カメラ遍歴 1


フジペット
私が小学校5年生になったときですから、今から数十年前に父親から買ってもらった初めてのカメラです。
当時としてはモダンなデザインでしたが、内容的には子供向けのカメラで、単眼F11のレンズに絞りは快晴、晴れ、曇りと三つしかないため、簡単ではあるが失敗も多かった記憶があります。
しかし、ブローニーでしたので露出さえ決まれば、文句なしの写りになりました。


オリンパスペンS
中学に進み、二年か三年生の時に買ってもらいましたが、さすがにフジペットとは違い、小さいながら本物のカメラでした。
初めて手にしたときは、うれしくてなかなか寝付かれなかったものです。
しかし、写してみてがっかり。 ほとんどが手ぶれで、まともな写真は撮れていませんでした。
考えてみると、ブローニーとハーフ版のちがいは大きく、いくらレンズが優れていようと、解像度はフジペットの方が良かった。
またオリンパスペンは小さいので、手ぶれの原因となっていたようです。



ミノルタ SRT-101
高校生になった頃より、父親が持っていたSRT-101を時々使用させてもらうようになりました。
これは今までと次元が違い、構えて撮影する時はずいぶん大人になったような気がしたものです。
同時に、現像焼き付け機器も使えるようになり、写真の楽しさを知りました。
ただ気持ちだけは有っても、まともな作品は撮れた記憶がありません。
このカメラは、大学に進んだとき父親から譲り受け、10年以上トラブルなく使用しました。


ニコン F2A
SRT-101が少しくたびれてきたので、1980年に思い切って少し良いものを買うことにしました。
コンタックスRTS、ニコンF2Aのいずれかを選択しようとカメラ屋を訪れ、実物を見ていると大きく無骨なF2Aより、コンタックスの美しい無駄のないデザインに惚れ込み、RTSに傾いたのですが、店の主人からF2Aを勧められたため、あっさりとF2Aにしてしまったのです
ここで、自主性のなさが出てしまったのですが、手に入れてから23年あまり故障せず使い続けているのですから、正解だったと思います。
完全なマニュアルカメラで、露出のみ電気を使うので、回路故障による使用不能は有りません。
メカニズムのトラブルは当分修理可能とのことなので、まだまだ使い続けることが出来そうです。
ただ悲しいかな、デジカメを手に入れ、その便利さに負けた私は、最近F2Aを持ちだす機会がほとんどなくなってしまったことです。
モルトも少しべたつき、オーバーホールする時期が来たようです。
信頼性の点では、これ以上のカメラはおそらくないと思いますが、モータードライブを装着し、半日もって歩くと、肩こりに悩まされるのは、唯一の欠点かもしれません。


ファインダーの作りは、まさに精密金属加工の極致と言っても過言ではないでしょう。
時々用もないのに、外したり、装着したりして見たくなるほどです。


チタン幕の横走りフォーカルプレーンシャッターは、2000分の1秒までですがメカニズムとして美しい。
ただ、カーンというかん高い音だけは、艶消しです。
別のコーナーでF2Aを詳しく紹介します。



ニコン FE
1982頃に、知り合いから新品同様のFEを、15000円という当時としてはただ同然の値段で譲り受けました。
ほとんど新品状態でしたので、サブカメラとして20年以上フルに使用しています。
1983年から山登りに目覚めた私は、F2Aを携帯して、あまりの重さでひどい目に遭ってから、FEのみ山で使うようになりました。
AEも有るし、たとえバッテリーが切れても使える安心感が有りました。



写真を見てもらうとおわかりのように、外観はぺこぺこになっています。
これは、アルパインクライミングにのめり込んだ私が、必ずと言っていいほどクライミング時に持参し、いやと言うほど岩にぶっつけたからなのです。
本チャンの緊張時には、カメラをかばう余裕など有りません。
今日まで2回ほどシャッターが切れなくなり、修理し、現在3回目の故障中で、おそらくこのまま永遠の眠りにつくことになりそうです
ただの金属塊になったとはいえ、生死を共にしたFEを手放す気にはなりません。


ニコン EM
1984年に手に入れ、まもなく手放してしまいました。
手に収まるくらいのサイズで、とても使いやすかったのですが、何故か愛着がもてなかったのです。
しかし、今考えると実にもったいないことをしたと後悔してしまいます。

カメラ遍歴 2

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