バリアフリーについて

  最近よくバリアフリーという言葉を、見たり聞いたりしますが、一般には段差の解決、手摺の取り付け、
建具への配慮さえすれば、人にやさしい建物のような錯覚を、与えているような気がします。住環境整備
は、高齢者や障害者の身体機能障害の内容や程度により異なりますので、身体機能の低下を見据えた
上で、家庭内においては自立して生活の質(QOL)の向上を目指すことが出来るようにすることが、人間
としての尊厳を保つことになり、重要です。

 光について

  建築空間において、光はとても重要な要素の一つです。夜、帰宅する時、家から光が漏れているのを
見て、ほっとした経験があると思います。又、朝日がカーテンのすき間から、入って来るのを見ると、一日
の始まりを感じ、今日一日、頑張ろうという気持になりませんか?私はすき間から漏れて来る光を見ると、
すき間の向こうには、神秘な世界や希望があるような気がします。

 音楽について

 音楽には色々なジャンルがあり、好きな音楽をジャンルで決める必要はないと思います。私にとって
良い音楽は、演奏者の心が伝わって来る音楽です。優れた演奏であるかを判断するには、テクニック、
音色、曲の解釈など色々な要素がありますが、私は演奏に心がこもっているかどうかが、一番大切だ
と考えています。心がこもっていない演奏は、魂に響いてこない。
コラム

 このホームページのTOPに「住まいの診察所」と書いた訳について書きます。 私のアトリエは下町の
診察所を昔の面影や歴史を残しながらリノベーションしました。私は建築はお医者さんに似ているところが
あると思っています。 建築の場合は建物の悪くなったところや使いにくい所を改修し、使い易くします。
人間で言うと悪くなったところを手術や治療をして、治すようなものだと思います。
私は浅草で地元に根を下ろした建築家になりたいと考えています。

 クラーク博士の言葉について

 和室について

 まちづくりについて

 日本では高度成長期、再開発という名のもとに、古くなった建物は壊し、新たに大きな建物(ハコもの)
さえ建てれば、街は発展すると信じられてきました。 結果はどうでしょうか? 建物は立派ですが、周辺と
は調和がなく、街も発展したとは言えません。 まちづくりで大切なことは、住みたくなる魅力があるかどう
かです。その為にも、残しておきたい古い建物は残し、新しい建物と調和のある共存を図ることが重要だ
と考えます。又、まちづくりでは、住む人のコミュニケーションが重要になります。そこで昔の長屋のように
とは言いませんが、義理と人情を重んじて、人と人とのつながりを育てることが大切になります。

 K’s アトリエ

 色彩が人間に与える影響は、思っている以上に大きいようです。例えば暖色の部屋では時間の経過が
長く感じられ、反対に寒色系は時間を短く感じさせます。色には人間の生理や感情に及ぼす力があります。
住まいの色彩では、音楽と同じようにリズム、メロディ、ハーモニーが重要な三要素になります。
具体的には、ベーシック・カラー、調和を生むサブ・カラー、そしてアクセント・カラーの色の割合がポイントに
なります。又、居室の用途によりサブ・カラー、アクセント・カラーに適した色があります。

 屋根について

 屋根に対する考え方は、風土・地域・時代によって違います。ヨーロッパを旅すると、街全体が同じ色の
瓦で葺かれており、とても美しい景観を造っているのに気が付きます。 ところが日本においては、家々の
屋根は形・材質・色に統一性がなく、風景との調和は見られません。本来、建物は廻りとの調和も考えて
建てられるべきだと考えます。

 浅草について

 浅草では年間を通して、色々な催し物が開かれ、人々はそれによって、季節を感じることができます。
例えば5月の三社祭、7月の隅田川花火大会など...最近の浅草には新しい建物が多くなりましたが、
昔の空気を残している横丁や店も、少なくありません。そこからは浅草を愛している人々の思いが伝わ
って来ます。街の魅力は建物ではなく、まちの空気や人々の思いです。

私が感じた事柄について、建築に限らず書きました。私の考え方を知って頂ける助けになれば幸いです。

 あの有名なクラーク博士の残した「少年よ大志を抱け」という言葉には続きがあることを知りました。
その続きの言葉こそ、博士は伝えたかったのではないでしょうか?
「少年よ大志を抱け。お金のためでなく、自己顕示のためでなく、名誉という空しいもののためでもなく。
本来、人間があるべき姿のために大志を抱け。」 とても素晴らしい言葉で、私などはとても真似出来
ませんが、心を打たれる言葉です。

 日本の住文化の特徴の一つに畳があります。和室は、居間にも食堂にも寝室にもなる多目的な部屋で
す。住宅面積が先進諸外国に比較して小さい日本には、適していると思います。和室に座ると、視線の高
さも洋室での生活より低く、落ち着いた気持ちになれます。しかし高齢者にとっては、床座での生活動作は
負担になりますが、それでも私は日本の畳文化を少しでも残す方法で、解決したいと考えます。

 感動について

 私は日頃から、感動できる心を、いつまでも持ち続けていたいと考え、その為に,感性が衰えないよう
に心掛けています。感性は怠けもので、刺激を与えていないと、すぐに衰えてしまいます。私たちの廻り
には素晴らしい出来事が沢山あるにも拘わらず、つい見落してしまいがちですが、偶然それに出合った
時は、感動を覚えます。それは自然・美術・音楽・言葉.......

 住まいの診察所について

 日本には太陰太陽暦に基づいて季節を示す「二十四節気」という美しい言葉があります。日本人は
季節の移り変わりをとても大切に考え、そこに自然の美を感じていると思います。しかし現在では文明
の進歩や地球温暖化により、季節感が薄れて来ていますので、もう一度日本の自然を肌で感じるよう
に心掛けていきたいと考えています。

 二十四節気について

 色について