『どんなストーリーか』
『一通り読んでみて』
物語の流れとしては読んでいて心地いい。作者の用意したレールに読者がついていくことが出来れば十分に堪能できる。ストーリー自体は基本的にさっぱりしていて嫌みがない。爽やかな話が小気味良く話が進むところも良かった。『個人的要望』
個人的には登場人物は何故そういう行動を取るかについては、御都合主義を感じる。キャラクターの心理描写があまり描かれないので、物語の過程を楽しむことができない。これには「もし、こうだったらいいのにな」という願望も入ってる。理想はキャラクターの細かな心の揺れを描いた作品なんだけど、別に「恋ヶ窪スケッチブック」が嫌いなわけではない。むしろ、好感をもっているくらいだ。好きだからつい、こういう風になればいいのにな、と文句を言ってしまう。タイトル | 作者 | 出版社 | 出版年度 |
恋ヶ窪スケッチブック @、A |
みずはらけんじ | 青磁ビブロス | 1996年 (@) |