肉としか言いようがない。タイトル 【メーカー】 |
対応機種 | 発売年度 |
魔界天使ジブリール EPISODE2 【フロントウィング】 |
win98/Me 2000/XP | 2005年 |
タイトル 【メーカー】 |
対応機種 | 発売年度 |
魔界天使ジブリール 【フロントウィング】 |
win98/Me 2000/XP | 2004年 |